ムシモンオオクワガタ飼育開始のお知らせ
この記事では、私がムシモンオオクワガタ成虫の飼育を開始したことについて記述させていただきます。
はじめに
私は非常に小規模なクワガタ飼育をしており、オオクワガタ幼虫の菌糸ビン飼育をしていたのですが、先日パプアキンイロクワガタ成虫を購入して増種したところでした。
jbwideandshallow.hatenablog.com
飼育スペース的にも、又、やっとの想いで家族にパプキンを購入したことを告げて飼育を始めたこともあり、もうこれ以上は個体を増やせまいと思いました。
しかしその矢先、ほとんど衝動買いという感じで思い立ってから間もなく購入してしまいました。
誠に申し訳ございません。
なぜムシモンオオクワガタか
実は以前から、テラリウムでクワガタを飼育する通称クワリウムなるものを製作してみたいと思い、頭の中では構想を練っておりました。
詳しくはもし実現しましたらまたご紹介させていただければと考えているのですが、
・ 省スペースであること
・ 飼育用ではなく短時間の観賞用であること
を考えています。
普段は小さなテラリウムであり、観賞の際にだけクワガタを投入する方針です。
これならテラリウムとしても普段からディスプレイしておけますし、ゼリーも与えないので(飼育ケースとしての)清掃の必要もありません。
まずは小さなテラリウムから始めて、感覚を掴めれば少し大きなものに挑戦してみたいと考えています。
小さなテラリウムを作るのはいいのですが、そうなるとオオクワガタでは手狭になる気がしました。
それで悩んでいたのですが、「それならオオクワガタの方も小さくしてみよう」と唐突に思い付き、肝心のテラリウムは全く製作していないのに購入してしまったのがムシモンオオクワガタでした。
✳︎追記:ムシモンを飼育してみて、その魅力について記事にしています。
jbwideandshallow.hatenablog.com
ムシモンオオクワガタについて
先輩飼育者の皆様方はご存知かと思いますが、一応ムシモンオオクワガタについてまとめさせていただきます。
【成虫飼育】
・ イタリア・サルディーニャ島に生息
・ 体長20〜30mm
・ 成虫寿命1〜3年
・ 成熟期間1〜2ヶ月
・ 越冬可
・ 極端な温度でなければ常温飼育可
・ マットを敷いてゼリーを入れておけば基本OK
・ 乾燥に弱くマットの水分は多い方が良い
【産卵】
・ マットに産卵する
・ 1週間程度ペアリング後、産卵セットへ
・ 産卵数は多い
・ 産卵時のマットの水分も多い方が良い
【幼虫飼育】
・ マットでOK
・ 飼育ケースは小さくてよいが要マット交換
・ マット切れを防ぐためにあらかじめ多めのマットで多頭飼育でも良い
・ 幼虫期間は温度管理下で半年〜1年弱くらい
ムシモンオオクワガタ飼育開始
ムシモンオオクワガタを1ペアだけ購入しました。
飼育はそれぞれ単独で行うこととし、ケースはセリアで購入しましたプッシュポットなるものを使用します。
蓋にはまたピンバイスで空気穴を空けまして、タイペストシール の代わりにサージカルテープを貼り付けています。
マットはダニ対策のためハスクチップを使用しています。
実際に手に取ったり、飼育ケースに入れてみたりしますと、♂♀ともかなり警戒心が強いと申しますか、臆病な性格に感じました。
手に持つとジタバタと逃れようとしますし、ケースに入れましてもすぐにマットに潜って隠れてしまう感じです。
あっという間に見えなくなりました。
飼育開始しての雑感〜ブリードは
本当に小さいオオクワガタという感じです。
この小ささが魅力と感じるか、そうではないかはちょっと分かれるところだなと感じます。
私は前述のクワリウムの件もあって納得していますが、特に小さいクワガタが好きな方でなければ、ただの小さなオオクワガタとして魅力を感じないかもしれません。
まして国産オオクワガタの大型個体に見慣れている方は物足りなさを感じてしまいそうです。
だからというわけではないのですが、私自身も今のところブリードしようという気持ちまでには至っていません。
ムシモンオオクワガタの産卵は比較的容易なようで、産卵数も多いそうですが、もちろん飼育スペースの問題もありますし、寿命も長いので増える一方になってしまいます。
又、私の場合先日小さいですがパプアキンイロクワガタの産卵セットも組んでいますので、こちらを蔑ろにすることはできません。
jbwideandshallow.hatenablog.com
無事に生きていてくれれば、オオクワガタ並みの寿命もありそうですし、本当にテラリウムを製作した暁には、活躍してもらいたいと考えています。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。