JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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クワガタ成虫管理マットを考える-その2

    この記事では、クワガタ成虫の管理用マットについて記述させていただきます。

 

はじめに

    以前、成虫管理マットについて拙い記事にさせていただきました。 

※追記

    さらに成虫管理マットやダニのことについて関連記事を作成させていただきました。

     先の記事では、マットについていわゆるヒノキチップを採用しており、現在も使用しているのですが、他のものを使用することが多くなってきましたので改めて記事にさせていただきました。

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マットの条件

    成虫管理用マットに対する考え方は飼育者様それぞれのお考えがあるかと思います。

 私の場合の条件は、

  ・ ニオイが少ない

  ・ ダニ、コバエの発生を抑える

  ・ 低コストである(交換に躊躇しない)

というところでした。

マット候補

    前記条件を鑑みますと、以下のマットが候補になるかと思います。

・ ヒノキチップ

・ ヒノキマット(ヒノキチップを細かくしたもの)

・ ハスクチップ

・ ジャングルマット(ハスクチップを細かくしたもの)

 

    ヒノキチップ(マット)はその名のとおりヒノキが原材料でして、いわゆる針葉樹マットということになります。

    針葉樹系の方がダニ等の発生が少ないと言われています。

    よくハムスター等の小動物用として販売されています。

 

    ハスクチップ(ジャングルマット)はヤシガラが原材料ということで、こちらも針葉樹系ということになろうかと思います。

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    これらの価格を比較しますと、

・ヒノキチップ-10L 500円前後

・ハスクチップ-10L 800円前後

と、ヒノキチップの方が若干安い印象です。

    双方ともマット状の粉々に加工してあると若干高くなるかと思います。

 

※追記(2019.6)

    ハスクチップについてはダイソーでも見かけるようになりました(2L/100円)。

    嬉しいですね。

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広葉樹系のマットはどうか

    広葉樹系のマットや、土のような腐葉マットのようなものは、どうしてもダニ等の発生は仕方がないのではないかと思います。

    又、マットの臭いもやはり気になる方は気になると思いますし、飼育している身でそうなのですから、ご家族などはさらに気になるのではなかろうかと思います。

    それでもやはり、本来ワイルドのカブトムシやクワガタは広葉樹に集まり広葉樹の周辺で生息していると思いますので、よりクワガタ達のことを考えてあげるなら広葉樹系マット、ということになるのかもしれません。

最近はハスクチップを採用

    私の場合ですが、最近では成虫管理にハスクチップを使用することが多くなりました。

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防ダニ・ハエ性能

    防ダニ・ハエの観点では、ヒノキ、ヤシガラ双方あまり差はないのではないかと思います。

    今のところ双方とも発生したことはありません。

保水性

    保水性では、ハスクチップの方が良さそうです。

潜りたければ潜っている

    以前ハスクチップの採用を見送った理由の1つに、クワガタがマットに潜りたくても潜らないのではないかと考えていたこともあったのですが、使用してみると潜りたい時は潜っているようです。

生体がマットまみれにならない

    ハスクチップは固形ですので、生体がマットまみれになって汚れてしまうということはありません。

転倒防止材がいらないのでは

    そして、最近ハスクチップを多用している大きな理由ですが、転倒防止材がいらないのではないかなということです。

    とりあえずケースにハスクチップを入れれば、マットは平らではないのでどこかしらに掴まるところがあり、ひっくり返って起き上がれなくなっているところは見たことがありません(その限りではないかもしれません)。

    むしろジャングルマットを敷いたケースでは、転倒防止材としてハスクチップを入れています。

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100均で購入できる

    少なくともセリアでは、観葉植物用に販売されていました。

    少量なのですが、私のようなごく小規模な飼育者は、「ちょっとだけ欲しい」「大量購入してもストックしておく場所もない」ということが結構ありまして、これが意外に助かったりすることがあります。

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※追記(2019.6)

    先述のとおりです。

    ハスクチップについてはダイソーでも見かけるようになりました(2L/100円)。

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    以前記述させて頂いたセリアのものより明らかにコスパが良さそうです。

ハスクチップのデメリット

ゼリーが不安定

    まずマットが平らではないので、ゼリーを置いても不安定になると思います。

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    それが理由なのか、ゼリースプリッターで半分にした場合も、十字切り込みを入れた場合も、非常に食い散らかすようになった気がします。

    そうなるとゼリーで汚れてしまうので交換頻度も上がります。

    土台にゼリーを入れればいいのかもしれませんが、小さいケースで管理している個体は土台を入れるスペースもなかったりします。

値段が若干高い

    別にそう高くないのですが、前述の「躊躇なく捨てられる低価格」という意味合いでは、若干高く感じます。

    そういう意味ではヒノキチップの方が気にせず使っていました。

 

 

 

    マットは好みやコスト等、人それぞれのお考えがあろうかと思います。

    又、カブクワの種や用途によってまた変わってくるかと思います。

    私自身も、ここまでハスクチップのことを主に記述して参りましたが、先日組んだパプキンのペアリングセットや、オオクワガタの越冬ケースにはジャングルマットを使用しました(成虫管理とはまた意味合いが変わってしまいますが)。

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    私も今後の飼育を通じてまた検討しながら決めていければと思っています。 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。 

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