JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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オオクワガタのペアリングセット製作【オオクワガタブリード】

    この記事では、オオクワガタのペアリングセットを製作しペアリングを実施したことについて記述させていただきます。

はじめに

    我が家には、以前能勢YG血統ということで購入し、越冬させていたオオクワガタが1ペアおります。

jbwideandshallow.hatenablog.com

    以前はこのオオクワペアから是非ブリードしたいと考えていたのですが、先にパプキンのブリードを実施してしまいました。

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    これにより、我が家の極めて小規模な飼育スペースを圧迫してしまい、オオクワガタのブリードを躊躇することになってしまいました。

    しかしながら、とりあえずペアリングは実施してしまわなければ、いざ産卵させたいと思ってもスケジュールが後手後手に回ってしまうと以前から考えておりまして、今回作業時間が確保できたことから、ペアリングを決断した次第です。

    とはいえ、躊躇しているなどと言いながら、私とすればやはり「ついにオオクワガタをペアリングする時がきた…!」という大きな喜びの感情があります。

種親について

    改めまして今回ペアリングする種親について先にご紹介させていただきますと、

♂→81mm

♀→53mm

でして、2017年6月羽化の個体になります。

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ペアリングセットの方針

    いわゆる「ハンドペアリング」に近い方法で実施します。

    パプキンやムシモンオオクワガタの時のようにしばらく同居させようかとも思ったのですが、比較的温厚なオオクワガタとはいえ、パプキンらとは違い事故の恐れがあります。

    私のようにひっそりとクワガタ飼育している者は、思った時に解除する作業時間が取れない恐れもありますし、私の管理下においてペアリングしてもらうことにしました。

ペアリングセット製作

    ペアリングセットと申しましても、短時間になりますので、ケースに足場だけ設置することにしました。

    ケースは以前から飼育ケースとして使用している、ダイソーで購入した「ネジ式パック」を使用します。

    容量590mlのものです。

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    足場もダイソーで購入したコルクを使用し、ケースに合わせて切断します。

    たまたま800ccの菌糸ビンの蓋で型取りしましたら、今回のケースには丁度良いサイズでした。

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    足場にコルクを敷く手法は、ひろパパ様のブログで拝見したものを参考にさせていただいております。

    勉強になります。

blog.livedoor.jp

オオクワガタペア投入

    オオクワガタペアを投入してみます。

    サイズ的にはギリギリな感じですが、短時間のハンドペアリングですので、こんなものでしょうか。

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    さすがにパプキンの時のように、すぐには始まりませんでした。

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そしてペアリングへ

    方法的にはハンドペアリングに近いと思うのですが、あまり触らずにご本人達に任せ、様子を見ておりました。

    すると♂の様子が段々と変わってまいりました。

    ♀に向かってさっと身構えるような動きをしたりして、最初は見向きもしない♀に怒って威嚇しているのかと思いました。

    正直このオオクワガタの飼育を始めまして、この♂が機敏に動くのを初めて見ました。

    しかし、よく見るとアゴひげが小刻みに動いたりして、素人目にも♂のモードが変わったのがわかりました。

    これは始まりそうだなと思って観察しておりますと、♂は♀の上に乗ったりすることなく、横から腹部を近付けて交尾を始めようとしますが、すぐには成立しません。

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    その後も何度か♂から試みるのですが、なぜか生殖器を♀の顔や胸部に当てたりして、なかなか成立しない時間がしばし続きました。

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    とはいえ、♂はがんばりまして、♀の方も特段拒むこともなく、ペアリングセット投入から30分もしないうちに交尾が成立したようでした。

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    交尾している時間は10〜15分程度というところでしたが、その後しばらく放置していた際も数回交尾しているようでした。

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    10分程度の交尾でちゃんと成立しているのかわかりかねますが、交尾はしていたように見えました。

    当初はハンドペアリングした上でさらに同居させようかとも考えてはいたのですが、一応数回目視もできたことで良しとし、とりあえず一旦個別管理に戻すことにしました。

産卵はどうするか

    いろいろと先輩飼育者の皆様のブログ等を参考にさせていただくと、オオクワガタは警戒心が強く、なかなか明るい所で目視していてはペアリングしてくれないという方もいらっしゃいましたし、今回目前で確認できたということで、非常にありがたかったと思います。

    本当にいろいろなことを経験させてくれてありがたいペアです。

 

    今回、今後のスケジュールのことも考えましてペアリングは実施したのですが、産卵をどうするか真剣に検討しなければなりません。

    産卵させるとすれば、言うまでもありませんが産卵させるからには責任もって飼育しなければならないと思っています。

 

    いずれにしても、今回もお陰様で勉強になりました。

    ♀にはとりあえずゼリーを食べてしばし休息を取っていただきます。

 

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。