ムシモンオオクワガタの産卵セット製作について【ムシモンブリード】
この記事では、ムシモンオオクワガタの産卵セットを製作したことについて記述させていただきます。
はじめに
以前ご紹介させていただいたのですが、私はムシモンオオクワガタ成虫を1ペアだけ飼育しています。
jbwideandshallow.hatenablog.com
先の記事のとおり、私がムシモンを購入しましたのは元々は将来的に小さなクワリウムを製作した時にオオクワガタの代わりに活躍してもらおうと思ってのことでした。
ですから、ペアで購入したもののブリードする気はあまりなく、製作した超簡易クワリウムに入ってもらったりしていました。
しかし、先日このペアのペアリングを実施してしまい、今回産卵セットを製作するに至りました。
今回あくまで産卵セットを製作しただけで、未だブリードがうまくいく保証は全くないところですので、ご了承いただければ幸いです。
種親について
ムシモンの場合、サイズ等はあまり気にするところではないかと思うのですが、
♂→30mm
♀→27mm
になります。
2017年9月羽化の個体です。
一応越冬した個体ということになります。
写真だと分かりにくいですが、オオクワガタみたいなフォルムなのに非常に小さいです。
ペアリングの実施
ブリードする気はなかったものの、クワリウムに入れた際にペア揃っても潜ってばかりでして、全然反応がなかったのを見て一抹の寂しさを感じたのを切っ掛けに、なんとなくペアリングしてしまいました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
もちろん、当時からもしかしたらブリードするかもしれないという前向きな理由もありましたし、比較的寿命の長いムシモンですが万が一のことがあるかもしれないという理由もありました。
産卵させる決心
まずは私自身、やはりせっかく飼育するからにはブリードしたいと思ったからになります。
又、我が家で問題となる飼育スペースのことですが、そもそも小さいということと、幼虫飼育も多頭飼育で対応できそうな気がしました。
そして、いざそれなりに産んでくれた時の余品の問題ですが、私は生きた成虫を〆たりはすることができませんので、これはもう開き直りまして、どうしても手に負えなければ人にお譲りするなりするしかないのかなと考えています。
又、そうなってきますとパプキンの方も無事成虫になって手に負えなければ手放すことを考えなければならないかもしれません。
産卵セット製作
今回の産卵セットはこちらのケースで製作してみます。
ダイソーで購入しました、「さとう保存パック(1.7L)」です。
深さのあるタッパーのような容器です。
小さいものの、それでもパプキンの産卵セットを製作した時に使用したケース(590ml)よりは大分大きくなります(この時パプキンは20個強産卵してくれています)。
これは特段パプキンの時より気合いを入れたというわけでなく、せっかく産卵セットを組むので、(種は違うわけですが)前回と違うセットを組んでみようというものです。
マットはパプキンに使用した、月夜野きのこ園様の「きのこマット」の余りを使用します。
ムシモンの産卵はある程度発酵が進んだマットならどのようなものでも良さそうですが、湿度を高めにするというのがポイントのようです。
いつもの「強く握ったら固まる程度」では水分がやや少ないということです。
ただ、あまり加水し過ぎてマット劣化やダニ発生を促進しても嫌だなという思いがあります。
加水しながら、何度かに渡ってマットを詰めます。
また「すりこぎ」を使用して上からプレスしまして固詰めにします。
結局1Lライン辺りまで詰めました。
♀が潜る坑道を掘ってあげて、マット上には転倒防止材としてダイソーで購入した鉢底マットを敷きます。
♀の投入
製作しました産卵セットに♀を投入してみます。
坑道に頭を入れてあげると、すぐに潜っていきました。
これにてムシモン産卵セットの完成です。
産卵セットを製作してみて
今回も控え目なサイズで産卵セットを製作したつもりでしたが、よく考えましたら、これを普通のオオクワガタ♀に換算しますと、もしかしたら結構なサイズのセットなのかもしれないと後になって思ってしまいました。
でも組んでみましたら、多く産んだら産んだでなんとかしようと思いますし、産まなかったら産まなかったで仕方がないかなという、一層開き直った気持ちになりました。
後先考えず、どうするかはムシモン♀にお任せします。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。