オオクワガタ幼虫飼育-菌糸ビン3本目投入後約1〜2ヶ月の状況
この記事では、オオクワガタ幼虫飼育に関し、菌糸ビン3本目投入後約1〜2ヶ月の状況について記述させていただきます。
なお、幅がありますのは、交換の時期が若干ずれているからになります。
はじめに
我が家ではごく少数のオオクワガタ幼虫を飼育しています。
幼虫で購入したものであり、ここまでの飼育状況は僭越ながら過去記事に記述させていただいております。
jbwideandshallow.hatenablog.com
昨年夏から飼育を始めまして、先日3本目への交換を終え、あとは無事に蛹化、羽化をしてくれるのを待つばかりというところまできました。
ここまでの飼育状況
参考までにここまでの飼育状況をごく簡単にまとめさせていただきます。
なお、購入のタイミングから、継続的にブリードしておられる先輩方より若干スケジュールが遅れていることになろうかと思いますので、ご了承いただければ幸いです。
・ 8月下旬初令で菌糸ビン1本目(800)に投入
・ 11中旬菌糸ビン2本目(1100)に交換
・ 10月中旬頃から加温しており、概ね 23〜25℃程度で管理
・ 12月下旬から温度を下げ、常温(概ね16〜18℃程度)で管理
・ 1月下旬から加温再開し、数日かけて21℃に
・ 3上旬菌糸ビン3本目(1400)に交換
・ 現在23〜25℃程度で管理中
・ 3本目交換時♂22g、21g
3本目交換時♀14g、10g
飼育に際しては、一応発泡スチロール箱の簡易温室とマルチパネルヒーターを用いて温度管理しています。
又、セミ化を防ぐための「冬を感じさせる温度」ということで1ヶ月程度温度を下げていました。
3本目への交換後約1〜2ヶ月の状況
今季の私の場合、「昇温→3本目交換」となりましたので、この2点で蛹化スイッチが入ってくれないかなという思いでいたところ、時期的にはうまくいっていれば、どの個体も蛹化の時期に入ってくれているものと思います。
ですから、臆病な私はあまり頻繁に様子を見ることができていないため今回画像は少なめとなりますのでご了承ください。
概ね蛹室らしきものを形成している
様子を見ますと、概ねどの菌糸ビンでも蛹室を形成し、幼虫はそこに留まっているように見受けられます。
ただ、私のイメージではもっと菌糸ビン側面から見えるように蛹室を作ってくれるように思っていたのですが、見えにくい菌糸ビンばかりになっています。
又、これも私のイメージでは蛹室はもっと菌糸ビン下部に形成されると思っていたのですが、いずれも画像のように上部にあります。
理由はわかりませんが、我が家の簡易温室の熱源であるマルチパネルヒーターが下にありますので、マルチパネルヒーターとは直接接してはいないものの、菌糸ビン内部の下部は温度が高すぎるなど、何か問題があるのかもしれません。
幼虫にシワが寄り前蛹っぽくなっている
見える限りでは、幼虫は前蛹になっているようです。
こういうのを見たら尚更経過観察したくなってしまいます。
しかしあまり動かすのも恐いので我慢します。
そして蛹化した個体も
恐れながらも様子を見ていますと、どうやら♀1頭が蛹化してくれたようです。
脱ぎ捨てられた皮らしきものが若干見えています。
この個体は、たまたま前日に様子を見たら仰向けでいかにも蛹化しそうだななどと思っていたところ、翌朝に蛹化しているのを確認したものになります。
蛹化する様子も是非見てみたいですが、蛹化も羽化も深夜帯に行われることが多いようです。
蛹化時期を迎えてみて
少なくとも1本は蛹化しているのを見ることができまして、個体差はあれど、やはり時期的にはそのような時期に入ったのだなと確認することができました。
無事にいってくれれば、あと1〜2ヶ月程度でそれぞれ羽化して成虫になってくれるのだと期待しています。
他の♂の個体なども、蛹室らしきものはあるのですが、菌糸ビン側面がクリアな状態になっておらず、幼虫の姿まで確認することができません。
前蛹か蛹になっていることを祈ります。
できれば人工蛹室で観察してみたい
これは余談ですが、できれば1頭でもいいので、人工蛹室に移してみたいという思いを密かに持っています。
これは専ら経験と観察のためです。
今後のブリード時のハプニング対応のために人工蛹室を作って羽化させる経験をしておくことは悪いことではないと思いますし、何より純粋に羽化への過程を観察してみたいという思いもあります。
しかし、当然安全に羽化させられるかという問題があり、私の興味本位のような行為で羽化不全等を招いては元も子もありませんので、また慎重に検討してみたいと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。