【祝】オオクワガタ♂の羽化について-オオクワガタ幼虫飼育
この記事では、飼育しておりましたオオクワガタ幼虫が無事羽化したことについて記述させていただきます。
はじめに
我が家では、ごく小規模にオオクワガタの幼虫を飼育しておりまして、蛹化しておりましたので先日人工蛹室に移しておりました。
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そして、見守りを続けていたのですが、先日無事に羽化してくれました。
この記事を作成している時点でまだ固まりきっておりませんが、とりあえず羽化までくることができまして、皆さまには色々とアドバイス等をいただきましてありがとうございました。
又、専ら観察のために製作していた人工蛹室ですが、羽化の様子をある程度観察することができ、大変貴重な様子を観察することができて、勉強になりました。
多くのクワガタをブリードしておられる皆様は見慣れた光景かと思いますが、下記のとおりまとめさせていただきましたので、ご了承いただければ幸いです。
ちなみに我が家には♂幼虫が2頭だけおりましたが、現時点で2頭とも羽化に至っています。
羽化個体について
いずれも菌糸ビン飼育でして、3本返しです。
体重については、
・ 血統不明→21g
・ 能勢YG →22g
となっていました。
いずれも小さいのはご愛嬌ですが、いざ蛹になってみると血統不明個体の方が大きくなっておりました。
なお、その血統不明個体の方が先に羽化した上、観察することができましたので、下記の画像はその個体のものがほとんどになります。
羽化開始の状況
蛹化しましてから、蛹の様子を毎日見ていたのですが、次第に色付きまして、いかにも間もなく羽化という状況になりました。
結局このように「間もなくかな」と感じた翌々日に羽化いたしました。
この個体については、羽化は午前1時前頃に始まりました。
始まって比較的間もないと思われるタイミングで気付きまして、それから2時間ばかり観察していました。
羽化の様子
私が気付いた時点で、すでに背中が割れて、上翅の一部が出ていました。
又、脚はほとんど出ていまして、脚を使いながら皮を脱いでいっています。
さらに腹部を振りながら腹部の皮を脱いでいきます。
この辺りまではスムーズだったのですが、右側の上翅はとっくに出ているのに、左側の上翅の皮が一向に取れず、明らかに手こずっていました。
なかなか皮が取れず、その左上翅も歪んできてしまっているのが見てとれました。
いつまで経ってもこの皮が取れませんので、「手は出すまい」と思っていたのですが、ピンセットで左上翅を中心とした皮を慎重に取りました。
左上翅にディンプルと言いますか、筋が入ったようになってしまいましたが、無事伸びきってくれたようです。
この時点で酷い羽パカ等もなさそうなことがわかります。
下翅が概ね伸びたところで、さすがに深夜でしたので観察を終了しました。
人工蛹室から除去した蛹の皮です。
アゴの部分もありました。
翌朝様子を見ましたら、下翅がまだ収まっていませんでした。
翅部分は羽化に手間取っているように見受けられましたので心配していたのですが、その日の夜には無事収まっていました。
さらに翌日には黒くなってきていました。
※羽化状況まとめ画像
もう1体の個体について
上記の個体がこのような状態の中、もう1体の方は2日遅れて羽化が開始しておりまして、20時頃に様子を見た時にはこのような状態まで進行しておりました。
孵化日はもっとズレているわけですが、温度を上げたり下げたりという温度管理が同じですから、蛹化スイッチも同じ頃に入っているのでしょうか。
自己ブリードではございませんが、昨年から飼育してきた幼虫が羽化してくれて非常にうれしいです。
又、間近で羽化の様子を概ね観察できましたのも、非常に幸運でした。
いい経験になりました。
まだ大人しくしていますので、あとは無事に活動開始してほしいです。
ちなみにサイズについてですが、まだ計測していません。
結局血統不明個体の方が明らかに大きく羽化しています。
私は経験不足で見た目では何mmくらいか検討がつかないのですが、実物を見ますと、「思ったより大きい」と感じるのですが、我が家の81mmの個体を見ますと、「やはり80mm台は大きいな」と感じるというところです。
それでも十分立派に羽化してくれてうれしいです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。