【訃報】インターメディアツヤクワガタの死去について〜標本製作・展足まで
この記事では、我が家で飼育していましたインターメディアツヤクワガタが死去したことについて記述させていただきます。
又、標本にすべく展足作業まで実施しました。
はじめに
我が家では、観賞用にインターメディアツヤクワガタの♂1頭を飼育していました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
ブリードを目的としておりませんでしたので春頃単品で購入しまして、我が家での活動は約半年ということになりました。
我が家のインタメについて
過去記事のとおりとなりますが、こちらはWDということで購入しまして、サイズは93mm位かと思います。
元々は私の増種候補には全く入っていなかったのですが、売り出されているのを見ましてそのフォルムが気に入ってしまい、厳しく増種制限をしている我が家においてほとんど衝動買い的に購入してしまったのでした。
私のような初心者には圧倒されるようなサイズ感でして、ちょっと私のキャパシティを超えたなと思えるほど立派なクワガタでした。
WDということだからなのかダニの付着が酷く、ダニ取りマットの効果を検証したのも大変勉強になりました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
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我が家ではあまり日の目を見なかったといいますか、もっとメインスタンドに立ってもらっても良かったなと、やはり☆になってしまってから惜しくなってしまいます。
今後もしまた飼育する機会がありましたら、我が家の目立つところでクリーンアップとして活躍してもらい、又、ブリードにも挑戦できればと思います。
ありがとうございました。
標本製作作業1回目(失敗)
さて、インターメディアツヤクワガタを衝動買いした理由の1つには、☆になった暁には標本にしたいという考えがありました。
☆になっていることに気付きましたのは、長く見積もっても死去から数日の内のことでしたので、これまでと同様、素早く初期作業をすることにしました。
まず軟化と洗浄の意味を込めまして、お湯に1時間程度浸けました。
そしてざっと展足しました。
この作業を始めたのが(☆になっていることに気付いたのが)もう深夜でして、もう寝なければならなかったので急いで行いました。
作業時間は多分10分か15分です。
就寝前に急いでやったわりにはなんとか形になりましたので、防腐処理として酢酸エチルを含ませた紙と一緒にタッパーで密閉しました。
ちなみに酢酸エチルはいつも通り、100均で購入した除光液です。
しかしこれが失敗でした。
勉強不足でお恥ずかしいのですが、酢酸エチルで標本個体の土台にした発泡スチロールが溶けてしまいました。
知識がおありの方からすれば当たり前のことかと思いますが、これまではコルクボードを土台にしていたこともあり存じませんでした。
紙と発泡スチロールの間には鉢底ネットをかましてあったので直接触れていなかったはずなのですが、こんなことになってしまいました。
当然、針はメチャクチャになり、展足は崩れてしまいました。
標本製作作業2回目
急いでやった展足は崩れてしまいましたので、防腐処理からちゃんとやることにしました。
これに際しましてSNSで標本製作にお詳しい方からアドバイスもいただきまして、本当にありがとうございました。
再度酢酸エチルを使いまして、防腐処理を行いました。
その後、お湯に数時間浸けて軟化しまして、再度展足です。
今度はもう少し真面目に展足しました。
最近パプキンばかり展足していましたので、「でかいな〜」と思いながら展足しました。
ちなみに初心者の私の作業ですのでなんの参考にもなりませんが、今回は
アゴと腹部を固定
↓
触角を固定
↓
前足
↓
後足
↓
中足
という順に展足しました。
傾いていますね…また修正したいと思います。
結構「それなりに展足できた」と思っても、写真に撮ってみますと歪んでいるところに気付いたりします。
あとは乾燥させますが、今回は比較的大型のクワガタということで、いつもの100均シリカゲルではなく、タンス・衣装ケース用の除湿剤を用意しました。
タッパーに入れて乾燥させます。
2ヶ月くらい乾燥させることになろうかと思います。
ということで私の拙い展足を晒しまして申し訳ございませんでした。
しかし、ブリードしていなかったこともあり、当ブログでインターメディアツヤクワガタのことを記事にすることも少なかったように思いますので、今回は記録と記憶のために記事にさせていただきました。
ブリードしておりませんでしたので、生態的な経験や感想を述べることはできないのですが、大型ながらスラリとしたフォルムにツヤのある身体は非常に格好良いものでした。
先述しましたが、もしまた飼育する機会があればブリードにも挑戦してみたいです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。