初めての展翅標本【種親パプキン♂の訃報】
この記事ではパプキンブリードの種親♂の死去に伴う訃報、及び初めての展翅標本を製作したことについて記述させていただきます。
はじめに
我が家では小規模ですがパプキンことパプアキンイロクワガタをブリードしておりまして、現在産卵には成功し、幼虫飼育中になります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
ブリードの方はこれまでも苦労続き、現在も前途多難なのですが、ブリードについてはまた改めて別記事でご紹介させていただければと思います。
このほど、このブリードに使用した種親が急死してしまいました。
非常に残念です。
しかし、少ないですが子孫を残してもらえて良かったです。
ということでいつもの如くこちらのパプキン♂を標本にしようと思ったのですが、今回は初めての展翅標本にしてみることにしました。
展翅標本を製作するきっかけ
ささいなことからなのですが、死亡時に下翅がはみ出していたからになります。
たまにこうやってお亡くなりになる個体を見ます。
最期の足掻きで、力を振り絞って羽ばたいた後に息絶えるのでしょうか。
いずれにしましても、ただ翅を除去してしまっては面白くありませんし、いつか展翅標本を製作してみたいと思っていましたので、今回チャレンジしてみることにしました。
なお写真について
色虫の写真になりますので、一応参考までに触れさせていただきます。
以下標本写真が出て参りますが、バックが白いものは以前Amazonで購入した撮影ボックスを使用しまして、
canon x5
EF 50mm f/1.8 Ⅱ(エクステンションチューブ使用)
で撮影しております。
撮影後の画像は色や露出等は編集していません。
展足・展翅
展翅しつつ、展足します。
なんとかがんばってこのような状態で乾燥しました。
そして完成へ…
どうでもいいのですが、私がいつも項目に「そして〇〇へ…」と書くのはドラクエ3のサブタイトル「そして伝説へ…」からつい拝借してしまっています。
ということで、1週間程度乾燥させ、固定していた針を外してみました。
針を外してみた
針を外してみたところ、とりあえず無事乾燥はしているようでした。
しかし、足も羽も左右対称になっていませんね…。
いつも針を外してズレているとガクッとくるのですが、今回は羽を傷めたりしても嫌ですので、現段階では良しとすることとしました。
標本箱に収める前に写真撮影します。
初めての展翅標本につき、写真が多めになっていますがご了承頂ければ幸いです。
さらに角度を変えてみる
思えばパプキンをじっくり撮影するのは初めてです。
せっかくですので、もう少し角度を変えて寄ってみます。
するとやはり体色の印象がまた変わります。
標本箱に入れてみる
今回開翅したことにより高さが出まして、いつもの100均標本箱には収まらないことが目に見えていましたので、いっそ今回は全然違うケースにしてみました。
展翅標本を製作してみて
まず一言申し上げますと、製作してみて良かったです。
いつもの標本と違う迫力がありますし、眺めていてもおもしろいです。
又、展翅標本に関しては個人的にはパプキンのような小型甲虫の方が、大型のものより趣きがあっていいような気がします。
また今後も気が向いたら展翅して標本にしたいと思います。
最後に、製作に際してご教示くださった方、本当にありがとうございました。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。