オオクワガタ♂隠れ家のその後2-オオクワガタの越冬(冬眠)について
この記事ではオオクワガタの隠れ家(インセクトシェルター)を設置したその後、又、今季の越冬(冬眠)について記述させていただきます。
はじめに
我が家は非常に小規模ですがオオクワガタ成虫を飼育しておりまして、以前シェルターを設置したことをご紹介させていただきました。
こちらのその後の使用状況についてです。
又、昨年越冬させようとしてもオオクワガタがウロウロして苦労した越冬についてですが、今季の我が家では特に対処しないことを考えておりまして、これについても触れさせていただきます。
隠れ家設置について
以前シェルターを設置したことについて記事にさせていただきました。
こちらの記事でも簡単にご紹介しますと、
・ 観賞魚用
・ 爬虫類用
のものになります。
詳細は前記過去記事のとおりとなりますが、元々は、「シェルターを設置すれば、マットに潜ろうとしてゼリーをひっくり返すことを防げるのではないか」と考えたことが使用のきっかけでした。
又、未だ全く手を付けていないクワリウムにおきましても、シェルターを設置することによってレイアウト破壊を防ぐことができるのではないかと思っています。
使用感について
我が家ではわずか2頭にシェルターを設置していまして、なかなか統計的に考えることはできないのですが、少なくとも我が家においては、2頭とも常にシェルターに入っています。
オオクワガタの習性からすると当然なのかもしれません。
私の当初の目的であった、要はケース内をくちゃくちゃにしてほしくないという目的につきましては、この数ヶ月間は叶っていることになります。
ただし、常にオオクワガタの姿を見ていたいという目的には沿わないということになります。
私などは、先輩ブリーダーの皆様などから見ますと結構鑑賞目的も強い方だと思うのですが、「まあオオクワガタ自身が気に入ってくれているならいいか」というところです。
ゼリーを食べなくなった
秋が深まり温度が下がってきてからということになろうかと思うのですが、本当にシェルターに入りっぱなしでゼリーを食べなくなりました。
2頭ともです。
当初は「食べたくなったら勝手に出てきて食べるだろう」くらいに思っていたのですが、何週間も続くとさすがに心配になってきました。
それで、ある時シェルターの入り口辺りにゼリーを置いてみましたところ、頭だけ出して食べていました。
樹洞から頭だけだして樹液を吸っているワイルドのオオクワガタに…はさすがに見えません。
それでも、もう1頭はほとんど食べません。
今季の越冬(冬眠)について
ここまで記述しまして、お気付きになられたかと思うのですが、今季はこのまま越冬してもらおうかと思っています。
昨季は当初100均で購入した容量570mlのケースにジャングルマットを詰めて越冬してもらいました。
10℃程度の場所に置いていたのですが、たまに様子を見ますと結構マットから上がってきていたりして、それでケースをクリアスライダーに替えてみたりとなんだかモタモタしてしまいました。
当然昆虫は変温動物ですので外気温が下がっていくと体温も下がり活動しなくなっていくわけですが、当時もお調べしたところによると、オオクワガタの越冬に関しましては、
・ 15℃を下回る辺りから越冬体制に入る
・ 凍結するほど温度が下がらなければ大丈夫
というところでした。
現在我が家の飼育部屋は、別の場所の暖房の余熱で16〜18℃というところです。
オオクワガタが越冬するためには高い温度かと思うのですが、先述のとおりシェルターを設置している個体につきましてはほとんど動きませんので、このまま越冬してもらおうかというわけなのです。
シェルターがあるとマットに潜ろうとしない?
シェルターを設置してからケース内を荒らされないという傾向についてはかねてから当ブログやSNSで触れさせていただいたのですが、つまり隠れることができる穴があると、そちらに入って落ち着いてしまい、あまりマットに潜ろうとはしないのかなと思います。
とはいえ、今使用しているシェルターは、爬虫類用の小さい方でも500円以上はしましたし、飼育個体全部に行き渡らせるというわけにはいきません。
飼育個体数が多い方はなおさらです。
いずれにしましても、とりあえずシェルターを導入している2頭については、このまま越冬してもらうということで今季は試してみようかなと思います。