間もなく啓蟄ですけど、オオクワガタ起こします?【結局オオクワ成虫の越冬の温度って?】
この記事では越冬中のオオクワガタを啓蟄にちなんで起こそうかということと、越冬温度についてよくわからなくなったことについて記述させて頂きます。
- はじめに
- 今年(2019年)の啓蟄はいつか
- 啓蟄とは
- 穴から出てくる虫とは
- オオクワガタ成虫の越冬について
- オオクワガタを越冬させるために適した温度
- 越冬時の管理温度がわからなくなった
- 啓蟄にちなんで、オオクワガタ起こしますか?
- 今季のブリードスケジュールはどうするか
- でも種親はどうするか
- とかなんとか言いながら
はじめに
私は日頃愛車であるビアンキのロードバイクで自転車通勤をしています。
本当に自分でも嫌になるのですが、いつも私は出勤時間が始業に近い時間になってしまっていまして、私が所属しているセクションでは、もう最後に出勤してくるのはトップか私かというところです(言い訳すると子ども達が家を出る準備をしたり色々あるん…です…)。
ですから朝は1分1秒を争う状況なのですが、通勤経路において、もう梅の花が結構咲いているのを見て思わず足を止めてしまいました。
思えばもう3月になるのですね。
最近仕事が忙しいので3日、10日、1ヶ月と気付いたら月日が塊で過ぎ去っていくような感覚があります。
そしてふと「そういえばもうすぐ啓蟄だな」と思ったのです。
今年(2019年)の啓蟄はいつか
3月6日(水)
啓蟄とは
けいちつ【啓蟄】
二十四節気の一。太陽の黄経が345度になったときをいい、現行の太陽暦で3月6日頃。二月節気。また、このころ冬ごもりをしていた虫が穴から出てくることをいう。
[季]春。
《━の土くれ躍り掃かれけり/吉岡禅寺洞》
にじゅうしせっき【二十四節気】
太陰太陽暦で季節を正しく示すために設けた暦上の点。一太陽年を24等分し、立春から交互に節気・中気を設け、それぞれに名称を与えた。例えば、一月節気を立春、一月中気を雨水、八月中気を秋分などと呼ぶ。表では現在の太陽暦で概略の月日を示した。
たいいんたいようれき【太陰太陽暦】
太陰暦に、季節変化など、太陽暦の要素を取り入れて作った暦。普通、広い意味で太陰暦ともいわれている。日本の旧暦や、ギリシャ暦・ユダヤ暦・中国暦など。陰陽暦。陰暦。
(引用元『大辞林』)
穴から出てくる虫とは
別に越冬から覚めるオオクワガタのことなど特定の昆虫を指すわけでなく、古来『蟲』のことであり、
むし【虫】
①人・獣・鳥・魚・貝以外の小動物。多く、昆虫をいう。
(引用元『大辞林』)
という意味合いだそうです。
オオクワガタ成虫の越冬について
ということでオオクワガタの越冬についてですが、先日の記事において今シーズンの我が家におけるオオクワガタの越冬について記事にさせていただきました。
簡単に触れさせて頂きますと、暖房の余熱のあります室内常温下でもほとんど活動をしないので、特に越冬用のケース等は用意せず、そのまま過ごしてもらったということです。
なお、これについては「越冬」「冬眠」「休眠」などと色々な言われ方をしており、当記事では「越冬」で統一させていただきますが、いずれの文言とも同じ意味合いで使用させて頂きます。
オオクワガタを越冬させるために適した温度
一昨年の冬も、オオクワガタの越冬に関する記事をいくつか上げさせて頂きました。
昨年はなかなかオオクワガタがじっとしてくれず、ケースを広い物に変えてみたり、置き場所を変えてみたりといくつか試していたのですが、気付くとマットから這い出してきてゼリーを食べていたりしまして、なかなか思うような越冬体制に入ってくれませんでした。
この時お調べしたことを大まかにまとめさせて頂きますと、
・ オオクワガタは15℃を下回ると活動が消極となり越冬体制に入り始める。
・ 管理温度の最悪の下限は「凍結しないこと」
・ オオクワガタにジッとしていてもらうことと安全面を考えると10℃前後が良いのではないか
ということでした。
越冬時の管理温度がわからなくなった
それで今冬の我が家なのですが、前述や過去記事のとおり、オオクワガタは特に越冬用のケース等を用意しなくても活動がほとんど見られなかったので、そのまま冬を過ごしてもらうことにしました。
温度にしますと、概ね18〜20℃でした。
前述の私の理解ですと、もう少し温度が低くないと活動を止めないことになるのですが、現状でも個体差はありますが、動かない個体は本当にほとんど動かずにもうすぐ越冬明けを迎えようとしています。
又、ゼリーも交換した直後にちょっと舐めに出てくることがあるくらいで、ほとんど食べませんでした。
なんだか昨季までは自宅内にオオクワガタにじっとしてもらう適当なところがなくて苦労したのですが、今季は特に思慮しなくても比較的じっとしていてくれたので、経験の浅い私は越冬における温度管理がよくわからなくなってしまいました(実は私の見ていないところでガサゴソやっていたのかもしれませんが)。
啓蟄にちなんで、オオクワガタ起こしますか?
今回の記事を書くにあたり『啓蟄』についてちょっとお調べした限りでは、特に行事のようなものは見当たらなかったのですが、お日柄も良く、時期も時期ですので、啓蟄にちなんで我が家のオオクワガタを起こすのも良いかと思っています。
起こすと申しましても、前述のとおり今季は特別な越冬の措置を取っていなかったのですが、ちょっと取り出して様子を見たりしてみようかなと思います。
今季のブリードスケジュールはどうするか
そう考えますと、もうそろそろ真剣にスケジュールを考えないといけない時期になったということですね。
本当に早いものです。
先輩飼育者の皆様はすでに色々と計画を立てていらっしゃることと思いますし、人それぞれのお考えがおありになろうかと思います。
一般的には、
・ 4月〜5月頃:ペアリング
・ 5月頃:産卵セット投入
・ 6月頃:割り出し・菌糸ビン1本目投入
等といった感じになるのでしょうか。
私自身も先輩方を見習いながら、自分なりに考えながら、計画していきたいと思います。
でも種親はどうするか
でも我が家では単純かつ根本的な問題がございまして、「種親はどうするか」ということなんです。
昨年我が家で羽化してくれた個体もいまして、もちろん愛着はあるのですが、これらの成虫のサイズは80mmにも満たず、もしか大型を目指すための種親としてはそう面白味のあるものではありません。
そうなってきますと、やはり昨年羽化の成虫からブリードするか、昨年使用した成虫(81mm)を再登板させるか、という選択肢に加えまして、『今季はオオクワブリードをお休みするか』という選択肢も視野に入れなければならないのかなと最近考えています。
実際その選択をするかはわかりません。
わかりませんけども、もうこれも言ってしまえば我が家の小規模飼育の弊害でして、又、やはり特にオオクワガタは長寿ですので、来年「この個体でがんばりたい!」と思える個体を目の当たりにした時に、それができる状況にある保証はないな、などと考えてしまうのです。
とかなんとか言いながら
とかなんとか言いながら、「ペアリングどうしようかな」などと言いつつペアリングし、「産卵させようかどうしようかな」などと言いながら産卵セットを組み、「増種だけは絶対するまい」などと言いながら細々と増種してきた私ですので、シーズンインしたらどういう思いになるかはわかりません。
又、王道のオオクワガタブリードなくして、我が家のクワカブ飼育はあり得るのかなという思いもありますので、前向きに考えたいと思います。
あと、ここまで記事を書きながら思い至りましたが、前述の選択肢に加えまして禁断の『補強』という手段もありますね…。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。