【重要】この度、私のクワガタ・カブトムシ飼育は終活に入ります
この記事では、一身上の都合から私のクワガタ・カブトムシ飼育が終活に入ることについて記述させて頂きます。
- はじめに
- 一身上の都合
- 理解されなかったし、理解されようとしていなかった
- これほど乖離していると説得する気になれなかった
- それでも妻を責めることはできない〜飼育できる環境は恵まれている〜
- これで終わりじゃない
はじめに
この度、一身上の都合からクワガタ・カブトムシ飼育を終活に向かわせることとしました。
現状、飼育しているクワカブ達がおりますので、具体的に、一言で当面のことを申し上げますと、「生体は最後まで飼育する、ブリードはしない」ということになろうかと思います。
基本的には現在飼育している個体を大切に飼育して、寿命を迎えて死んだら飼育も終わり。
正に終活です。
私が終活に入ることがこのブログや私のSNSをご覧頂いている奇特な方に、ひいてはクワカブ界になんら影響を及ぼさないことは重々承知なのですが、それでもやはり、これまで本当に親切にして頂いたり、一緒に楽しんでくださったり、色々教えてくださったり、良くして頂いたことばかりでしたので、勝手にいなくなるということはできませんでした。
はっきり申し上げましてクワカブ飼育はどうなっていくか断言できませんが、今後も出来る限りはブログやSNSは続けていって、他の皆様の飼育状況を楽しませて頂ければと考えております。
一方で、やはりこれまでのようなモチベーションやバイタリティを保つことは困難かと思いますので、ここで一区切り、こういった記事を上げさせて頂きます。
今回の記事はいつも以上に、思いつくままに書いていきますので、いつも以上に乱文になろうかと思いますが、ご了承頂ければ幸いです。
一身上の都合
一言で言いますと『妻との折り合いがつかなくなった』と、これに尽きます。
実は先日、私が熱望していたワインセラー導入について、勇気を振り絞って妻と相談をしました。
そこで猛反対されたんですね。
「受け入れられない」と。
そうなるとやはりクワカブ飼育そのものへ話が及ぶわけですが、やはり妻は嫌なんですよね。
自宅内で昆虫を飼育していることそのものが。
妻が嫌がっていることは当初からわかっていることでした。
一方で、それがわかっていた私は、「嫌がりながらもある程度許容してくれている」との慢心が心のどこかにありました。
しかし妻の嫌悪感のレベルが、私が認識しているレベルと乖離していたようです。
それでもここで一言お断りさせて頂くのですが、これまで何度かブログに書かせて頂いているように、嫌悪感を抱きながらもここまでクワカブ飼育をさせてくれた妻に感謝の念があるということには変わりありません。
今回のことについても、私の趣味を一方的に拒絶するものではあったかもしれませんが、昆虫飼育自体を愚弄したり罵るようなことを言われたわけではありません。
ただ単に、私に、終活に入ろうと思わせるものであったということです。
理解されなかったし、理解されようとしていなかった
たまに当ブログでも書いたかもしれませんが、私はいつもクワカブ飼育の作業を夜な夜な行っていました。
これは妻に不快な思いをさせたくないという思いがあったことも本当ですが、何より『いわれなき抗議を受けたり、とやかく言われたくない』ということが背景にありました。
何をするにしてもひっそりと目につかないように作業していたんですね。
又、私が当ブログを運営していることや、SNSアカウントのことも知りません。
ところでクワガタ・カブトムシ飼育は気付いたらいつの間にか私の中でとても重要なものになっていました。
広く浅い趣味を持つ私ですが、浅いながらも、やっと1年を通じて自宅で行うことができる、自分のライフワークにできる趣味に出会ったのだと気付きました。
カブクワ飼育を始めたことで、少年の心を思い出し、生物の歴史のことを考え、生命の営みについて考え、四季の気候について考え、昆虫が生息する自然のことを考え、又、この趣味が無ければ到底お話しをするきっかけもなかった色々な方と繋がることができました。
しかしながら、私の中でカブクワ飼育がこれほどの存在になっていることを妻は知らないわけですね。
ひっそり作業していますし、ブログやSNSの存在も知らないわけですから。
今になって思えば、これがかえって良くなかったと思います。
温度差が出てしまいますよね。
時間が経過するにつれてのめり込んでいく私と、それを皆目知らない妻とでは。
理解されようとしなければ、理解してもらえるはずがないですよね。
これほど乖離していると説得する気になれなかった
「そこまで言うなら、妻を説得するべきじゃないの?」「本当にそんな思いがあるなら、ちゃんと説明すれば相手に伝わるんじゃないの?」と思われると思います。
そう思われたなら、確かに仰る通りです。
しかし、そう思えないほどに、もっと安易な表現をお許し頂くと、到底説得する自信など起きない程に、感覚にはズレがありました。
ここまで言われたら、ここまで思われていたら、もうひっそりと続けていく自信がないなと、そう思ってしまいました。
又、もしかしたら、やめると言いながらもこっそりとブリードして、「あれ〜?まだ生きてる奴がいたんだ〜」等と言って誤魔化しながら、ずるずるとブリードを続けることは可能かもしれません。
でもビクビク、こそこそしながらブリードする気力は起きないのです。
少なくとも今は。
それでも妻を責めることはできない〜飼育できる環境は恵まれている〜
変な言い方をしますが、私は酒も女もギャンブルもやりません。
至らない夫、父親ではありますが、家族らに対して後ろめたいことはありませんし、勤続20年近い、責任ある仕事を毎日真面目にこなしています。
「だからせめて自分がライフワークとまで思える細々とやっている趣味くらい、(ある程度でもいいから)好きにやらせてくれよ」と、そう思います。
正直それが本音です。
それでも繰り返しになりますが、妻がそういう感覚でいることを責めることはできません。
これまでもブログで触れさせて頂きましたが、私自身も子どもの頃の昆虫好きの気持ちを大人になるにつれて失い、いつの間にか虫が苦手になっていました。
はっきり言って今も別に、克服できたわけではないと思います(それでいてクワガタとカブトムシは飼育してブリードしようというのだから不思議なものです)。
ですから『自宅内で昆虫を飼育することが不快』という気持ちは重々わかります。
ましてブリードするなんて、です。
今回導入しようとしていたワインセラーですが、大したものではありません。
ちなみに残念ながら今となってはどうでもいいことになってしまいましたが、導入する気でいたのはこちらの商品になります(見ていたのは楽天ですが)。
現在発泡スチロール箱の簡易温室を置いている場所に収まる算段でいたものです。
決して大したサイズではないです。
但し、やはり一般女性からすれば「一体何事だ」と、そう思うわけですね。
私などは曲がりなりにも少しだけブリードをかじって、SNS等を通じて先輩方の飼育状況を拝見したり、書籍を読んだりしていれば、部屋一杯にクワカブを飼育していらっしゃる方々を目にしているわけですが、そうでない人間はワインセラー1つの規模でも驚くわけです。
やはりブリード部屋があったり、1室使ってエアコン管理されていたり、そうでなくてもご自身の思うようにブリードできる環境というのは、当たり前のことではなく、とても恵まれていると思います。
決して僻むわけではなく、本当に素晴らしいことだと思います。
配偶者の方であったり、ご両親であったり、交際相手の方であったり、周りの方のご理解あってこそですし、その理解力と、さらにその折り合いをつけておられる能力とが具備されていないとできないことです。
これで終わりじゃない
妻も何も「今すぐ殺処分せよ」みたいな変なことを言い出したわけじゃありません。
とはいえ、私も終活に入る態度は示したものの、具体的にどうしようかということまでは明示していませんし、自分自身でも決めていません。
今現在の気持ちとしては、人にお譲りするようなレベルの個体もありませんし、何よりこれまで我が手で飼育してきたクワカブ達になりますので、現状生存している個体については飼育を続けていきたいと思います(それすらも許されなくなればまた考えなければなりません)。
又、私自身がこれまで少ないながらも記事を積み重ねてきたブログは、私にとってはすでに価値のあるものです。
私のような弱小ブログでも、ここ1年間だけでもアクティブユーザーは2万人近くいらっしゃいます(もちろん同じ方が違うアクセス方法、場所から複数回アクセスしてくださっている可能性がありますので純粋にアクセスしてくださった人数ではありません)。
そして何よりこの趣味を通じて繋がりを持たせていただいた方々が大切な財産です。
ある種感情的に、いきなり全て捨ててしまう度胸がありません。
これからも生存している個体の寿命の限り飼育していきたいと思いますし、ブログやSNSも続けていきたいとは思っています。
但し、明らかにこれまでのモチベーションとバイタリティを維持することはできません。
はっきり言ってどうなるかわかりません。
意外となぜか物事がうまく回って、普通に復活するかもしれません。
逆に、やはり気持ちが保てず突如としてぱったりと姿を消すかもしれません。
ですから、一旦区切りとして、今回の記事を書かせて頂きました。
だから一旦言わせて頂きます。
皆さま、今までありがとうございました。
又、敢えて言わせて頂きます。
これからもよろしくお願いします。
JB
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。