春になったから今季の昆虫採集フィールド候補地を下見する【4月編】
この記事では、春を迎えて昆虫採集先を新規開拓すべく候補地を下見したことについて記述させて頂きます。
はじめに
桜の季節を迎え、暖かくなって参りました。
私は最近仕事が忙しくて、休みも碌に無いのですが、家族の希望もあって、短い時間ながら花見に2週連続2回も行ってしまいました。
暖かくなってきますと、やはり今季の採集はどうしようかと考えてしまいます。
私は飼育だけでなく採集も素人の中の素人なのですが、今回私自身のコンセプトに合うフィールドを求め、下見してきました。
結論から申しますと微妙でしたが、また時季を見て下見に行きたいと思っておりますので、ご了承頂ければ幸いです。
今季も恥ずかしながらコンセプトは同じ
これをお読みくださっている奇特な先輩方は、
「コンセプトって『より多くの昆虫を採集するために適したフィールド』とかそういうこと?」
又は、
「昆虫採集にコンセプトもクソもないやろ」
そう思いましたね?
『マインドスキャナーSHOGO』じゃなくてもわかります。
ところでチョコプラことチョコレートプラネットの『マインドスキャナーSHOGO』というネタはご存知ですか?
私はかなりツボで、ちょっと何年振りにこんなに芸人さんのネタで笑ったかなってレベルでしたので、もしご興味がおありでしたら参考としてください。
話が逸れました。
コンセプトなのですが、昨年カブクワ採集初心者の私が、極力近所で採集するためのコンセプトとして挙げさせて頂きましたのは、
『自宅の近場で必要最低限のカブトムシだけを採集する』
ということでした。
まず大きなコンセプトとしましては、子どもたちを連れて行くことを前提としております。
そして今回も同様でして限られた休日の中で、なかなか丸一日掛けて山まで行って採集をするというのは困難になりますので、自宅の近場で新規フィールドを開拓して(カブクワを含めた)昆虫採集をしたいのです。
そして近場で子どものためにもなる昆虫採集を演出し、妻にも「昆虫採集っていいものだな」と印象付け、今後の本格的な昆虫採集の足掛かりにしたいのです。
昨年カブトムシを採集したフィールド
まずは昨年、カブクワ採集初心者の私がカブトムシ・クワガタを採集した神社です。
神社とは申しましても公園と隣接しており、ちょっとした樹木が立ち並ぶ庭園のような場所とも隣接しております。
まずはこちらから様子を見に行きましたところ、桜が満開であるなど春の様相を呈していました。
こちらでなんらかの繭を見つけまして、私自身は勉強不足のため何の繭なのかわからず、思わずSNSで助けを求めてしまいました。
これって何でしょうか…?
— JBのワイドアンドシャロー (@jbwideshallow) 2019年4月7日
もしお分りになる方がいらっしゃいましたら… pic.twitter.com/z96LkNxNGc
ちなみにこちらの繭については、SNS上でお詳しい方にご意見を頂き、さらに図鑑で調べるなどしてみた考察等は当記事最下部にあります。
こちらのフィールドは、昨年カブトムシ・クワガタを採集した実績がありますので、自宅直近のちょっとしたフィールドとして今年の来たるシーズンも期待したいと思います。
新たなご近所フィールドを求め下見する
上記昨シーズンの採集記事で少し触れさせて頂いたのですが、私は地方の県の、一応県庁が所在する市の、しかもどちらかと言うと海側に居住しておりまして、周りに山がありません。
私は一応登山もやるのでどちらかというと海よりも山派なんですが、もう住み着いてしまったものは仕方がないというものです。
それで、上記のコンセプトに沿いながらも、新たなフィールドを求め、わずかな時間になってしまいましたが下見をしてみることにしました。
場所は上記の神社からさらに車で2〜3分、自宅からでも10分程度の距離にあります、敷地は割と大きな公園です。
ただしさらに海側です。
子どもの頃は何かにつけ行く機会も度々あった公園でしたが、足を踏み入れるのはちょっと何年振りか検討がつかないくらいです。
しかしながら実際に歩いてみますと、意外とそれっぽいです。
思ったより「森感」があります。
これなら夏が近付けば、それなりに昆虫採集を楽しめるかもしれません。
たまに樹木の別が表示されています。
この『エノキ』なんですが、今シーズン私が採集したいと考えているいくつかの種の食草になり、ここにあったことは嬉しく思います。
ただしあまり数は無いようでしたので微妙です。
今回『仕事』と『家庭』の間の僅かな隙間時間に行った下見でしたので、十分に見て回ることはできませんでした。
それでも、カマキリの卵なんかは結構目にしましたし、可能性は感じることができました。
しかしクワガタ・カブトムシ等に関して言いますと、クヌギ・コナラ等の樹木は発見できず、こちらはあまり期待できそうにありませんでした。
又、それだと幼虫時に別の草木を食草とする昆虫でも、成虫時にクヌギ等の樹液を食性とする昆虫も期待できなさそうです。
いずれにしましても、時季が変われば様子も変わるかと思いますので、時間が取れればまた下見に行ってみたいと思います。
下見時に見かけた繭は
ところで先述させて頂きました、下見時に見かけた繭についてです。
上記SNS上でのお問い合わせに対するお詳しい方のご意見を要約させて頂きますと、
・ ヤママユガの類い
・ クスサン(これもヤママユガ科)
の繭ではないかということでした。
教えて頂いて本当にありがとうございました。
それを踏まえまして勉強しようと思い、図書館で書籍を借りてきました。
『繭ハンドブック』です。
こちらを読みますと、やはりその2種の可能性が高いようでした。
と言いますのは、
・ 繭の見た目
・ 繭を作るのに葉を利用
・ クスサン は餌植物付近の細い枝の比較的低い位置に繭を作る
といったところからです。
あと見た目や葉を使うあたりは、
の特徴にも近い気がしました。
しかしこれらの種は、どちらかと言うと枝などに作るよりは、地表の落ち葉などで作ることが多いようですので、やはり前者の可能性の方が高い気がします。
いずれにしても、私は勉強不足で蝶も蛾もわからないのですが、気にし出したら気になってきてしまいました。
もう持って帰って、「多分蝶々だよ」とか言いながら飼育して羽化を見届けたいのですが、どうしようかな…蛾が羽化したら重要事件に発展するおそれもあるので、やめておこうかな。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。