ありがとうモンキー・パンチ先生【『ルパン』が『007のジェームズ・ボンド泥棒版』と聞いて】
この記事では、2019.4.17に報じられました『モンキー・パンチさんが死去』の報道を受けまして、私の所感を述べさせて頂きたいと思います。
- はじめに
- ルパンのモデルが『007-ジェームズ・ボンド』ということは僕の007好きの原点はルパンだったのか
- 結局『カリオストロの城』が好き
- 当然原作も魅力的
- きっとルパン三世は続いていく
- 【追悼】4/19(金)の「金曜ロードSHOW!」が劇場版第1作『ルパンVS複製人間』に!
- 今こそ『カウボーイビバップ』に復活して欲しい!
- ルパン三世新作映画2019冬公開
はじめに
2019.4.17に『モンキー・パンチさんが死去』とのニュースが報じられました。
私は全然マニアというわけではありませんが、『ルパン三世』が大好きです。
ご冥福をお祈りします。
なお、以下いくつかの作品について触れますが、勉強不足の私が間違ったことを記述するわけにはいきませんので、内容についてはあまり言及しません。
ご了承頂ければ幸いです。
ルパンのモデルが『007-ジェームズ・ボンド』ということは僕の007好きの原点はルパンだったのか
今回の訃報を受けまして各所報道を見ていましたところ、このような記事を目にしました。
同記事から引用させて頂きます。
ルパンは007のジェームズ・ボンドの泥棒版。「だから女好き。長髪にするはずが締め切りに迫られ描きやすい短髪にした」
ボンドガールを基に描いたのが峰不二子。「毎回違う女性にするはずが面倒になって全部、不二子にしちゃった」「名前は目の前にあった富嶽(ふがく)三十六景のカレンダーに“霊峰不二”とあり、そこに“子”を付けた」
次元大介は映画「荒野の七人」のジェームズ・コバーン。
石川五ェ門のはかま姿は司馬遼太郎氏原作のドラマ「燃えよ剣」での沖田総司。
銭形警部が「描き始めた当時からのお気に入り」で、名前の由来は銭形平次と故郷・北海道のゼニガタアザラシ。
ルパンを追いかける設定は「大好きなトムとジェリーを当てはめた」。
結構重要なことがさらりと書いてありますね…。
恥ずかしながら私の勉強不足でこのキャラ設定の背景は存じ上げませんでした。
これを目にしたら、『JB』を名乗る私としては思わず記事にしてしまいました。
『ルパンは007のジェームズ・ボンドの泥棒版』…わかる気がしますね。
『007』はジャンルとすればスパイ映画かもしれませんが、やっていることは破壊工作員(それも超ド派手な)であり、諜報活動を描いた映画というよりは、彼の冒険譚なんですね。
ルパンも正にそうです。
ルパンが泥棒だからと言って物を盗むところを皆で観ているわけでなく、ルパンを通じた冒険譚を皆楽しんでいるわけです。
私自身、007との出会いよりもルパンとの出会いの方が先です。
007がルパンのモチーフになっているのであれば、後にジェームズ・ボンドに憧れる私の原点には、ルパンへの憧れがあったのかもしれません。
なお、ジェームズ・ボンドをモチーフとしている作品はおそらく数多あると思いますが、私が知るところでは『COBRA』もそうです。
長くなりますのでここでは語るのをお控えしますが、私は『COBRA』も大好きです。
結局『カリオストロの城』が好き
これを書くと、「結局にわかファンだな」と思われてしまいそうなのですが(実際にわかですが)、私はルパン三世の長編シリーズ(劇場版やTVスペシャル)では、結局『カリオストロの城』が大好きです。
すみません。
1979年の映画ということで私が生まれる前の映画になりますので、さすがに初めて観た時のことは覚えていないのですが、これまでに数え切れない回数を観賞しています。
何が面白いかって、私が言うまでもありませんが、一言で申しますとやはり1970年代にすでに確立されていたルパン達のキャラを生かした秀逸な脚本ということになろうかと思います(ちなみに脚本は宮崎駿ですが、私はジブリ党でもあります)。
又、音楽も良くて、主題歌の『炎のたからもの』はもちろん、『サンバ・テンペラード』は本当に格好よくて今でも人気の高い曲です(未だに劇中で使われますし)。
テーマ曲も「ルパン三世'80」にあたったかと思いますが、聴き慣れているせいか「'80」が1番好きですね。
なお、現在ルパンの声優をされている『栗田貫一』さんは1995年(ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス)から演じていらっしゃるんですね。
「もうかなり経ったな」と思っていましたが、ここまでとは…「ルパンは山田康雄」と仰る方も根強いとは思いますが、もうとっくに『栗田=ルパン』は確立されていますよね。
当然原作も魅力的
言うまでもありませんが、原作も魅力的です。
ルパン三世 (1) (中公文庫―コミック版 (Cも1-16))
- 作者: モンキー・パンチ
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1998/01/01
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原作を読みますと、ルパンだけでなく銭形などもそうなのですが、各キャラクターの印象は大分違います。
ルパンなどは基本的には我々がイメージするキャラクターですが、もっと狡猾な印象です。
又、銭形警部ももっとキリッとして頭が切れるキャラクターです。
ルパンはアルセーヌ・ルパンの孫ということとされていますが、原作を読みますとその出自に触れるような話もありますし、我々がみているルパンの容姿すら変装だという内容もあります。
あとは、やはりモンキー・パンチ先生のお描きになる峰不二子は非常に美しいですので、それだけでも読む価値はあります。
きっとルパン三世は続いていく
近年もルパン三世の新作は放映されています。
ルパン三世 PART4はAmazonプライムで観ることができたので視聴しました(恥ずかしながら時間が無くて全部は観ていませんが…)。
ブルーのジャケットのルパンも格好良いですし、Fiat500に乗ってくれたのも嬉しかったですね。
最新シリーズは2018年の『ルパン三世 PART5』ということになりますが、アニメシリーズはきっとこれからも続いていってくれるものと思います。
【追悼】4/19(金)の「金曜ロードSHOW!」が劇場版第1作『ルパンVS複製人間』に!
これは観なければなりませんね。
モンキー・パンチ先生の死去に伴い、放送予定だった「名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ)」から変更になるようです(翌週26日の「名探偵コナン ゼロの執行人」は予定通り)。
さすがに最後に観てから何年も経っています。
劇場版第1作ということですが、『マモー』という敵が出てくることが強烈に印象に残っていますね。
今こそ『カウボーイビバップ』に復活して欲しい!
最後に、唐突ですが私は今こそ『カウボーイビバップ』復活して欲しいです。
私はこのアニメの主人公『スパイク・スピーゲル』という男が好きです。
ルパンやコブラ、スパイクや、あとは『シティハンター』の冴羽獠など、やはり男というのはいわゆる『2枚目半』みたいな、いざという時格好良いキャラに憧れるものなのですかね。
『カウボーイビバップ』は『ルパンシリーズ』とは毛色が違いますし、国内外の様々な作品の良いところ(格好良いところ)を取り入れている作品かと思いますが、安易な表現をお許し頂きますと『どこかルパン的』で、ルパンのように男が憧れる主人公を描くアニメはカウボーイビバップしかないと個人的に思っています。
制作会社も何もかも違うので脈絡が無いのですが、是非このタイミングで(どのタイミングで?)カウボーイビバップに復活して欲しい!
ルパン三世新作映画2019冬公開
まだアナウンスされただけで内容はさっぱりわかりません。
しかし原作者死後1作目ということになります。
期待したいですね。
今回も夜な夜なよくわからないことを書いてしまいました。
大変申し訳ございませんでした。
この辺りで失礼させて頂きます。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。