【2019、夏の思い出】図らずも子どもが捕まえてきたコガネムシを一夏飼育してしまった件
この記事では、今夏の思い出の1つとして、息子が突然捕まえてきたコガネムシをなんだかんだで一夏飼育してしまったことについて記述させて頂きます。
- はじめに
- 息子に起こされたら自宅内にコガネムシを持ち込んでいた〜危機管理能力発動〜
- カナブンとコガネムシの違いについて
- コガネムシ(アオドウガネ)の寿命は
- まだ生きているので写真に収めておく
- 今年の夏、悔やまれる昆虫のこと
- 最後に
はじめに
我が家では、ブリード休止中ながら極めて小規模にクワガタ飼育をしています。
容易に飼育数を増加することができない中、増種に関しましては自分に厳しく、特に上記記事後は自重しているところです。
そんなスタメン枠が少ない我が家において、突如子どもが採取してきた昆虫で、貴重な飼育頭数枠をひと枠使って図らずも昆虫飼育することになってしまい、気付けば一夏過ぎていました。
息子に起こされたら自宅内にコガネムシを持ち込んでいた〜危機管理能力発動〜
8月上旬、ラジオ体操から帰ってきた息子に叩き起こされました。
目を覚ますと、息子の指にはコガネムシが掴まれています。
ラジオ体操の後、コガネムシを捕まえて自宅内に持ち込んでいたのでした。
寝起きの私はさすがに一瞬“子どもが寝室でコガネムシを持っている状況”が把握できなかったのですが、その直後危機管理能力が働きました。
「もしこのコガネムシが寝室内を飛び回ろうものなら重大事件へと発展し、僕の昆虫飼育への風当たりが益々厳しいものになる…!」
私はすぐに飛び起き、パプキン飼育等に使用していた小型のケースにハスクチップを敷き、コガネムシを入れました。
これでまずはリスクヘッジできました。
適切で速やかな対応でした。
カナブンとコガネムシの違いについて
息子は「飼いたい」と言いますし、私も「こんなもん逃してこい!」と突き放すのも嫌でしたので、自然と飼育する運びとなりました。
しかしここでふと思いました。
「これってカナブンとコガネムシ、どっち?」
そこで違いについて図鑑やネットでお調べしましたので、当ブログをご覧頂く奇特な皆様方はご存知のことと思いますが少しだけ触れさせて頂きます。
なお、いずれも「甲虫目コガネムシ科」です。
・ カナブン
頭部は四角く身体はやや平ら
上翅付け根の逆三角形が大きい
落ち着いた風合いの茶、青、緑などの体色
樹液等を食べる
・ コガネムシ
頭部、身体は丸い
上翅付け根の逆三角形が小さい
金属光沢(緑色が多い)
植物の葉などを食べる
ごく簡単に列挙させて頂きましたが、似ているようで結構違います。
勉強不足でした。
覚えてしまえば簡単に見分けられそうです。
この結果、「コガネムシっぽいな」と思ったのですが、本来あるべき金属光沢など、少し雰囲気が違います。
それでさらにお調べしたところ、どうも今回子どもが持ち帰ったのは『アオドウガネ』のようです。
(注:もし間違っていたらどうぞお教え頂きますようよろしくお願い致します。)
そう思って見ますと、よく似ていますがコガネムシのような金属光沢がない点と、腹部の毛が多い点がコガネムシとは違います。
いずれにしても『甲虫目コガネムシ科の草食昆虫』ということになりまして、そうしますとエサはどうなるのかと思ったのですが、どうやら昆虫ゼリーでいけそうです。
贅沢にもプロゼリーをあげることにしました。
コガネムシ(アオドウガネ)の寿命は
カナブン等を飼育されておられる方はご存知かと思うのですが、今回お調べして目にしましたのは、
幼虫期間8〜9月
成虫寿命約3ヶ月
というものです。
確かに我が家の個体はまだ生存していまして、正直そんな何ヶ月もの付き合いになるとは思っていませんでした。
まだ生きているので写真に収めておく
我が家の個体は、8月上旬採取ですがまだ生きています。
今回せっかくですので、iPhoneのみで恐縮ですが写真撮影しておきます。
急に触って驚いたのか、突っ伏したままでの撮影になってしまいました。
夏の夜、飛行中のこいつが顔や身体にぶつかってきたら、昆虫が苦手でなくても「ひぇっ!」となってしまうこと請け合いです。
又、わざわざアオドウガネを採取してきて飼育される方は少ないかもしれませんが、こうして見るとなかなかどうして、同じくコガネムシの仲間であるカブトムシとはまた違った愛嬌があります。
今年の夏、悔やまれる昆虫のこと
ところで『2019、夏』の昆虫のことということになりますと、いくつか悔やまれることがあります。
まず前提としまして、純粋に昆虫採集というものに行くことができませんでした。
キャンプや、出掛けた時に“ついでに”することができた程度です。
それはもう仕方がないこととしまして、今夏悔やまれますのは、目標としていました『タマムシ』の採集ができなかったことです。
タマムシの亡骸だけは発見することができたものの、採集には至りませんでした。
もう1つ、今更悔やんでいますのが、キャンプ場で発見した『ナガニジゴミムシダマシ』を持ち帰らなかったことです。
妻の手前、昆虫のお持ち帰りを躊躇してしまったのですが、「自宅でじっくりあの体色を眺めたかったな…」と悔やんでいます。
最後に
今夏は(というか今春頃からは)飼育にしても採集にしても、必ずしも毎年ベストを尽くせるとは限らないことを思い知りました。
一方で、子どもが持ってきた昆虫を通じて勉強になったことも、楽しみもありました。
今後も、その時出来得る限りで楽しめればと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。