JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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【活動“終了”を発表】ありがとう『NICO Touches the Walls』【同年代の音楽を受け入れることで、以降の音楽も受け入れる】

 先日『NICO Touches the Walls』が15年に渡る活動の「終了」を発表しました。

    私は広く浅い108つの趣味を持ち、音楽についても極めて浅いのですが、一応日々気が向いた音楽を聴いて過ごしています。

 しかしながら、『NICO Touches the Walls』がいなければ昨今の音楽を聴くことはなく、若い頃の音楽を聴いてノスタルジックな気分に浸るだけの男になっていたことと思います。

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自分と比較して“どの年代の人が作った音楽か”

 中高生の頃は邦楽にしても洋楽にしても、漠然と「音楽シーンで活躍している人達は大人」、つまり自分よりは遥かに年上の人達なのだと思っていました。

 

 “テレビの中の人達(メディア全般、音楽、映画等含む)”ってそういう感覚はなかったでしょうか?

 サッカー選手やプロ野球選手なんかはいつまでも年上だと思っていたし、甲子園球児が年下になった時は信じられませんでした。

 

 かつては自分も人並みに“NO MUSIC NO  LIFE”で、何度かバンド組んだりなんかもしていましたけど、段々と、若かりし頃ほど熱心には音楽を聴かなくなってしまいました。

 さらに近年は、若かりし頃の曲を聴いてノスタルジックな気分に浸ったりなんかもするわけです。

 

 これは個人的見解なんですが、こと音楽に関しては「(自分と比較して)どの年代の人が作った音楽か」って結構重要だと思います。

 それによって歌詞や曲調等に共感できたり、説得力を感じたりっていうことがすんなりといったり、あるいは難しかったりします。

 いささか乱暴な表現をお許し頂きますと、自分より下の年代の人が作った曲に、愛だの恋だの人生だの言われてもしっくり来ない時が間違いなくあるのです。

 同年代より上の人が作った曲なら必ずしっくり来るかと言ったら、それはそれでまた別問題なわけですが、得てしてそうなのです。

僕と『NICO Touches the Walls』

ja.m.wikipedia.org

 私が『NICO Touches the Walls』と出会ったのは、今確認しましたところ11年前の1stフルアルバム『Who are you?』でした。

Who are you?(初回生産限定盤)(DVD付)

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 このアルバムの1曲目『Broken Youth』という曲がありまして、たまたま私の地元で放送されているローカル音楽番組でPVが流れたのが出会いです(この曲はテレビアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」の主題歌になります)。

www.youtube.com

 この曲、このアルバムを聴くだけでも『NICO』の良さがよくわかります。

 

 まず曲としましてはリフが格好良い曲が多いと思います。

 またそのリフがイントロ後も曲を追い掛けてきたり、ボーカルに併走したりが良い具合なんですよね。

 

 次に歌詞ですが、時にキザなくらい、前向きで勢いがあります。

 「〜〇〇だぜ」口調なんか出てきても嫌味がないんですよね。

 

 力強く伸びやかなボーカルが素晴らしいことは言わずもがなです。

 

 そして何より、常に音楽が前向きでポジティブなのです。

 

    一ファンとしてはっきり申し上げまして、NICO』はもっともっと売れても良かったと思うんですよね。

 確かに人気アニメの主題歌、大手携帯電話キャリアのCMソング、ドラマ主題歌などタイアップも多く果たしていました。

 しかしもっとブレイクできる実力は兼ね備えていたと思わざるを得ません。

    私と同じ感情を抱いている方はおそらく少なからずいたと思います。

 そんな私(や多くのファン)の気持ちを代弁してくださっている方も多くいらっしゃいます。

ripy-jm.com

www.ongakunojouhou.com

 こういったことについては私如きが何か申し上げることではありません。

 しかも『NICO』の活動は「終了」してしまいました。

 でも何より、彼らの音楽が素晴らしかったことに変わりはありませんし、私自身にも影響を与えてもらったことに変わりはありません。

  “同年代”の音楽を受け入れることをきっかけに、自分より若い世代の音楽を受け入れられる

 話を序盤に戻します。

 自分が20代になりますと、世の音楽シーンで台頭するミュージシャンが自分世代であったり、あるいは自分よりも下の年代であることが多くなってきました。

 ここで良い出会いがなければ、おそらく新しい音楽に出会うバイタリティは枯渇し、自分がノスタルジックな気分に浸れる音楽を繰り返し聞くに留まるようになってしまうような気がします(それが決して悪いわけではありませんが)。

 つまり、「最近の若い奴が聴く音楽はよくわからん」と一蹴して終わりです。

 

    そんな時、幸運にも私が出会うことができたのが、私と概ね同年代である『NICO Touches the Walls』でした。

 私にとりましては間違いなく、自分と同年代である『NICO』の音楽を受け入れることができたことをきっかけにして、以降の音楽を受け入れることができるようになったのです。

    先述させて頂きましたように、“その音楽が(自分と比較して)どの年代の人が作ったものか”ということは、その音楽を受け入れたり共感したりということにかなり影響する気がします。

 それまでの音楽はある意味単純に、自分より上の年代の、憧れの対象が音楽を作っていると無意識に思っていますので。

 でも自分がある程度の年代になった時、まず自分と同年代の人が作った音楽に共感できたかどうかで、その先の音楽、つまりは自分より若い年代の人が作っている音楽を受け入れていけるかが決まるような気がするのです。

 

 又、これは私事になるのですが、当時は仕事の面におきましても当初よりは責任ある立場になってきまして、年上の部下ができたり、自分自身の年齢になんとなく難しさが出てきた頃でした。

 そんな中、こうした音楽との出会いで吹っ切れた部分を得ることができたことにより、そういった年齢差の難しさを乗り越えることができた面もあったように思います。

ありがとう『NICO Touches the Walls』

 何か『NICO』の曲を聴きたいな、ここで1曲だけご紹介したいなと思いまして、好きな曲は色々あるのですが、すぐに思い至ったのはこの曲でした。

 

天地ガエシ

www.youtube.com

 いささか大袈裟な表現をお許し頂きますと、熱い歌詞や終盤の盛り上がり方など、完璧と言って良い曲ではないでしょうか。

 

 『NICO Touches the Walls』の皆様、お疲れ様でした。

 素晴らしい音楽を本当にありがとうございました。

 「終了」という表現がどのような意味合いなのか正確にはわかりかねますが、まずは御礼申し上げたいと思います。

 

 自分の子ども達にも、人生の節目節目においてこういった素晴らしい音楽に出会って欲しいと切に願います。

 

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※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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