冬の低山を散策した後にカフェでブログを書いてみる【健康診断の副産物で空き時間ができた-たまにはこんな日があってもいいですか?】
この記事では、急遽できた空き時間から、冬の低山に入ってみたことについて記述させていただきます。
- 結婚して子どももいれば自分の時間なんてない
- 病気と健康診断の副産物で空き時間ができた
- いきなり時間ができてもすぐには有意義な過ごし方が思いつかない
- 冬の低山に入るが…熊が恐い
- そして通り掛かったタリーズでブログを書く
結婚して子どももいれば自分の時間なんてない
結婚してお子様がいらっしゃる方ならお察し頂けるのではないかと思うのですが、家族がいれば自分1人の時間などそうそうあるものではありません。
こんなことを言えば「そんなことを言いながら、結構好き勝手やってるじゃない」と言われてしまいそうなのですが、確かにそうだよなとは思いつつも、一応私なりに制約の中で生きているのです。
もしこの感覚がおありでないのであれば、私など及びもつかないほど夫婦関係が良好でいらっしゃるか、まだ奥様(ご主人)の内心を理解しきれていないかのどちらかではないかと思います。
そんな耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ私ですが、本日、ひょんなことから自分1人の空き時間ができました。
そして数時間ですが、その空き時間の締めくくりとして今ブログを書いています。
まるでブロガーかのように、これ見よがしに、通り掛かったタリーズコーヒーで。
当記事はそんな数時間のことについての記事になりますので、いつも以上に他愛の無いものになります。
ご了承頂ければ幸いです。
病気と健康診断の副産物で空き時間ができた
私は有難いことにこれまでの人生は割と『アンブレイカブル』でして、大した病気も怪我もしたことがありません。
記憶がないほど幼子の頃は何かと怪我をして親は苦労したらしいので、その頃ある程度悪運が尽きたのかもしれませんし、逆にこれから、これまでアンブレイカブルでいられた分が降りかかってくるのではという恐い思いもあります。
しかし先日から私は「副鼻腔炎」に罹患し、通院、服薬を余儀なくされました。
副鼻腔炎は抗生物質を服用しないと治りませんし、頭痛を伴うので意外と辛く、仕事にも影響があります。
それでも、普段の私であれば「1回病院に行って、薬飲んどけばあとは勝手に治るだろう」等と安易に考えるところですが、今回は人生で初めて薬による副作用と思われる症状が出まして、複数回通院することとなってしまいました。
一方、職場で受けた定期健康診断におきまして、「要精密検査」を指摘された項目がありました。
当ブログをお読みくださる奇特な皆様ほどではありませんが、私も一応それなりに仕事が忙しく、そう簡単に通院したり検査を受けに行ったりできません。
引っ掛かった項目も、おそらく大したことはないのです。
しかし職場の幹部からは「早く精密検査を受けてこい(さもなければ業務管理上問題がある)。」と言われます。
そこで、「苦労して何度も時間を捻出するくらいなら、いっそたまの有休を使って通院と検査を一度に済ませてしまおう!」と思い立ったのです。
それにより、通院と検査後に、貴重な、年に何度とない自分1人の空き時間ができたのです。
たまにはこんな日があってもいいですよね?
甘いですか?
いきなり時間ができてもすぐには有意義な過ごし方が思いつかない
ここが大人の寂しいところですが、急に数時間の空き時間ができても、すぐには有意義な過ごし方が思いつきません。
自宅で1人ならば、いつもなら夜な夜な家族が寝静まった後にやっているようなクワガタのことなどいくらでも作業があるのですが、外出しているとなるとまた違います。
どこかの店に何かを見に行くと言っても、『真に今1人きりだからできることなのか』と自問してしまいます。
これを有意義に過ごすには(あるいはそう思えるようにするには)、たとえ成果が得られなかったとしても突飛なことが良いのだろうと思いました。
そこで思いついたのが『冬の低山の散策』です。
これはまず貴重な休日に家族を連れてやることではありません(我が家の場合は、です)。
幸いゴアテックスのスニーカーを履いています。
こいつなら低山に入ってもなんとかなります。
私は雨の日も風の日も雪の日も自転車通勤なので、普段からこういったスニーカーを履いているのです。
冬の低山に入るが…熊が恐い
私は居住する市の郊外にある山まで車を走らせました。
市内とはいえ車で1時間掛かりますので、山に入れるのはほんの僅かな時間です。
当然、私如きがちょっと低山に入ったくらいで、冬の昆虫などは期待できません。
それでもいいのです。
草木や苔を眺めるだけでもいいですし、土の上を歩くだけでもいいのです。
一方、山へ向かう道中、心の中の冷静なもう1人のJBは、「俺は一体何をしているのか…」という冷ややかな気持ちでいます。
それでも走り出してしまった私は、山の麓まで来てしまったのでした。
夏山とは打って変わって、葉はすっかり落ちています。
車を止め、歩き始めましたが、やはり人っ子ひとりいません。
この辺りは道が良いところですが、少々標高が高い所へ行くと僅かに雪が積もっていました。
めちゃくちゃ滑りやすく、その辺りからは写真を撮影する余裕がありませんでした。
そしてチラチラと苔も見ながら歩きました。
目新しいものはありませんが、こうして苔に興味を持ち、ある種の好奇心を抱けるだけでも大変ありがたいものです。
しばらく苔を探しながら、「これはなんて苔かな〜」という具合に登っていたのですが、山に足を踏み入れた時から抱いていた思いが次第に大きくなってきました。
「万が一熊に遭遇したらどうしよう…」ということです。
私は夏季シーズンはソロ登山もやりますので、1人で山に入ること自体にそう不安感はありません。
しかし夏季と違って、歩けども人に出会うことはありません。
また、「熊は冬眠しているから絶対に出会わない」という保証もありません。
そういった思いが、登り続けて下界から離れれば離れるほど大きくなってくるのです。
熊に襲われること自体が恐いだけではありません。
「こっそり冬山に入ったら熊に襲われて怪我をしました」などと職場にも、増して妻には絶対に説明できません。
結局私は登頂することなく(登頂しても600m程度の山だったのですが)下山を決断しました。
そして通り掛かったタリーズでブログを書く
そして市街地に戻った私は、通り掛かったタリーズコーヒーでブログを書いています。
まるでブロガーかライターのように。
これ見よがしに。
ここまで当記事をお読みくださった奇特な方がいらっしゃったなら、「なんと不毛な1日だ」とお思いになったかもしれません。
でも意外と不満感はありません。
やはり普段家族といたらできない、突飛なことだったからかもしれません。
もし当記事をお若い方がお読みくださっていたなら「どこが突飛なの?こんな低レベルなこといつでもできるじゃん」とお思いになったかもしれません。
だとしたらそれは誤解です。
こんな無意味な時間の使い方は、家庭をお持ちになられたらそうそうできるものではありません。
もしいつでもできるなら、精一杯やっておいてほしいと思います。
急にできた空き時間、今回は決して悪いものではなかったと思います。
悪いものではなかったと思いますけど、やっぱり今度もしこんな時間ができた時のために『急に時間ができた時にやるべきことリスト』を作っておいた方が良いと思いました。
でも今日のことは悪いものではなかった…と自分に言い聞かせています。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。