JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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ダイソーの昆虫針レビュー【遂にダイソーで昆虫針まで販売】

 この記事では、この度ダイソーで遂に発売された「虫ピン」こと「昆虫針」について触れさせて頂きます。

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はじめに

 先日、私が不定期に実施させて頂いている『ダイソー(100均)巡回』にて、昆虫標本製作に使用する昆虫針が販売されているのを発見した旨ツイートさせて頂きました。

 レビューなんてたいそうなものではないのですが、今回記事におきまして当該昆虫針に触れさせて頂きます。

 ご了承頂ければ幸いです。

人柱にならなければいけなかった

 実を申しますと、先日は上記ツイートをしておきながら、肝心の昆虫針は購入せずに退店してしまっておりました。

 私はごく小規模なクワガタ・カブトムシ飼育をする傍ら、飼育個体が死亡した後に細々と標本製作も行なっております。

 その関係上、多少は昆虫針も持ち合わせておりますので、「買っても使わないだろう」という至って普通の思考回路で購入を見送ってしまったのでした。

 

 しかし上記ツイートをさせて頂いた後になって、使うとか使わないといった現実問題でなく、「購入してみて人柱になるべきだった」と後悔したのでした。

 何せ100円ですから。

 

 それで、実はこの昆虫針を発見したのが、たまたま出先で立ち寄ったダイソーでして、自宅最寄りのダイソーに行きましたところ、こんな時に限って未だ取り扱いがなかったのです。

 

 結局別の店舗まで足を伸ばしまして(伸ばすと言っても大したことはないのですが)、1つだけ購入して参りました。

 

 なお、私が知る限りでは当該商品の販売を確認したのは初めてであり、新たなラインナップではないかと思っているのですが、もし以前から販売されているものでしたら私の勉強不足です。

 ご了承頂ければ幸いです。

ダイソーの昆虫針について

 さて、改めまして購入して参りましたのがこちらです。

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 プラスチック製のケースに針が40本入りまして、ラベルが10枚付属しています。

 

 プラスチック製ケースはまだ針がいっぱい入りそうです。
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 パッケージ裏面に記載された針のサイズを確認しますと、

全長約28mm

φ0.73mm

となっています。

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これまでダイソー(100均)昆虫針といえば『マチ針』

 これまで、100均商品で昆虫針として使用できるものといえば(私とすれば)『マチ針』でした。

※画像左上のものです
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 こちらも本数は同じく40本ですが、ヘッドがあって掴みやすいですので、結構マチ針はマチ針で便利だと思います。
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他の針との比較

 比較と言うほどではないのですが、他の針と見比べてみます。

マチ針

 これまで活躍してもらったマチ針と並べてみます。
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 これは購入する前から一眼見て感じていたのですが、今回の昆虫針はちょっと短いですよね。

 

 ところで先輩の皆様方はご存知ですが、マチ針を使って展足しますとこのような感じになります。

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 この画像は「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」と「インターメディアツヤクワガタ」なのですが、普通〜大型の昆虫でしたら問題なく、むしろヘッドが付いているので抜き差ししやすいというメリットもあります。

 

 ただ、やはり小型のものになりますと、針同士が干渉して使い辛いと思います。

『No.0』『No.3』『No.5』と比較

 私の手持ちにある限りですが、他のサイズの昆虫針と比較してみます。

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 画像は、メジャーどころで『志賀昆虫針』と『Sphinx』のものです。

 こうやって並べてみますと、3号どころか5号と同じくらいか、あるいはもっと太く感じます。

 

 人によってお好みはあろうかと思うのですが、私は大型のクワガタですと、『5号』で展足することが多いです。

 比較的太くて扱いやすく、100均マチ針ほどヘッドが太くないので干渉しないからです。

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 もう少し小型のクワガタ等になりますと、『3号』を使って展足することが多いです。

 下の画像はパプキンことパプアキンイロクワガタです。
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 また、この展翅標本では、羽を広げるために『0号』の針を使用しています。

 

結論〜ダイソーの昆虫針はどうか?

 ということで、結論を申しますとオオクワガタなど比較的大きい甲虫等を展足するには問題のない商品かと思います。

 もちろん小型甲虫に使用しても良いですが、やや太く感じると思います。

 

 あと、やや短いですので、カブトムシなど厚みのある昆虫にも使い辛い気がします。

 これだともし「展足は100均の針で済ませよう」ということですと、案外マチ針の方が便利かもしれません。

 

 ただし、「標本用虫ピン」という商品として気軽に手に入りますのは、これを気に標本を製作してみようというきっかけにはうってつけかと思います。

 あとは比較的短いサイズであることも、あるいはお子様にはその方が扱いやすいのかもしれません。

 

 ちなみに私個人的には、この昆虫針ぴったりサイズのプラスチックケースが手に入るだけでも、買う価値があると思いました。

 私の標本製作セットにも収まりました。f:id:jbwideandshallow:20200810003723j:image

 100均にお立ち寄りの際はチェックしてみてください。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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