ダイソー産アデニウム(110円)とコメリ産アデニウム(398円)を買ってみた【アデニウムの価格相場とは】
この記事では、ダイソー産アデニウムとコメリ産アデニウムを購入してみたことについて記述させて頂きます。
はじめに
私は煩悩の数と同じ108つの広く浅い趣味を有しておりまして、その中でもとりわけ浅い趣味の1つが「多肉植物」になります。
他の趣味と同様でして、自宅のスペースの問題、家族の理解、コストなどの複合要素から、植物の趣味も非常に小規模で低レベルなものとなっております。
ご了承頂ければ幸いです。
JBにとってのアデニウム
今回は前述のとおりですが、100均のダイソーと、ホームセンターのコメリで見つけたアデニウムを購入してみたことについて記事にさせて頂きました。
私も世の多肉植物好きの男性の例に漏れず「アガベ」だとか「パキポディウム」といった植物から入った口なものですから、当初アデニウムには殊更強い興味は抱いていませんでした。
「いつか値段に見合った良い株に出会えたら」くらいに思っており、私の中での優先度は然程高くはありませんでした。
一方で、インターネット上の情報で、「ダイソーにアデニウムがある」ということを認識しておりましたので、平素の100均巡回では必ずチェックするようにしておりました。
すると、普段はあまり立ち寄らない、職場から自宅とは反対方向のダイソーにおいて遂に噂のアデニウムを発見するに至ったのです。
それからというもの、アデニウムに興味が湧き、愛着も強くなったのでした。
アデニウムについて
私如き素人がアデニウムについてご教示しようなどという気は毛頭ございませんので、少しだけアデニウムという植物について触れさせて頂きます。
なお、先にお断りのような形になるのですが、アデニウムにも当然種類がありまして、一般的には「アラビカム」「オベスム」などがあります。
私が購入し育てているアデニウムの種類については購入時の表記がなく、種類については断言できかねるということになります。
ただでさえ小さいアデニウムの見た目だけで私如き素人が同定するのは困難ですし、一般的に販売されている実生株では「交配種」も結構多いと聞きます。
ですから今回記事におきましても殊更種類については明記できないと思っています。
ただ、現時点での形状と最も販売され普及しているという点などから、私の内心的には「アデニウム・アラビカム」だと思って育てていますので、文章がアラビカム寄りになることがございます。
ご了承頂ければ幸いです。
原産地…アフリカ、アラビア
生長期…夏型
耐暑…強い
耐寒…5〜10℃以上
別名「砂漠の薔薇」
「アデニウム」の名は自生地の1つであるイエメンのアデンにちなんでいる。
また、「アラビカム」の名はアラビア半島原産であることに由来するが、現在流通しているのはタイ産か、あるいは国内実生のものが多い。
ダイソー産アデニウム(110円)を買ってみた
そのダイソーには2株のアデニウム(税込110円)がありました。
見た目には結構違う感じで、2株とも購入してみました。
実生なのでしょうが、このサイズにするのだって1〜2年かかりそうです。
なお、ダイソー産アデニウムの表記は「アデニューム」となっています。
これは動物も昆虫も植物も皆そうですが、学名をカタカナ表記すると色々な形があるものと思います。
パキポディウム「グラキリス」も「グラキリウス」と書かれていることもあります。
昔「SCREEN」という雑誌を読んだ時に、「レオナルド・ディカプリオ」のことが「レナード・ディカプリオ」と書かれているのを読んだ時には驚いたものです。
そのままでも問題ないと思うのですが、プレステラ90に植え替えることにしました。
当然ですがちゃんと発根しています。
プレステラにも少しだけペイントの上植え替えしました。
細いのでなんだか「ちゃんと育つのかな〜」と心許ない感じです。
そしてこれが購入後概ね2ヶ月後の姿です。
大きくなったというよりは、“曲がって”きました。
「アラビカムってこういう感じに伸びるの?」って感じですが、変化があるのは嬉しいものです。
もう一株の方はあまり変化が感じられません。
コメリ産アデニウム(398円)を買ってみた
ダイソー産アデニウムを購入した後、ふとホムセンことホームセンター「コメリ」に立ち寄ったところ、アデニウム(税込398円)を発見してしまいました。
塊根部もダイソー産の何倍も太く、十分コーデックスらしさがあります。
それでいて驚くほど安い。
後でお調べしたところでは、過去にはネット上でもちょっとした話題になったようでした。
私は自宅スペースの問題も忘れてすぐに飛びつき、あろうことか2点購入してしまいました(というか全部買いたいくらいでした)。
抜いてみますとこのような感じで、根も結構立派に感じます。
このような「イージーケア」等と書かれたポップアップが刺してありましたが、「ケア」が「イージー」であることが売りのようです。
そして植え替えてみました。
いつもの『black pot』ですが、雰囲気的には完全に398円の域は超えたのではないでしょうか。
もう一株は、少し枝が短めのものにしました。
こちらもイイ感じです。
ダイソー産アデニウムは、ほとんど自分で種から実生してる楽しみに近いと思います。
一方、コメリのアデニウムはコーデックスが好きな方にとってはすでに鑑賞価値が生まれつつあるサイズと言えます。
ちなみに一度だけダイソー産の300円アデニウムに出会ったこともありますが、コメリ産ほどのクオリティは無かったように思います(よって購入していません)。
アデニウムの相場とは
私自身、コメリ産アデニウムを見まして、アデニウムの相場が計りかねるようになってしまいました。
実はコメリ産アデニウムに出会う前、別のホームセンター産アデニウム(税込1,980円)を発見しておりました。
当初いいなと思いつつ、微妙に高く感じてしまい購入を見送っていました。
コメリ産と比較しましても、ひとまわり大きい程度かなというところでして、コメリ産のコストパフォーマンスの良さを感じます。
一方、こちらは別の園芸店で発見した立派な園芸店産アデニウム(税込6,800円)です。
決して安くはありませんが、コメリ産アデニウムをここまで育てるのは何年もかかることでしょう。
欲しいです。
観葉植物はどれも多かれ少なかれそうかと思いますが、そのあたりが価格と照らしてどうかということになります。
植物を買うということは、「その植物を育てる権利を買う」ということになりますが、さらに当然価格によって生育状態に差があるわけですから「時間をお金で買う」と言えなくもありません。
もちろんアデニウムの場合「巻葉」であるとか「獅子葉」であるということになれば価格も全然違いますし、他のコーデックスでも「現地球」の輸入株ということになれば小さくても高額になってきますので一概には言えません。
今回とにかく申し上げたいのは、ダイソー産アデニウムもコメリ産アデニウムも、買ったらおもしろいということです。
特にコメリ産にあっては、実生でここまで育てるとなれば何年もかかりますし、一方で値段的には万が一何らかの問題が生じたとしても、「しまった…買うんじゃなかった…」ということになる可能性は極めて低いものと思います。
私自身も、これからどのように育ってくれるか楽しみです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。