JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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オトンナ・ユーフォルビオイデスと僕【ひと冬の成長】

 我が家には、良く言えば「将来が楽しみな」、悪く言えば「単に若く小さい株」ばかりが並んでいます。

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決して負け惜しみではない

 もちろん私だって立派な植物が欲しい気持ちは強く持ち合わせていますが、別に良いのです。

 園芸は長く付き合う趣味であると心に決めていますので、安く購入した若い株が、いつか何万円もするような現地球並に育ってくれることを楽しみにしているのです。

 そう、決して負け惜しみではないのです。

 『灌木』に憧れる私が出会った小さなオトンナ・ユーフォルビオイデス

 そんな私ですが、やはり私も園芸を趣味とする者の端くれとして、例えば、

   オペルクリカリア・パキプス

   ボスウェリア・ネグレクタ

   センナ・メリディオナリス

なんかの『灌木』の類いにも興味があります。

 いや、興味があるというかはっきり言って憧れています。

 正直、夜な夜なネットや物の本を読んでは憧れているのです。

 

 如何せん、昨今流行しているような灌木は非常に高価です。

 とは言え、私も大人ですから、いくら高価とはいえ、様々なものを犠牲にさえすれば(お金や家族の信頼などを犠牲にさえすれば)、買えないわけではありません。

 でも私の家には置く場所だってないのです。

 置く場所はないのに、失うものは大きいのです。

 

 そんな私が、たまに行く園芸店で小さな『オトンナ・ユーフォルビオイデス』を発見しました。

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 見つけた時は、「こんな物があるんだ…!」と思ってドキッとしましたが、これだけ小さな株ですからかなり安価です。

 そして、この2.5号ミニラン鉢辺りに収まるこのサイズ、まさしく我が家にお誂え向きの灌木というわけです。
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 『オトンナ・ユーフォルビオイデス』は、オトンナの一種でして、大きくなっても30cm程度の高さの灌木です。

 私のオトンナのような若い株は幹も白いですが、成熟するにつれ黒くなっていき、その容姿からか『黒鬼城(くろおにじょう)』の和名があります。

 いわゆる冬型で成長期は秋から冬にかけてということですが、南アフリカ原産ですから特に耐寒性が高いというわけでもなかろうかと思いますので、我が家でも最低気温が10℃を上回って安定するまでは室内管理しています。

 

 我々が育てるような、いずれの多肉植物や灌木もそうですが、成長は非常に遅いということです。

 私は、何年も育ててやっと「あれ?そういえばここの辺りが少し太くなったような…?気のせい?」みたいな感じになることは覚悟できていました。

 

今だけかもしれないけど…意外と成長が速い

 私は後でがっかりするのが嫌で、植物に拡大解釈や希望的観測を持ち込まないようにしているのですが、購入して1ヶ月くらい経過したある日、確信しました。

や、やはり…太くなっている…!

 

 毎日のように眺めながら、はじめは「気のせいかな?」「もしかして気持ち大きくなったかな?」くらいに自分を諫めていたのですが、購入時の写真と比較して確信に変わりました。

 

2020年12月
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 この辺りから、水やりをする度に太くなっている気すらしました。

 それも、あくまで上に伸びることなく、横に太くなっている感じです。

 

 もう1ヶ月ほどすると、それはより顕著になりました。

 もう気のせいではありません。

 

2021年1月
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 さらにもう1ヶ月ほどすると、分頭していることが感じられるくらいになってきました。

2021年3月

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 よく見ると、葉の生え方がいくつかエリア分けされており、その根本がそれぞれ少しずつ膨らんでいるのです。
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 これほど早く成長を感じられるのは、嬉しい誤算でした。

 

 この記事を書いている最中にも成長を続けてくれています。

 段々と休眠期が近付いて参りましたので、一部落葉する葉も見られますが、ラストスパートでもう1ランク成長して欲しいものです。

小さい苗でも楽しめる

 私のように中途半端に園芸をやっている者は、信頼できるしっかりした株や、あるいは現地球を買うでもなく、かと言って小さい株も「そんなものを買って、満足いくまで成長するのに一体何年かかるのか…」などと敬遠してしまうのですが、この「オトンナ・ユーフォルビオイデス」のお陰で、小さい苗でもその時なりの成長を楽しめることを教えてもらいました。

 

 今後も大切に育て、この勢いで成長して欲しいです。

 

 いや、そうは言ってもできることならもっとペースアップして欲しいというのが本音でもあります。

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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