パプキン幼虫飼育用マットの水分量が多い
この記事ではパプキンことパプアキンイロクワガタの幼虫飼育用マットが水分過多で困っていることについて記述させていただきます。
はじめに
現在私はオオクワガタの幼虫とパプアキンイロクワガタの幼虫を飼育しており、発泡スチロール箱の簡易温室で温度管理しています。
先日割り出したパプキンの幼虫を飼育用ケースに移し、個別飼育に移行したのですが、蓋や側面に水滴が目立ち、明らかに水分過多が見受けられる状態になっています。
又、マット内の水分が簡易温室内にこもり、温室内の湿度が上昇する悪循環になっているものと思います。
jbwideandshallow.hatenablog.com
この記事では私自身が困っているという話であって、必ずしも「こうすれば解決する」ということにはならないかと思います。
「こういう飼育下だと、こういうケースがあるのだな」という程度にご了承いただければ幸いです。
幼虫飼育ケースの状態
現在パプキン幼虫を飼育しているケースの様子を見ますと、蓋や側面に水滴が見受けられ、水分過多の状態と認められます。
3段に重ねて置いてありまして下から2段はそうでもないのですが、特に上段のものに水滴が見られる状態です。
狭い温室内とはいえ、やはり上部に湿気が溜まっているものと思われます。
なお、このケース内のマットはきのこマットを使用しているのですが、作業時間の都合上いわゆるガス抜きと言える程の作業は行わず、箱に数十分程度広げた後、わずかな加水で使用しています。
産卵セットを組んだ際もきのこマットを使用しているのですが、加水し過ぎたという思いがあったので、水分は抑えたつもりでした。
ちなみにですがケースの蓋には空気穴を空けています。
適切な水分量とは
マットの水分量についてはよく「強く握ったら固まる程度」の水分量と言われています。
しかしこれが意外と私のような未熟者には難しいところです。
これを意識して、幸いパプキン♀は産卵に成功してくれましたが、今後もなにかとこの時の感覚で正解とは思えませんので、経験で会得していくしかないと考えています。
あえて言うなら、私のような未熟者は少な目を心掛けた方がいい気がしています。
水分量が多いことによる問題
温室内で幼虫飼育をする際の発酵マットの場合はということになりますが、
・ マットが再発酵する
・ マットが劣化する
・ カビ等が発生する
という恐れが考えられます。
マットが再発酵しますと、マット内部の温度が極端に上昇し、死に至る場合があるということです。
又、マットが劣化することも当然幼虫にとって良いはずがなく、特にパプキン幼虫に関してはできれば1本返ししたいと思っているので、劣化は是非とも避けたいところです。
あと、これまで湿度は気にしてこなかったのですが、同じ温室内にあるオオクワガタの菌糸ビンの方にも劣化等の悪影響が予想されます。
対策を考える
現在のところ発酵臭もしませんし、マット内の温度が上昇している感じもありません。
しかしこのままではいかにも劣化しそうなので、取るに足らない対策ですが、差し当たり対策になりそうなことをやってみます。
簡易温室の蓋の開閉
私の簡易温室ですが、マルチパネルヒーターのコードを通す穴兼空気穴として、穴は側面に1つしか空いていません。
空気穴としては今のところ酸欠で☆になった個体は成虫も幼虫もいませんので、問題ないと思うのですが、湿気は良くも悪くも逃げていないものと考えられます。
今後湿度対策が解決しなければ上部にも穴を空けることを検討しなければならないかもしれません。
しかしとりあえずは、新鮮な空気の入れ替えと湿度対策を兼ねて定期的に蓋を開閉するようにしてみようと思います。
水滴の拭き取り
これも項目立てる程のことではないのですが、余分な水滴を拭き取って対処してみたいと思います。
シリカゲルの投入
当然マット等が乾燥して良いはずがありませんので、前述の水滴が落ち着くまでの期間限定でシリカゲルを投入してみます。
本当はスペースさえあれば一時的にもうちょっと大きい除湿剤を使用して解決してしまいたいところですが、とにかくスペースがありません。
蓋の間にキッチンペーパーを挟む
蒸発した水分がケース内で蒸れないよう、キッチンペーパーを挟んで水分を吸ってもらいます。
とりあえず1日ごとに交換してみます。
些細な対策の効果
上記の些細な対策を数日実施してみました。
結論的には私が個人的に多少なりとも効果を感じたかなと思うのはキッチンペーパーでした。
温室の蓋の開閉については換気の意味でも無駄ではないでしょうし、温度変化が頻繁にならない程度に今後も実施しようと思います。
水滴の拭き取りについては、即効性があるような気がしたのですが、根本的解決になっておらず閉めて温室に戻すとまたすぐに水滴がついてしまいます。
シリカゲルは容量的に効果はなく、シリカゲルが乗っている部分だけ水滴が少なくなっている程度でした。
そもそも適切な水分量について学ぶ
本来これをマスターしてからこういった記事を上げるべきなのですが、とは言えなかなか経験則がないと適切な湿度や水分量は会得できないかと思います。
そもそも今回のケースにおいて、「現段階で適切な水分量且つ数ヶ月保つ」というものがどの程度かよくわかっていません。
今後対策して無事に羽化してくれれば「とりあえず今回は大丈夫な範疇の水分量だった」ということはわかることになりますので、そういったことを積み重ねるしかないのかと思います。
今回は特に中身のない記事になってしまいました。
お読みいただいた方、大変申し訳ございません。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。