JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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クワガタ成虫管理マットを考える3-クワガタ成虫管理ケースを考える2【クワガタの 脱走こわい ダニこわい】

    この記事ではクワガタ成虫管理に関しまして、私が管理時に恐れている脱走と、ダニ等のことについて記述させていただきます。

はじめに

    私は妻子と同居している自宅におきまして、ごく小規模なスペースでクワガタ成虫、幼虫を飼育しています。

    家族(というか妻)は、クワガタ飼育を禁じてはいないものの、おそらく多くの女性と同様に、自宅内で昆虫を飼育していることを好ましくは思っていません。

    これについては、以前の記事でも触れさせていただきましたが、私自身もよくわかるところです。

    私は、私自身がクワガタ等甲虫に魅力を感じていることと、子どものためと思いクワガタ飼育をしているのですが、基本的に虫が苦手という感覚は持っています。

    こちらも結構いらっしゃるのではと思うのですが、子どもの頃は昆虫が好きで虫捕り等をよくやっていたのに、大人になるにつれて虫と触れ合う機会もなくなり、いつの間にか虫を触ることも苦手になっていました。

    ですので、自宅内で昆虫を飼育していれば不快に思うという気持ちもわかるのです。

    家族にはこの場をお借りしまして感謝申し上げます。

 

    話は若干逸れましたが、そうした理解度の中、クワガタを飼育するからには、責任持ってしっかりと管理し、且つ清潔を保つ必要があります。

    つまり、成虫が脱走している等ということはあってはならず、ダニやコバエ等が大量発生するということも避けねばなりません。

 

    以前「昆虫こわい」という書籍を購入しまして読了しましたが、非常におもしろかったです。

    しかし、私のこの記事のタイトルの「こわい」は、「饅頭こわい」の類ではなく、本当に恐れている意味合いになります。

[カラー版]昆虫こわい (幻冬舎新書)

[カラー版]昆虫こわい (幻冬舎新書)

 

    なおいつものことですが、この記事はどなたかに何かを教示しようというものでも模範を示すものではなく、あくまで私が使用したものや考えていることを記述させていただいているに過ぎませんので、ご了承いただければ幸いです。

脱走こわい

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脱走について

    脱走については、真っ当な飼育をなさっている先輩方の飼育を通じて学ばせていただきましたが、まず飼育者として「脱走してどっか行っちゃった」ということは避けなければいけないことかと思います。

    脱走していずれかから外に出れば放虫と同義ですし、自宅内でも発見に至らなければ大切な成虫が死に至ることになるかと思います。

 

    それに加え、家庭内の問題があります。

    我が家で万が一脱走があり、私が気付く前に妻により発見され、「キャー!」となろうものなら、間違いなく重大事件に発展し、飼育そのものも危うくなると思います。

脱走を(極力)予防する

    先日SNSの方で、先輩方がどの様な状況で脱走を経験されているのか質問させていただきまして、快く何人もの方に教えていただきました。

    ありがとうございました。

    大変勉強になりまして、脱走に関して気を付けなければならないのは、私が言うまでもありませんが、

・ 蓋の閉め忘れ等のケアレスミス

・ クワガタが蓋を押し開けてしまう

・ ケースそのものが食い破られる

等ということになろうかと思います。

    とりわけ、成虫が蓋に届くかどうかというのは、脱走防止に関しまして一つ重要な要素かと思います。

脱走防止の観点も含めクワガタ成虫管理ケースを考える

    初心者の私がいくつか試してみたものになりますので、ご了承いただければ幸いです。

・ 100均の虫カゴ

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    100均の虫カゴもいくつか使用しましたが、その中ではこの商品に落ち着いていました。

    セリアで購入です。

    セリアの虫カゴは今でもサイズや見た目は割と好きなのですが、やはり上の小窓からの脱走の可能性が恐くて使用しなくなってしまいました。

    でも虫カゴらしさと実用性が備わっているところが割と好きです。

・ コバエシャッター

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    私がご紹介するまでもありませんが、コバエシャッターです。

    ご存知のとおりこちらはツメで閉めるタイプですが、結構キツ目になっているので、成虫の力でもそうそう開けられなさそうに感じます。

    ただ、私は上からもケース内が見えるのが好みですので、使用しなくなってしまいました。

・ クリアースライダー

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    こちらも私がご紹介するまでもないのですが、蓋は片方がフックのようにロックできるようになっていますので、恐らく脱走は不可能に近いのではと思います。

    又、先述の上からもケース内が見えるというニーズにも合っています。

    私はクリアースライダーが好きですし、使用している方も大変大勢いらっしゃるかと思うのですが、我が家では飼育スペースが狭いため、成虫1頭にこのサイズはVIPになってしまいます。

【昆虫飼育ケース】クリアースライダー[シーラケース]

【昆虫飼育ケース】クリアースライダー[シーラケース]

 

・ プッシュポット

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    100均商品でして、こちらはセリアで購入ですが、最近はダイソー等でも見かけます。

    こちらもクリアースライダーのように見通しがいいことに加え、コンパクトであることが気に入っています。

    当然空気穴は自分で開ける必要があります。

    蓋については、本来片側をプッシュして開ける構造になっているのですが、力を込めて上に引っ張ればそれでも開きます。

    クワガタの力で開けられるのかは、今のところ開けられたことがないので不明です。

    多分開けられないような気がしますが。

・ ネジ式(スクリュー式)パック

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    ダイソーで購入したものです。

    蓋がスクリュー式のものでタッパーの様なPP製のパックです。

    ダイソーのこちらはこの手の商品の中で比較的透明度が高いので選びました。

    見栄えがいいとは言えませんが、成虫管理には便利です。

    ただし、スクリュー式の蓋でも回して開けられて脱走されたという記事を目にしたことがあります。

    クワガタに「回せば蓋を開けて脱走できる」という思いはないでしょうが、確かに力が反時計回りの方向に掛かれば蓋が開くことは想像できます。

・ クリアボトル 

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    セリアで購入です。

    比較的見栄えがいいことと、いくつかサイズがあるところが便利です。

    しかし、先述のとおりスクリュー式の蓋でも開けられる恐れがあるというところが私は恐いです。

    やはり、極力クワガタが蓋に触れられないようにするということが肝要なのかと思います。

    我が家は個体数が少ないので、オオクワガタ成虫は以前製作したような簡易クワリウムにしているものもいます。

    ちなみにこちらには、ハスクチップ 、流木、エアプランツが入っていますが、流木を背の高い物にすると、蓋に届いてしまいそうなのでこれは避けています。

・ ガラスケース

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    ダイソーで300円で購入したものです。

    ガラスでクワリウムを作ってみると、やはりガラスはキレイで、PET容器よりこちらを使いたくなってしまいます。

    しかし、我が家には子どももいますので、子どもが手に持って落としてしまう可能性を考えますと、割れる恐れがありますので、あまり使用できていません。

    本当はクワリウムはガラスのケースで作りたいなとは思っています。

・ 重しを置く、テープで止める

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    これはダイソーで購入した、何というか、石でできたコースターです。

    重しに使えるのですが、蓋をこじ開ける力があれば、重しも持ち上げられてしまいそうな気がします。

    又、養生テープで止めることもありますが、当然ゼリー交換の際等に不便になります。

ダニこわい

ダニ等発生防止の観点も含めクワガタ成虫管理マットを考える

    幼虫飼育時のマットや菌糸ビンに、ダニやコバエ、トビムシ等の発生はある程度は致し方ないのかと思います。

    成虫管理に関しましては、まず、成虫個体そのものについては、やはりワイルドのものにダニの付着が多く見られ、ブリードしたものは適切に掘り出し等をしていればさほど付着していないのかと思います。

    そこでマットに関してですが、私ごときが長々とご説明する必要はないかと思いますので、結論的に申しますと、ダニやコバエを防ぐためには、広葉樹マットではなく針葉樹マットということになるかと思います。

    針葉樹系と言いますと、主に、

・ ヒノキが原料のヒノキチップ、ヒノキマット

・ ヤシガラが原料のハスクチップ、ジャングルマット

・ 松が原料のインテリアバーグ

等になろうかと思います。

    先日も記事にさせていただきましたが、私自身は普段の成虫管理ではハスクチップ を使用することが多いです。

    転倒防止材を別に入れる必要があまりないと感じているからです。

    そもそも、私の中ではマットの条件として、

・ ダニやコバエ等の発生が少ない

・ 臭いが少ない

・ 安価(交換に躊躇しない)

等と考えていることを以前の記事でも記述させていただいたかと思います。

 

※追記(2019.6)

    ハスクチップについてはダイソーでも見かけるようになりました(2L/100円)。

    嬉しいですね。

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・ ヒノキチップ

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・ ハスクチップ 
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・ ジャングルマット
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・ ジャングルマット+ハスクチップ 
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    ちなみに、私は水苔をまだ使用したことがありません。

    私はケース内がビチャビチャになってしまうのが嫌なので、水分を吸収してくれる水苔は良さそうなのですが、なんとなく見た目が好みでないので、敬遠してしまっています。

    使用されている方も多くおられますし、いつか私も試してみたいと考えています。

 

    又、先日記事にさせていただきましたが、ワイルド品で、ダニの付着が非常に多い個体について、いわゆるダニ取りマットを使用してみています。

    完全に取りきれるものではないものの、ダニの数は減ってきている気がします。

    いつか完全に除去できることがありましたら、またご紹介させていただきたいと思います。

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※追記:ダニとりマット使用後の記事です。

おわりに

    大したことがない内容を、長々と記述してしまいまして大変失礼致しました。

    大したことがないのに、書き出したらなんだか長文になってしまいました。

    先に書きましたとおり、何かを教示しようというものではございませんので、もっと良いものや方法、工夫がございましたら是非教えていただけたら大変嬉しいです。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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