パプアキンイロクワガタのペアリング実施について【パプキンブリード2018】
この記事ではパプキンのペアリングを実施したことについて記述させていただきます。
はじめに
我が家では少数ですがパプキンを飼育しておりまして、昨冬からブリードを実施しておりました。
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しかし、今夏の暑さのためか思うような結果が得られず、数は求めていないので良いのですが、♂の羽化不全が多くなってしまいました。
それもありまして、未だパプキンのブリードを継続するか、するとしてどのようなスケジュールかということは考えていなかったのですが、ブリード用に補強をしてしまいました。
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せっかく購入しまして、そしてやはり生体にはいつ万が一のことがあるかもわかりませんので、この度ペアリングを実施することにしました。
ペアリングセットver1作成
まずは以前のペアリングセットを踏襲することにします。
基本的にパプキンの♀殺しはないものとしまして、同居してもらう方針です。
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乾燥防止のため薄くジャングルマットを敷いて少しだけ加水しまして、上に鉢底ネットを交尾の際の足場として置きました。
あまりマットに潜り続けてもらったら成立しにくそうですので、鉢底ネットは極力内寸ギリギリです。
あとは転倒防止材としてハスクチップを少々置きました。
パプキンを投入しますと、間もなく交尾が始まりそうだったのですが、♀が乗らなかったのかすぐに終わってしまい、不成立だったものと思われます。
その後は、♀が鉢底ネットのわずかな隙間からマットに潜ってしまい、ペアリングは難しそうに思えました。
ペアリングセットver2作成
上記セットで放置しても行き違いになるだけの恐れもありましたので(以前は上記のようなセットで成功したのですが)、短期決戦で違うセットを組むことにしました。
幼虫の個別飼育や、成虫の個別管理に使用した容量170mlのスクリュー式パックをケースにします。
こちらに、足場としまして、内寸に合わせてカットしたコルクボードを置き、さらにまた転倒防止材としてハスクチップを少々置きました。
ゼリーは先に食べさせて、このケースにはゼリーを置かずペアを投入しました。
ペアリングは成功したのか
一晩設置しまして、翌日様子を見たところ、ペアは双方とも器用にコルクの下に入り込んでおり、これを取り出してみたところ、重なり合うようになっておりました。
これはメイトガードなのでしょうか、たまたま同じ場所にいて重なってしまっていただけでしょうか?
その後もメイトガードの可能性のある行動も見られました。
しかし、なんとなく信用できないのは、このパプキン♂の気性の荒さからです。
この♂はいつもガサゴソ動いていて「喧嘩っ早そうな奴だな」と思っていたのですが、他の♂を投げ飛ばしたり、あろうことかペアリングセットの中で♀を投げ飛ばす姿も一度見ました。
以前ペアリングした個体では(見る限りでは)このようなことがなかったのですが、やはり個体によって、性格と言いますか、違いがあるのだなと思いました。
今後について
短期決戦のペアリングセットから取り出した後は、再度元のケースに戻って同居してもらいました。
一応こちらのケースで、あと何日かだけ様子を見まして、ペアリングセットを解消したいと思います。
ペアリングを進めつつ、ブリードをどうするか検討したいと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。