パプキン標本で家系図を作る-その1
この記事では、我が家で飼育していたパプキンの標本を家系図状にしてみることについて記述させていただきます。
はじめに
我が家では1組のパプキンからブリードしまして、いくらかのパプキンを飼育しておりまして、詳細は過去記事のとおりとなります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
種親も含めましてすでに☆になってしまった個体もおりまして、順次標本製作をしておりました。
なお、私自身はブリードも標本も全くの初心者でして、SNS等を通じて先輩方に教えて頂いたり、お調べしたことを見よう見まねで作業しておりますので、日頃から標本製作をなさっている方はお見苦しいかと思いますが、ご了承頂ければ幸いです。
標本にする個体について
我が家でブリードした個体では、幼虫時期に落ちてしまった個体や、羽化したものの不全となってしまった個体もおりました。
又、試験的に小さいケース1本返しをしたこともあって個体サイズも小さくなっています(パプキンの場合サイズは然程気にならないのですが)。
要は「せっせと標本にする価値があるレベルの個体なのですか」という話で、正直なところそんなレベルの個体ではないのですが、せっかくなのでパプキン一家で標本にしてみようかというところです。
ただし標本箱のスペースとバランスの問題もありますし、見た目でも標本に耐え得る個体に限定することにしました。
家系図を作ることについて
今回のブリードでは、種親のマジョーラカラーが継承されなかったこともあり、今季ブリードは別ペアを購入しまして別ラインのブリードを進めようかと思っているところです。
つまりこのラインでのブリードは完結した感もあり、それならパプキン一家で、1箱の標本箱にて家系図的な構図で標本にしてみたら面白いかなと思ったのでした。
標本製作について
☆になってしまった個体について、すでに標本化作業をしたことにつきまして、都度記事にさせていただいたこともありました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
ですがパプキン一家で標本にしようという構想はかなり前から考えていたので、標本は乾燥させた状態のまま放置してしまっていました。
標本については最近は
酢酸エチル(除光液)漬けで防腐・脱脂
↓
お湯で軟化
↓
展足
↓
乾燥
という手順を踏んでいます。
ちなみに標本製作につきましてはInstagramでフォローさせていただいている「ぽんぐ(sycophanta0131)」さんを勝手に心の師として参考にさせていただいています。
標本箱について
今回も100均で購入した木製の箱を使用します。
ただし今回は今まで使用していた蓋型のものでなく、アクリル部分をスライドさせて閉じるタイプのものを使用してみます。
変更した最も大きな理由は、私は無精ですので、すでに塗装がなされていることになります。
背景につきましては、パプキンはそれぞれの個体で色が違いますので、無難に白にします。
ただし家系図っぽくラインは引いてみました。
これを発泡スチロール板に貼り付けて背景とします。
そして標本箱へ
とりあえず現時点で標本となっている個体をマウントしてみます。
ラインと個体のサイズが合っておらずバランスが悪いです。
だからかいまいち自分が思っていたように家系図感も出ていないです。
今後完成までに背景を手直ししたいと思います。
当然ですがまだ生きている個体もいますので、今回はテストという感じです。
個体を〆ることはしませんので、完成はかなり先になろうかと思います。
今回雰囲気を見てみまして、気が変わったらまた違うコンセプトにしようと思います。
又、完成の頃にはラベルも考えてみます。
とりあえず現時点で標本箱に入れてみるとこんな感じです。
こんな少ない数でもパプキンの多様性を感じます。
改めて見ると構造色というのは本当にすごいと思いますし、なぜこのような種族に進化したのか疑問です。
やはり様々な色の個体がいた方が、様々なシチュエーションで生き残ることができて、種として生存競争に勝って繁殖できるのでしょうか。
しかしその理由だけでは疑問な気もします。
とかそういうことを、標本にして並べてまじまじと見るとつい考えてしまいます。
ちなみに
種親の♀箇所が空席になっていますが、実はまだ元気にしています。
購入時の情報では2017.11羽化ということでしたので、羽化後1年ということになります。
産卵もさせたわけですのでどうかなというところで、元気が無いような気がする時期もありましたし、最近は符節が欠けてきたりしているのですが、思いの外長生きしてくれています。
当然ですが、私の標本製作など気にせずできる限り長生きしてほしいです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。