15個採卵したはずなのにかなり減少-パプキンを省スペースでブリードしてみる【パプキンブリード2018】
この記事では、前回採卵したパプキンの卵を再度割り出した結果について記述させていただきます。
はじめに
前回記事におきまして、悲報続きの我が家の小規模パプキンブリードにおいて、無事産卵してくれまして、15個の卵を採卵したという光明をご紹介させていただきました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
又、この過去記事で触れさせていただいていますが、小規模ブリードとはいえ私の管理力では15個では心許なかったので、余ったマット(産卵1番)で再度同様の産卵セットを組んでいました。
ここまでの経過について
詳細は前記過去記事のとおりとなりますが、経過について簡単に触れさせていただきますと、今回の産卵セットの概要については、
・ ダイソーで購入の1.7Lの容器を使用
・ マットは「産卵1番」
・ 転倒防止材にハスクチップ
・ 温度は簡易温室で25℃程度で管理
・ 産卵セットを組んで12日目で割り出し
・ 卵は同じケースに「ヒラタ・ノコ1番」を詰め直して同様に管理
という経過でした。
よく触れさせていただいておりますが、我が家の限られた省スペースで飼育している関係上、省スペースで小規模にブリードすることを意識しています。
ちなみに種親♂はすでに亡くなってしまい、先日初めての展翅標本にした個体です。
jbwideandshallow.hatenablog.com
孵化について
SNSではちょっとご紹介させていただいていたのですが、側面から複数頭の孵化、孵化後の生育は確認できていました。
ただし、10数個も孵化した割には見える幼虫が少ないなと一抹の不安は感じておりました。
今季幼虫飼育の方針について
先に私自身の前世代のパプキンブリードについて触れさせていただくのですが、概要は、
・ 570mlのケースに約20個の産卵
・ 幼虫は170mlケースで個別飼育
・ 同170mlケースで成虫まで1本返し
というものでした。
jbwideandshallow.hatenablog.com
今回の幼虫飼育に関しましては、
・ 菌床飼育とする
・ 3ヶ月程度菌糸ビンを用いて多頭飼育
・ 菌糸カップにて個別飼育し羽化まで
と考えています。
それでいくらか菌糸ビンを用意したのですが…以下に続きます。
再度の割り出し結果について
本記事のタイトルのとおりですが、卵15個からかなり減ってしまっていました。
さすがに「あれ?」と思いました。
このところ何も入っていないマットを掘り返していた感覚が蘇りました。
結局出てきたのは幼虫5頭と卵1個でした。
あとの卵や幼虫はどこに行ったのか…なかなかうまくいかないです。
私の管理力不足と勉強不足です。
昨季はうまくいったことでもなかなかうまくいかないです。
掘り出した幼虫5頭は900mlのG-potに投入しました。
又、卵1個についてもおそらく孵化しないと思うのですが一緒にいれました。
前述のとおり3ヶ月を目処にしようかと考えています。
再セット結果について
続いて再セットした産卵セットについても割り出しました。
結果は“0”でした…。
「なんでこないだまでちゃんと産卵してたセットと条件ほとんど同じなのに産んでくれないの…?」と思ってしまいます。
ちなみにメスは生還しました。
産卵再々セットについて
生還したメスはどうも弱っている気がしました。
なんとなくもう一度「産卵1番」を準備する程には期待ができない気がしたので、手元に残っていた「ヒラタ・ノコ1番」を同じ1.7Lのケースに固詰めしまして一応再々セットしておくことにしました。
菌床飼育はどうか
パプキン幼虫を菌床飼育するのは初めてですが、キンイロクワガタは菌床飼育可能ということで、そのこと自体は問題ないかと思っています。
しかし、最近の不調の流れからするとどうしても不安になってしまいます。
とりあえず食痕や幼虫の姿が見えないと安心できないです。
何か根本的に間違えているのかもしれないので、改めて勉強しなければと感じています。
とにかく、この菌糸ビンには幼虫5頭+卵1個が入りましたので、生存を祈りまして、大切に管理していきたいと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。