『ドラクエⅤ』実写映画化への期待と不安と揺れる想い【2019年8月2日公開・山崎貴監督】
この記事では、ドラクエⅤこと『ドラゴンクエストⅤ』フル3DCGアニメーション実写映画化のことについて記述させていただきます。
はじめに
我々30代は、テレビゲームの発展と共に成長し大人になったと言っても過言ではないと私は思っています(もちろんアーケードの発展も共にあったと思いますが、ここではコンシューマーにスポットを当てさせていただきます)。
そんな我々にとってドラクエ、とりわけスーパーファミコン1発目のドラクエであるドラクエⅤの存在は特に大きいです。
2月13日、ニュースZEROを視聴していましたところ、そのドラクエⅤが3DCG実写映画化するということが発表されておりまして、思わず衝動的に記事にせずにはいられなくなってしまいました。
ご了承いただければ幸いです。
※追記(4/4)
キャストとトレイラー(予告)が公表されましたね!
主人公(リュカ):佐藤健
パパス:山田孝之
フローラ:波留
ヘンリー:坂口健太郎
等
※追記(5/27)
※追記(6/19)
ストーリーについてや新予告、ポスタービジュアルが公表されました。
[映画.com ニュース]国民的ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズ初のフル3DCGアニメーション映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の本ポスタービジュアルと最新予告映像(https://youtu.be/eceWg3BlHP4)が、このほどお披露目された。
ドラクエⅤとは
タイトル:ドラゴンクエストV 天空の花嫁
発売日 :1992年9月27日
ハード :スーパーファミコン
ドラクエフル3DCG実写映画化が発表された
ドラゴンクエストシリーズ初の3DCGアニメーション映画化が決定! #DQ5 のストーリーを原案にフル3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』として、この夏スクリーンに登場します! https://t.co/zEBKYrzJx2 #映画ドラクエ #ドラクエ #DQ pic.twitter.com/LibAOPjSHe
— ドラゴンクエスト宣伝担当 (@DQ_PR) 2019年2月13日
2月13日のニュースZEROを視聴しておりましたところ、ゲストが映画監督の山崎貴さんでした。
言わずと知れた日本を代表する映画監督の1人です。
『ALWAYS 三丁目の夕日 』『永遠の0』『DESTINY 鎌倉ものがたり 』等を監督されています。
ja.wikipedia.org そして何気なく観ていますと、なんでも「今日は重大な発表がある。」「世界で初めて、ZEROで発表する。」等と仰いまして、(やけに煽るな…よほどの映画か…)等と思っていたところ、ドラクエの映画化が発表されたのです。
映像には間もなく堀井雄二氏も出てきまして、山崎監督と対談のようなこともしています。
ja.wikipedia.org 堀井雄二氏も言わずと知れたゲームデザイナーであり、ドラクエシリーズの産みの親であることは言うまでもありません。
堀井さんまで出てきて、(これはマジだな…)と事の重大性に次第に気づきます。
そして遥か未来の公開かと思いきや、2019年8月2日公開だと言うのです。
VFXの第一人者である #山崎貴 氏が総監督・脚本を手掛け、監督は #八木竜一 氏、#花房真 氏、原作・監修は #堀井雄二 氏が担当。音楽は #すぎやまこういち 氏の名曲を使用。8月2日の公開をお楽しみに!https://t.co/zEBKYrzJx2 #映画ドラクエ #ドラクエ #DQ
— ドラゴンクエスト宣伝担当 (@DQ_PR) 2019年2月13日
ドラクエⅤは我々ドラクエファンの中においても間違いなく特別な存在だった
誰もがプレイしているドラクエについて、敢えて私ごときが申し上げるのですが、「ドラクエⅤは我々ドラクエファンの中においても間違いなく特別な存在」です。
「どのドラクエが1番おもしろい」とか「どのドラクエが1番好きだ」という問題とベクトルを別にしまして、ドラクエⅤというのは特別な存在であったと思うのです。
ドラクエ初のSFCタイトルだった
ドラクエ4まではファミコンでのタイトルでしたので、SFC初のドラクエはドラクエⅤでした。
グラフィック、音楽等の進化は言うまでもありませんが、戦闘画面においてモンスターのバックに背景があったことが衝撃でした。
また、攻撃した際のエフェクトが武器によって異なったり、魔法によって異なったことも当時は驚きでした。
モンスターが仲間になった
ドラクエにおいて職業という概念はドラクエⅢからあったわけですが、ドラクエⅤの主人公の職業は『魔物使い』でした。
なんとあのスライムを始めとしたモンスターが仲間になるのです。
これまで敵として戦ってきたモンスターが仲間になるということが衝撃でした。
モンスターの仲間になりやすさには当然差がありまして、仲間になりにくいモンスターなどは『起き上がってこちらを見て』くれるまで数え切れないくらい倒したものです。
結婚できた・子どもが産まれた
システム面におきましては、上記のことを始めとして衝撃がいくつもあったのですが、ある意味でドラクエⅤで最も衝撃かつ重要だったのは、『結婚・出産』があることでした。
『ビアンカ派』『フローラ派』の論争は現代まで終わることなく、永遠に争われていく問題です。
ちなみに実は私は『ビアンカ派』です。
幼少期から共に冒険した縁のあるビアンカを選択しないことは私にはできませんでした。
ドラクエⅤは何周もしましたが、「次はフローラでやろう」と思っても、どうしてもそれができず、結局ビアンカでもう1周するということを何度も繰り返していました。
完全ストーリー重視のドラクエだった
当時堀井雄二氏は『RPGにおける自由度』についてよく語っておられた気がします。
つまり、RPGは冒険ですので、主人公がある程度好きなところから冒険できる自由度が無いと本来の冒険ではないという趣旨のことを仰るのです。
RPGにおいて自由度が高いということは、制作側からすると非常にゲームバランスを取ることが難しくなります。
ストーリーのレールを敷いて、順番にプレイさせて徐々に難しくしていく方が簡単だからです。
しかし私は堀井雄二氏のこういうこだわりを信頼していました。
例えば言わずと知れたことですが、ドラクエの主人公のセリフがないことも、堀井雄二氏の「プレイヤーが感情移入しやすいように」という配慮からです(この点は『クロノ・トリガー』製作時に坂口博信氏と揉めたらしいですね)。
ja.wikipedia.org 当時、自由度の高いドラクエと言えば、ドラクエⅢでした。
そして、ドラクエⅣにおいて1~5章に分かれた壮大な物語を作り、ドラクエⅤで素晴らしいストーリーのドラクエを作り上げます。
しかし一方で、ドラクエⅥにおいては、また自由度が高いドラクエに戻すのです。
以後、ドラクエⅤほどストーリーを重視したドラクエは作られていないと思います。
最後に
ドラクエ3DCG実写映画化の発表を目にしまして、衝動的にこの記事を書いてしまいました。
映画化を知って直ちにこの記事を書き始め、衝動的に一気に書き上げましたので、乱文申し訳ございません。
又、「いきなりなんの記事書いてんの?」と思われた方、申し訳ございません。
やはり我々世代には思い入れのあるゲームですので、「実写映画化」と聞きますと、大きな不安と小さな期待が入り混じり、複雑な思いになってついつい記事にしてしまいました。
パパスのこと、ヘンリーのこと、まだまだ語りたい想いはありますが、夜も遅いのでこの辺りにさせていただきたいと思います。
今後はキャスト等、冷静に続報を待ちたいと思います。
『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』、2019年8月2日公開です。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。