【同居してるけど…】プラティオドンネブトクワガタのペアリングについて
この記事では、プラティオドンネブトクワガタのペアリングを実施中であることについて記述させていただきます。
はじめに
私は自宅の片隅において極めて小規模なクワガタ飼育をしているにもかかわらず、あろうことか先日プラティオドンネブトクワガタを衝動的に増種してしまったことについて記事にさせていただきました。
飼育スペースの問題など諸事情がありまして、ブリードに慎重になっているところですが、いつもの悪い癖で、「とりあえずペアリングはしてしまおう」と思い立ち、ペアリングしつつ、産卵の計画を立てることとさせていただきました。
今回の種親について
先日1ペアだけ成虫で購入しましたプラティオドンネブトクワガタになります。
購入時の情報ではいずれもWDということです。
なお、♂♀双方ともゼリーは食べており、少なくとも後食はしているようです。
ペアリングすることについて
ブリードを躊躇するような消極的発言をしてしまっているのですが、前提としまして、そもそも興味があって購入した種であり、購入してしまってからも「やはり買って良かったな」と思わせてくれている種になりますので、ブリードしたいという気持ちは持ち合わせています。
話は若干逸れますが、以前私がワイルドということで購入した種に、「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」がおりました。
このローゼンは元から観賞用に♂1頭だけを購入したものでしたので、「ブリードを控えていたのに叶わなかった」等という問題は生じなかったのですが、購入から1〜2ヶ月程度で落ちてしまったのでした。
それもありますし、そもそも生き物ですからいつ何があるかわからないわけですが、とりわけワイルド個体は特に注意しなければならないなという感覚は、素人ながらに感じていました。
つまり今回も、後から「やっぱりブリードしたいな〜」と思ってペアリングしようとしても、その頃には落ちちゃってましたみたいなことにはならないようにしなければという、一抹の不安はあるのです。
又、そもそもワイルドですので、すでに♀が交尾済みの可能性もあり、そのまま産卵セット投入という手もあるのかと思いますが、やはりこれも私の悪い癖で、目の前でペアリングして交尾の目視確認がしたいという思いがありました。
いつものペアリング
まず、これまでオオクワガタやムシモン、パプキンで実施してきた、底にコルク板を敷いたケースを使用したペアリングセットを試してみます。
私の感覚では、パプキンなんかは昼行性だからなのか、ケースにペアで一緒にすると割とすぐに交尾が始まる印象があるのですが、プラティオドンネブトクワガタはそう簡単にはいきませんでした。
こんな思わせ振りなポーズを取ったこともありましたが、交尾には至りませんでした。
机上でのペアリング
机上の空論という意味ではありません(ある意味そうかもしれませんが…)。
机上にペアを置いて、その上からケース等をかぶせてペアリングするのです。
ちょっと話が逸れるのですが、私はペアリングの様子を観察するのが好きなんですね。
なんか交尾の時って、普段と違って昆虫の感情が見える気がします。
この方法はペアリングの成功率を上げるものでは全くないのですが、ペアリングを観察するものとしてだけは優秀です。
あと当然ですが、目を離していてもどこかに行ってしまうということもありませんので、別の作業をしたりしながら「ながら交尾観察」をしたりしています。
この方法は以前これまたパプキンで実施したところ、交尾してくれました(ちなみにこのパプキンは確か産卵セットに投入するも産卵する前に落ちてしまったと記憶しています)。
最初の上記ペアリングセットではさすがに手狭過ぎて交尾モードに入らなかった可能性もあると思い、1,200ccの菌糸ビン空ボトルをひっくり返して置いています。
しかしこの方法でも交尾を目視確認することはできませんでした。
交尾の目視確認は失敗か
そもそも簡単に交尾を見ようというのが甘いのは重々承知なのですが、私のような夜な夜なひっそりと作業している飼育者にとっては、ペアリングがうまくいっている確証がない♀の産卵セットに1ヶ月も2ヶ月も費やして、「やっぱ産んでませんでした。ペアリングうまくいってないのかなー?」みたいなのは受け入れ難く、どうしてもペアリングにも確実性を求めがちになってしまうのです。
やはり明るい所ですし、そんな雰囲気にならないのでしょうか。
ワイルドだからやはり♀は交尾済みで、交尾モードに入らないのでしょうか。
♂もやはり、♀が実は人妻であることがわかるのかもしれません。
あと温度は室内常温になりますが、もしかしたら若干温度が低いことも要因なのかもしれません。
しかしながら、様子を見ていますと、どうも乗り気でないのは♂の方だと思うのです。
♀はちょこちょこと動き回って、バンバン♂にも接近するのですが、♂の方がモタモタしていて交尾は一向に始まる気配がありません。
「自然界では安全なところで♀と2人きりになるチャンスなんてねぇんだぞ!」「据え膳食わぬは男の恥ぞ!」と注意したくなります。
それとも私の、「今後のために一応ペアリングはしとこっかなー」みたいな舐めた気持ちが見透かされているのでしょうか。
♂♀同居させてみる
目の前では交尾を目視することができませんでしたので、しばらく同居させてみることにしました。
交尾は目視できませんので、メイトガードしている様子でも見られればと思い、数日後様子を見てみましたが、これといった状況は見ることができませんでした。
微妙です。
たまたま並んでゼリーを食べていたようにしか見えません。
ちなみにこの同居セットは簡易温室に入れました。
産卵セットはどうしよう…
この記事作成時点で、産卵セットの準備はまだしていません。
捕らぬ狸のなんとやらですが、爆産する種だということで、極めて小規模飼育の我が家は、ブリードするのであれば覚悟を要します。
しかしながら、ペアで買うとペアリングしたくなり、ペアリングしてしまうと産卵させたくなってしまうのが人情というものです。
慎重にとは思いながらも、ブリードしたい気持ちは高まってきました。
プラティオドンネブトクワガタのブリード、前向きに考えたいと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。