羽毛恐竜と巨大昆虫【ナショジオ『史上最大のティラノサウルスと判明』との記事を受けて】
この記事では、昨日報じられました『史上最大のティラノサウルスと判明』との記事を受けまして、そのことと、『羽毛恐竜と巨大昆虫』について記述させて頂きます。
はじめに
私はこれまで平凡な人生を送ってきまして、何ら専門的に勉強や研究をしたことなどなく、生物や科学に関する知識などありません。
そういった知識は皆無であることを前提に言わせて頂きますと、私は趣味として甲虫が好きですし、又、子どもの頃は恐竜なども人並みに好きでしたので、今でもたまに関連書籍を読んだり、恐竜に関する報道などがあると、つい目が止まってしまいます。
ところで昨日(2019.3.28)、『史上最大のティラノサウルスと判明、約9トン』との報道がなされました。
史上最大のティラノサウルスと判明、約9トン: 体重は9トン弱、年齢は28歳と思いのほか長生き。骨にはたくさんの傷跡があり、その生涯は気楽でなかったと研究者は言います。 https://t.co/mN9YtOavo9 #ナショジオ
— ナショナルジオグラフィック日本版 (@NatGeoMagJP) 2019年3月28日
史上最大のティラノサウルス『スコッティ』
このティラノサウルスに関することの詳細は私ごときが説明することではございませんので、上記記事をお読み頂ければと思います。
当記事では少しだけ触れさせて頂きます。
『スコッティ』は1991年にカナダで発掘された恐竜化石で、これまで見つかったティラノサウルス・レックスのもので最も重く、推定8.85トンということです。
推定28歳ということですから、結構長生きですね。
こんな巨体が生存競争を勝ち抜いて、これ程長生きできることも驚きです。
又、『スコッティ』というニックネームは、「Tレックスを発見した研究者たちが乾杯しようとしたところ、現場にはスコッチウイスキーが1瓶しかなかった」ことに由来するそうです。
オシャレですね。
このスコッティの記事では、「さらに大きな標本が見つかっても驚きません」とされていますし、さらに大きな獣脚類がいた可能性も十分あるということですので、今後もスター恐竜が発見される可能性があるかと思うとその点も楽しみです。
それにしても、恐竜に関する発表を気に留めていますと、色々と見解が変わることが多く、私のような素人でも、恐竜などについてまだまだわかっていないことが(当然と言えば当然ですが)多く、がっかりすることもあれば、逆にロマンが残っているように感じることもあります。
例えばティラノサウルス・レックスについても、足が速かったとか遅かったとか、最強だったとか屍肉を漁っていたとか、諸説ありますし見解が変わっていきます。
羽毛恐竜について
私が恐竜についての見解が変わったことで驚いたのは何と言っても『羽毛恐竜』です。
これについては以前読んだナショナルジオグラフィックのこの本が勉強になりました。
スーパービジュアル再現 羽毛恐竜と巨大昆虫 7つの謎で解き明かす太古の世界
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ところで私は福井県立恐竜博物館が大好きなのですが、この本は福井県立大学恐竜学研究所が日本語版監修をしているそうです。
恐竜の羽毛のことについても私ごときが語ることではないのですが、羽毛を持つ恐竜がいたことなどは、近年では広く知られているところです。
少しだけ上記書籍から引用させて頂きますと、ティラノサウルス類としましても、2012年に遼寧省において発掘され『ユウティラヌス』と名付けられたティラノサウルス類の獣脚類には、羽毛が生えていた痕跡があります。
あの恐竜の王様ティラノサウルスにも鳥類のように羽毛が生えていたのでしょうか(ただしティラノサウルス・レックスにはまだ羽毛の痕跡は見つかっていない)。
又、印象的な記述としましては、『ティラノサウルス・レックスは形態、遺伝の両面でディプロドクスよりもスズメに近い』という部分です。
これも近年よく言われることですが、現代に生きる鳥類は「恐竜の親類」と言うより『恐竜そのもの』だというんですね。
ですから専門家は「6600万年前に『恐竜の絶滅』があった」とは言わなくなり、「『非鳥類型恐竜の絶滅』があった」という表現を使うのだそうです。
巨大昆虫『メガネウラ』と『アースロプレウラ』
巨大昆虫としてよく知られているのは巨大なトンボのような生物『メガネウラ』かと思います。
これも上記ナショジオの書籍を少しだけ引用しますと、
・ 翅開長65cm
・ 鋭いアゴと鉤爪
・ 翅を個別に動かすことによる俊敏な飛行
・ 巨大な複眼による空間認識
・ 最大時速70km
・ 毎秒5mで上昇可能
など、現代に生きていれば最強スペックの昆虫です。
又、アースロプレウラは巨大なヤスデ類で全長は2mもあったそうです。
きっと他にも巨大な最強昆虫がいて、さながらナウシカの腐海のようであったのではないかとついつい想像してしまいます。
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その後昆虫は小さくなっていくわけですが、この記事を書いていて、そういえば昆虫はいつ頃から現在のような姿になったのか、あまり考えたことも勉強したこともありませんでした。
このナショジオの書籍にも諸説が書かれていたのですが、今度勉強してみたいと思います。
現代の『巨大昆虫』も十分不思議に思う
私が所有している『美しすぎるカブトムシ図鑑』を読んでいますと、「なるほど僕もそう思っていたんだ」と共感する記述がありました。
それは現代の巨大昆虫ヘラクレスヘラクレスのことが書かれた部分でした。
“しかも凄いのは、こんな最強の体が、朽ち木を食べて出来上がり、樹液や果物を舐めて生きていられるという事実だ。
飛翔時間も含め、恐ろしいほどのエネルギー効率である。
また体のサイズに比して強大な力を生み出す筋組織がとても軽い。”
※引用元
まさにそう思います。
飼育下ではゼリーを食べているだけですものね。
『昆虫は地球上で進化したのでなく、宇宙から飛来した』なんて説もありますし、不思議なことだらけです。
クワガタやカブトムシを飼育したり、昆虫のことを考えていると、こんなわけのかわらないことまで考えてしまいます(特に深夜帯は)。
最後に
ここまで書いていて自分自身でもよくわからなくなってきました。
お読みくださっている奇特な方々のご迷惑となりますので、この程度とさせて頂きたいと思います。
よく深夜帯にダダダーッと書いた記事は、後日自分でも「こんなこと書いたっけ…」となってしまいまして、今回の記事は特にそうなりそうです。
いずれにしましても、クワガタ・カブトムシ飼育を通じまして、また今後も自分自身が(趣味的に)興味を持つ生き物などのことを勉強していければと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。