メダカ・ボトリウム・プロジェクト(MBP)①【100均ガラス瓶でボトルアクアリウム-ミスト式で『緑の絨毯』に挑戦する】
この記事では、私のメダカ・ボトリウム・プロジェクト記事の第1弾として、いわゆるミスト式でグリーンカーペットこと緑の絨毯に挑戦してみたことについて記事にさせていただきます。
はじめに
私は煩悩の数と同じだけ、108つの浅い趣味を持っているのですが、その中で極めて小規模なクワガタ・カブトムシ飼育をしているところです。
そんな中、先日メダカ飼育に挑戦する旨の記事を上げさせて頂きました。
『リーサル・ウェポン4』を引き合いに出してよくわからない記事で恐縮しましたが、つまりクワガタ飼育においても何も成し遂げていないにもかかわらず、生き物飼育の手を広げようというところです。
温かい目で見て頂けると幸いです。
又、観賞魚飼育をされている方にはお見苦しいかと思いますが、ご了承頂ければ幸いです。
MBPのコンセプト
私の観賞魚飼育経験と言えば、子どもの頃に親父が熱帯魚をいくらか飼育していたのを手伝っていた程度で、皆無と言って相違ありません。
観賞魚飼育の経験がおありの方がご覧になれば、そんな素人の私が、容量も小さく、フィルターもエアレーションもないボトルアクアリウムをやろうなんて甘いのだとお思いになられることと思います。
そのとおり間違いありません。
ではなぜボトルなのかと、誤解を恐れずに申し上げますと、「気軽に始められるから」ということになるのです。
と言いますのは、我が家では妻が自宅における生き物飼育に対して特に好意的でないことから、水槽等を大掛かりに(あるいは大掛かりでなくても観賞魚飼育に興味が無い人が見れば大掛かりに見える状態で)メダカ飼育を始めることはできませんでした。
その点ボトリウムであれば、飼育難易度は上がるものの、家族対策難易度はグッと下がるように思います。
又、私自身も美しいアクアリウムには興味がありましたし、さらに、ボトリウムで生体や水草を入れることにより、中に『生態系』が出来上がるということに非常に興味がありました。
私ごときがご説明するまでもないので一言触れさせて頂きますと、
・ 生体が排泄等する
等といった感じです。
こういう面はクワガタ・カブトムシ飼育とはちょっと違った趣です。
ということで、今回のコンセプトとしましては、カブクワ飼育に負担や影響がないようにしつつ、妻にも「アクアリウム美しいし」「メダカかわいいし」「これくらいの小規模なら」と思わせるような飼育をするということになります。
アクアリウムのコンセプト
私は当然アクアリウムを作ったことはないのですが、これまで拙いクワリウムに挑戦したことについて記事にさせて頂いたことがあります。
私は子どもの頃『ジオラマ』が好きでした。
思うにクワリウムやアクアリウムに、私自身そういった趣を感じている気がします。
今回また“拙い”アクアリウムに挑戦しようと思うのですが、当然私如き素人が本当のアクアリウムを作ることはできません。
又、小規模なものになりますので、水草を少々育てることができればと思っております。
ミスト式とは
そこで、下草があれば素人の極小アクアリウムながら少しは見られるようになるのではないかと思ってお調べしていたところ、ミスト式と呼ばれる方法があることを知りました。
それも種まきからミスト式で育てることにより、緑の絨毯を実現できるというのです。
詳しくは私ごとき素人がご説明するまでもありませんが、ミスト式とは水槽内の下草に水をやって(あるいは浸る程度注水して)、蓋をするなどして乾燥を避けながら、
・ 水上葉として育て葉を展開させる
↓
・ 注水
という方法によるものです。
しかも近年それを種からやるというものが一般的になってきているようで、ネットで検索しても有識者による数多くの記事や動画が出てきます。
もしこれで上手くいくなら、私のような素人にはうってつけです。
使用するアイテム
100均のガラス瓶
今回メダカボトリウムの肝となりますのはこの100均ガラス瓶になります。
我が家では昆虫ゼリー入れとして同じ物を使用しています。
容量は3Lで、100均で300円するという高級商品となっています。
ソイル
ソイルは水草のためと、バクテリア定着のために使用することにします。
様々なソイルがあり選びようがなかったのですが、メーカー(スドー社)の策略にかかり“メダカ”の文字が入るソイルをとりあえず使用してみます。
結論的には、このソイルで問題なく今回のボトリウムはいけそうな気がします。
麦飯石
ソイルと水草だけでは味気ないと思いまして、石も設置することにしました。
景観に加えまして、“水をキレイにする”とされているところも期待します。
水草の種(プレミアムシード)
そして今回、いわゆる『緑の絨毯』とか、『グリーンカーペット』などと呼ばれる状態とするために使用するのが、こちら『水草の種』になります。
おそらく一般的に信頼できる商品が上記のもの等になろうかと思います。
私のような素人は、もっと安物を使いました。
どちらにせよペットショップで売られている物なんかでも「ロタラ系(なんの種かはわかりません)」的なことが書かれていますからね、安物でも程度の差はさほどなさそうに思えてしまいます。
MBPついに始動-種まき
まずはソイルを投入します。
ここから全ての作業に共通することですが、ボトルの口が小さいので非常に作業しにくいです。
スコップも100均で小さい物を探してきました。
投入したソイルは筆で均しつつ霧吹きして固定します。
よく言われる、『前景は低く、後景を高くすることで奥行きが出る』ということを一応意識したのですが、後述しますがこれは無駄になってしまいました。
そして麦飯石を設置してあっという間に完成です。
種まきから発芽
それでは小さいスプーンで種まきします。
このスプーンは、クワガタ飼育では割出し時などにごく小さい幼虫を取り扱うのに使っているものです。
いまいち(文字通り)匙加減がわかりませんが、どうせ滅茶苦茶余りますので、ケチらず、容赦無く種をまきます。
霧吹きでたっぷり水をやって蓋をします。
蓋を閉められる点だけはこのボトルは便利です。
ここから発育状況になりますが、条件を簡単に申し上げますと、
・ 5月上旬スタート
・ 室内の比較的日当たりの良い場所
ということになります。
約10日後
毎日様子を見ながら霧吹きしていましたがなんら反応がなく、『これホントに発芽するの?』と思っていたところ、約10日が経過してやっとここまでの反応がありました。
約2週間後
発芽しますと、徐々に芽が増えてきました。
しかしここでハプニングがありました。
子どもが傾けてしまいレイアウトが完全に崩れてしまいました。
なんでも『水が入っているか確かめた』そうです。
そもそも水が入っているかどうか確認する時にその物を傾ける確かめ方ってどうなのって感じです。
なんとか修正しましたが、レイアウト(前景を低く、後景を高くしたり)も、せっかく発芽した水草もダメになってしまった感じで、これはさすがにがっくりきました。
約20日後
がっくりきていたのですが、また新たな芽が見えてきて安心しました。
約20日後〜1ヶ月後
『緑の絨毯』…これってどうなのかな?
この条件下では、約1ヶ月でそれっぽい状態になりました。
立ち上げに1ヶ月もかかるって余程急いでない時しかできませんね。
しかしながら、これってどうですかね?
ちょっと思っていたのと違います。
いや、ネットでお調べしたところこんな感じだろうと思っていたので、ある意味思っていた状態です。
アクアリウムをなさっている方からすると『コレジャナイ感』をお感じになろうかと思うのですが、それでも私のような素人には、『種をまくだけでこれだけ密生してくれる』というのはありがたいです。
いくつかの苗からここまで広げるのは私にはできないと思います。
ここまできまして『そういえば他の水草どこに植えよう…』ということに気付いたのですが、素人なりにまた検討したいと思います。