特別展『昆虫』大阪展に行ってきた!【自然史博物館との合わせ一本で確実に行く価値あり】
この記事では、遅ればせながら大阪市立自然史博物館において開催中の特別展『昆虫』に行ってきましたことについて記述させて頂きます。
はじめに
当ブログをご覧頂く奇特な皆様は少なからず昆虫に興味がおありの方が殆どかと存じますが、そんな皆様なら当然着目しておられるであろう特別展『昆虫』に行って参りました。
私としましては昨年(2018年7月13日~10月8日、於国立科学博物館)も当然行きたかったもののそれが叶わず、今年こそはと思っていたところ、遅ればせながら家族旅行の日程に組み込むことができました。
昆虫展自体も当然観覧する価値がありましたし、昆虫展のチケットで自然史博物館の常設展も観ることができましたので、完全に行く価値ありでした。
なお、当記事におきましては、昆虫展の写真は記事下部に登場しますので、「自分はこの先会場に行く予定があるからお前のブログなんかじゃ見たくない!」というお方は今回記事はスルーして頂ければと思います(参考程度の画像になりますが)。
すでにご覧になった方、参考にご覧になりたいという方はお読み頂ければ幸いです。
開催期間・会場等について
開催期間:2019年7月13日(土)〜9月29日(日)
料金:大人¥1,400 高大生¥800 中学生以下無料
私は敷地内南側にあるタイムズパーキングに駐車しました。
南側に入口がありますが、お馴染みの看板がありますので一目でわかります。
会場は2階で、敷地内に入り、すぐ左側にある階段から2階に上がってしまうのが順路のようです。
会場内の状況【※ここから会場内画像あり】
会場に入りますと巨大昆虫のお出迎えで、昆虫とは何かということからスタートします。
私の中の『捕まえてみたい昆虫ランキング』で結構上位にいるオオムラサキです。
恥ずかしながらセミがあまり得意でない私が好きなミンミンゼミ
そして我らがオオクワガタです。
そして早速標本が数多く展示されてきます。
基本的にはこうして数多くの貴重な標本を愛でつつ昆虫のことを学ぶということになります。
私たちの好きなカブトムシ・クワガタムシです。
憧れのクワガタ達もいます。
貴重な昆虫から、身近な昆虫まで数多くの標本が展示されています。
私も標本を製作する者の端くれとしましては、標本の並べ方も勉強になります。
また僕の『捕まえてみたい昆虫ランキング』上位のラミーカミキリです。
同ランキング同じく上位のハンミョウもきれいに並んでいました。
そしてツノゼミです。
私はツノゼミの書籍を読んで以来、非常に興味がありましたので、見ることができて良かったです。
美しい昆虫エリアです。
ここは非常に私の好みになります。
特に各種カタゾウムシ、ホウセキゾウムシ、タマムシの類は、自分でも標本箱を作ってみたいもので、夢が膨らみました。
次にGの部屋です。
こちらではニコニコゴキブリを見ることができて嬉しかったです。
ただ、Gエリアはもっとエグい(?)のかと思いましたが、さほどでもありませんでした。
それとも我々は昆虫に関する感覚がだんだん麻痺してきて社会通念と差異が生じてきてしまっているのでしょうか?
お次は標本や採集に関する展示です。
これは約100年前の標本なんだそうです。
最後に先生方のコレクションが並んでいます。
壮観です。
このように、多くの標本を見ることができるのですが、個人的にはルーペ等を持参することをお勧めさせて頂きます。
標本の細かい部分まで見ることができることは言うまでもありませんが、ルーペがあると子ども達も面白がって飽きずに標本を見ていたように思います。
そして観賞後にはグッズ購入です。
特別展『昆虫』を観覧しての所感
ということで、ザッとだけ触れさせて頂きました。
私のような俄か昆虫フリークでもとても楽しむことができました。
もし近場に居住していたならフリーパスを購入していたでしょう。
ただし、強いて1点だけ(強いてですよ)要望を申し上げますと、やはり甲虫類、とりわけクワガタ・カブトムシの標本がもっとあれば嬉しかったです。
やはり自分自身クワカブが甲虫の中でも特に好きだというのもあります。
それに加えまして、きっと多くのお子様がそうであるように、我が家の子ども達はやっぱりどんな珍しい昆虫よりも大型甲虫、クワガタ、カブトムシで盛り上がるんですよね。
あと子どもに関して申し上げますと、子どもはやはり生体がいると盛り上がる傾向にあろうかと思うのですが、生体展示はほとんどありません。
しかしながら子ども達も十分楽しんでくれていました。
しかもなんと言っても中学生以下は無料ですからね。
大阪市立自然史博物館『常設展』が思いの外素晴らしい
“思いの外”などという言葉は不適切なのですが、正直なところ現地に行くまでは昆虫展の方にだけ目が向いており、大阪市立自然史博物館の何たるかを不勉強のまま到着してしまいました。
それで、「どうせ昆虫展のチケットで見られるし、せっかくだから見ておくか」くらいの気持ちで行ったのですが、こちらも素晴らしいものでした。
まず入り口前にあるナガスクジラの骨格標本の巨大さで一気に心を持っていかれます。
1つお断りさせて頂きますと、私は恐竜の骨格標本等を見るのも好きなのです。
そんな私の前に次々と嬉しいものが現れます。
施設もスペース十分で内容も充実しています。
嬉しいことに昆虫標本もかなりあります。
この「ところ変われば虫変わる-昆虫の生物地理」なんかかなり壮観です。
そして売店では自然史博物館グッズや標本用品等の他、伊丹市昆虫館のグッズ等まで販売していました。
合わせ一本で完全に行く価値あり
今回、昨年から憧れていた特別展『昆虫』に行くことができて感無量です。
図録(¥2,000)も買うことができました。
昆虫展だけでももちろん行く価値はありますが、あくまで“特別展”ですので、(遠方から交通費と労力を掛けて赴いている立場の私からしますと)正直なところ規模が大きいというわけではありません。
美術館や博物館に行くと常設展と別に特設のイベントエリアがありますが、あの感覚です。
しかしながら常設展も素晴らしいものでしたし、長居公園には他の施設や長居植物園もあります。
特別展『昆虫』だけでも十分なところ、合わせ一本で完全に行く価値ありです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。