アオドウガネがあり得ないところに産卵している【コガネムシとかアオドウガネって皆こんなところでも卵を産むの?】
この記事では、我が家において図らずも一夏飼育してしまったアオドウガネが、あり得ない場所に産卵していたことについて記述させて頂きます。
はじめに
先日、子どもが捕獲して家の中に持ち込んできたアオドウガネを図らずも一夏飼育してしまったことについて記事にさせて頂きました。
飼育数については強く自重している我が家において、貴重なスタメン枠を何の変哲も無いアオドウガネで埋めてしまった格好でしたが、「これも今夏の思い出かな」などと思っていました。
しかしこのアオドウガネが意外と長生きするんですね…。
やはり我らがプロゼリーの力でしょうか。
アオドウガネがあり得ないところに産卵していた
この度いつものようにゼリー交換をしようと蓋を開けたところ、一瞬ケース内に異物がある感覚になりました。
“蓋を開けたら☆になっていた”、“カビが生えていた”、“コバエが発生していた”といった、あるはずのない物がそこにあった時に感じる『ギクッ!』というアレです。
しかし今回はそういった物ではありません。
これもしかして卵?
これを見まして私がまず思いましたのは、「お前♀だったの!?」ということでした。
そして、「いやいや、そんなことより普通こんなところに産卵するの?」と思い直しました。
そういえばこの何日か前、アオドウガネが腹部をしきりに動かしている姿を何気なく見ていましたが、もしかしてその頃産卵していたのでしょうか。
諸先輩方の飼育状況をネット等を通じて拝見していますと、カブトムシの類いなどで“マット上に産卵した”というものなどは目にしたことがあったような気がしますが、これは針葉樹どころかハスクチップです。
そもそもコガネムシやアオドウガネ等はどこに産卵するのでしたでしょうか
コガネムシ類ですから土中に産卵して、そのまま土中で羽化を迎えるはずです。
それでも一応ネットで検索してみたのですが、すぐには思うような回答が得られませんでした。
と言いますのは、クワガタ・カブトムシ等と違ってコガネムシ(アオドウガネ)の産卵のことを調べようと思ってもヒットするのは専ら“駆除”のことです。
つまりその食性から、農業や家庭菜園、ガーデニング等においては、根や葉を食べるコガネムシ(アオドウガネ)は害虫なのです(樹液等を主食とするカナブンの類は別です)。
確かにそうですよね、一般的感覚からすればそうです。
曲がりなりにも昆虫飼育を趣味とする者の端くれとして、アオドウガネの駆除についてのことをどう感じるかは別にしまして、いつの間にか私にもアブノーマルな感覚が醸成されていたようです。
アオドウガネの産卵を“生態”として調べる人など世の中では非常にマイノリティで、ほとんどの人は“どうやって駆除するか”を調べるために検索するのだということです。
話が逸れましたが、コガネムシ類が土中に産卵し、羽化を迎えることは間違いありません。
実際かつて我が家の、正に猫の額ほどのガーデニングスペースにおきましても、コガネムシ類の幼虫と思われる幼虫が発生したことがありました。
ちなみに妻からすれば全て同じですので「土の中からカブトムシの幼虫が出てきた」と言っておりました。
でもまあ確かによく似ています。
最後に
今回のことは私自身よくわからないのですが、繁殖力の強い種ですから、度々見られることなのかもしれません(勉強不足で申し訳ありません)。
実際この種族維持本能と言いますか、根性には驚嘆しました。
しかし驚きはしたものの、一方で久々に卵を見まして無意識になんだか嬉しい気持ちになってしまいました。
卵のサイズ的にも、ちょうど私がブリードしておりましたパプアキンイロクワガタやムシモンオオクワガタのそれと同じくらいです。
こういうのを見たら、「また産卵セットの割り出しとかやりたいな〜」と感じてしまいました。
しかしこの卵については、有精卵であればマットに移すなどして温度等を適切に管理すれば孵化するのかもしれませんが…さすがにそれはちょっとどうしようかなという感じです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。