JB の ワイドアンドシャロー

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エラフスホソアカクワガタ標本製作-100均フォトフレームでいつもよりゴー☆ジャスな標本箱を自作する②

 この記事では、エラフスホソアカクワガタの標本製作と、100均標本箱とフォトフレームを使った標本箱製作について記述させて頂きます。

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はじめに

 我が家では鑑賞用に『エラフスホソアカクワガタ』の♂1頭を飼育しておりました。 

 その後この個体はすでに亡くなってしまったのですが、元々亡くなった暁には標本にしようと考えておりました。

 又、エラフスホソアカクワガタは私にとって憧れの種でありましたので、何か標本箱の方も工夫できないものかと考え、いつもの100均標本箱に加え、100均フォトフレームを使って見た目にゴージャスなものにできるのではないかと、標本に先行して試作してみたのが前回記事になります。

 それから、モタモタしていたのですが、今回やっと展足までは実施しました。

 以前から当ブログをお読みくださる奇特な方々はご存知のとおり、展足の方も低レベルなものになりますので、お見苦しいですがご了承頂ければ幸いです。

 又、標本製作くらいでブログ記事を引き伸ばすつもりは決してなく、本当にまだ展足までしか実施しておらず、こちらの方もどうかご容赦頂ければ幸いです。

前回記事まで

 エラフスホソアカクワガタは、成虫でワイルドのものを購入しまして、我が家ではわずか数ヶ月の生命でしたが、その美しさはやはり目を見張るものがありました。

 

 死後はとりあえずいつも通り、100均除光液の酢酸エチル浸けにしておりました。

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 そしてモタモタしましてなかなか展足もせず、先行して標本箱の方を作ったのでした。

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エラフスホソアカクワガタ標本製作

 今回の展足のイメージは、前回記事でも触れましたが、BE-KUWAのこれです。

BE-KUWA (ビー・クワ) 2011年 03月号 [雑誌]

BE-KUWA (ビー・クワ) 2011年 03月号 [雑誌]

 

 もちろんこんな上手にはいきませんが(サイズも全然違いますし)、イメージとしては、ということです。

 

 まずはお湯に浸けまして軟化しました。

 数十分程度浸けていたかと思います。

 その間はアブローラーチューブを使って自宅筋トレをして時間を有効活用します。

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 筋トレを終えました頃には、無事大アゴや手足が動くようになりました。

 放置してしまっていたのに破損箇所もなく、当該エラフスには感謝の念を抱かざるを得ません。
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 今回、私の道具箱を漁りましたところ、今回の個体にジャストフィットの発泡スチロール板が出てきましたので、これを使用して展足します(ただ、むしろジャストフィット過ぎて針を刺すスペースが限られてしまいました)。

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 今回も使用しますのは昆虫針と、100均ピンセットです。
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 昆虫針ですが、以前熟練者の方に教えて頂いた際に購入したものです。

 Amazonで各サイズを購入することができますが、私はこちらの0号と5号を購入しまして、5号の方は展足に使ったりしています。

 以前展足には100均で購入したマチ針を使用していたのですが、特に小型のクワガタ等ですとやはり玉の部分が干渉しますので、こちらの方が具合が良いです。

 

 ということで、展足板(と言うか発泡スチロール)に置いてざっくりと手足を広げてみます。
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 私個人的には、必ずしも大アゴを目一杯広げるのは好みではないのですが、エラフスホソアカクワガタほどの迫力からしますと、目一杯広げた方が塩梅が良さそうに感じます。

 

 なお、当ブログをお読みくださる奇特な方々にであってもどうでも良いと思いますが、私の展足の順序なのですが、いつもは、

 

身体を固定

アゴ

前足

中足

後足

触角等

 

とやっています。

 しかしこれがなかなか上手くシンメトリーになりませんので、今回は、

 

アゴ

右側

左側

 

という感じでやってみました。

 標本を製作される皆様はどのような順序で展足されているのでしょうか?

 

 正解がわからないながらも、そんなこんなで展足終了です。
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 「右側→左側」と展足した感じとしましては、早期から全体像はイメージしやすいというメリットを感じた一方、標本個体がどちらかに傾いてしまう(どちらかが沈んでしまう)おそれを感じました。

 

 又、いつも言うのですが、展足を終えた時には、「ま、こんなもんかな。」みたいな気分で終わるのですが、写真に撮って後で画像で俯瞰してみるとどうしても気になる箇所が出てきてしまいます

 

 あと、エラフスホソアカクワガタを展足していて最も感じましたのは、「触角むずっ!」ということです。

 エラフスホソアカクワガタの触角はご存知のとおり非常に長いです。

 まずどのような形にするのか正解がわかりません。

 そして形を決めてもそのとおり固定するのにも非常に苦戦します。

 今回の展足に要した時間のほとんどは触角に費やしたのではと思うほどですが、最後には、「もうこれで良しとしよう…」という感じで作業を終了しました。
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そして乾燥へ…

 あとはしっかりと乾燥させます。

 乾燥剤と、一応虫食いを避けるため防虫剤を使用します(嫌というほど酢酸エチルに浸していたのですが)。 
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 以前乾燥剤は100均シリカゲルを使用していたのですが、こちらも熟練の方にご助言を頂きまして変更しています。

ドライ&ドライUP 引き出し・衣装ケース用 12シート入 引き出し12段分

ドライ&ドライUP 引き出し・衣装ケース用 12シート入 引き出し12段分

 
ミセスロイド 引き出し・衣装ケース用 無香タイプ 24個入
 

  これらを100均タッパーに収めて乾燥体制に入ります。

 書籍やネットで標本乾燥方法を紐解きますと、よく「風通しの良い冷暗所での乾燥」ということが出てくるのですが、私はなんとなく虫食いや痛みがこわいですし、別に急いで乾燥させようというつもりも毛頭ありませんので、密封しての乾燥です。
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 私の悪い癖で、乾燥体制に入ると、ついついこの状態でずっと放置してしまいます。

 最後標本箱に収めないことには、なんのために製作したかわかりませんので、近い内にしっかりと完成させたいと思います。 

増補改訂版 昆虫の図鑑 採集と標本の作り方

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※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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