プラティオドンネブトクワガタ夫妻の標本製作について
この記事では、我が家で飼育していましたプラティオドンネブトクワガタの標本製作について記述させて頂きます。
はじめに
私はごく小規模なクワガタ・カブトムシ飼育をしておりまして、飼育個体が亡くなった暁には細々と標本製作をしております。
標本製作については当ブログでも度々ご紹介させて頂いておりますが、さすがの私も製作する度に全ての標本についてご紹介させて頂いているわけではありません(誰もお読みになりたくないと思いますので…)。
しかしながらこちらの『プラティオドンネブトクワガタ』は我が家に1組しかいませんでしたので、ご紹介させて頂きたく思います。
私の標本製作が拙いことも併せまして、ご了承頂ければ幸いです。
プラティオドンネブトクワガタ飼育
かつて我が家ではプラティオドンネブトクワガタの成虫を1ペアだけ飼育していました。
成虫で購入したものです。
我が家は飼育数が少なく、増種に関しては厳しく自重していた私ですが、たまたま販売されている本種を目にしまして半ば衝動的に購入してしまったのでした。
実際手元にきますと、この大アゴを見ることができただけですっかり満足してしまいました。
しかしながら、我が家では残念ながら♂♀とも短命でした。
ただ眺めているだけでも面白い種でしたので残念です。
本当はブリードしようとしていたのだけど…
当ブログをお読みくださっている奇特な方々であっても到底ご記憶には無いかと存じますが、このプラティオドンネブトクワガタを購入した頃は私の終活入り前のことでして、実は、「できればブリードしたい」と考えていました。
詳細は前記過去記事のとおりですが、おそらくペアリングもうまくいっていなかったんですよね。
今となっては確かめようもないのですが。
ブリードして、この大アゴがたくさん産まれてきたらさぞ面白かったろうと思います。
プラティオドンネブトクワガタの標本製作
実は我が家のプラティオドンネブトクワガタは先に♀の方が亡くなり、その後しばらくで、♂の方も亡くなってしまっておりました。
こちらも元々標本として残したいと思っておりましたので、亡くなってしまったのは残念に思いながら、標本作業は進めておりました。
まずは『酢酸エチル(100均除光液)』浸けです。
じっくり浸けと言いますか、私の悪い癖で放置してしまったと言いますか、1〜2週間は浸けていたものと思います。
いざ展足作業を思い立ちましてからは、お湯に浸けて軟化します。
こちらは標本個体の様子を見てということになろうかと思いますが、展足作業前の数十分程度浸けました。
引き上げましたところ、問題なく各関節が動きましたので展足します。
今回に関してはサクッと短時間で展足したものと記憶しています。
標本製作にはそれぞれの好みがあろうかと思うのですが、私の場合、必ずしも大アゴを目一杯開くのは好きではなく、特に今回は大アゴが特徴的であるところ、「大アゴから腹部に掛けてオーバル状にしたら美しいかな」と個人的に思いましたので、むしろ大アゴは閉じ気味としました。
そして完成へ…(写真撮影)
乾燥状態に入りましてから、それはもう長らく、標本箱に収めるでもなく放置…いや乾燥させていました。
数ヶ月は経過したものと思います。
乾燥剤や防虫剤を入れたタッパーのような容器に入れていましたので問題はなかろうと思いますが、その姿勢と心構えがよろしくないですね。
反省しています。
ということで、すっかりカラッカラに乾燥しているものと思いますので、取り出して写真撮影しておきたいと思います。
撮影台はいつも使用している、Amazonで購入した『撮影ボックス』です。
1,000円台ととても安価なものですが、なんだかんだで結構使いました。
カメラもレンズもまったく大したものでなく(写真が悪いのは私の腕が原因ですが)、
canon x5
EF 50mm f/1.8 Ⅱ(エクステンションチューブ使用)
での撮影となります。
なお以前当ブログでご紹介させて頂いたのですが、『エクステンションチューブ(接写リング)』があると手持ちのレンズでマクロ写真的なものが撮影できますのでおすすめです。
SHOOT 接写リング for キャノン 一眼レフカメラCanon EF EF-Sレンズ用オートフォーカスエクステンションチューブ
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当時マクロレンズを購入しようか迷った挙句に行き着いたのがエクステンションチューブでしたが、結局今でもこれで問題ありません(私如き大した写真も撮りませんし)。
ということで、今回の標本個体になります。
実は私が長らく放置したせいかと思いますが、展足用の昆虫針を外していたところ、左の触角と、右前足の符節が取れてしまいました。
よって木工ボンドで接着したのですが、完璧に直すことはできませんでした。
まあぱっと見はわかりませんので、とりあえずこれで良しとしたいと思います。
なお♀の方も同様に完成しております。
最後に
ということで標本としては一応完成しました。
未だどのように標本箱に収めようか決めかねていまして、標本個体は元のタッパーに戻してしまいました。
また放置しないよう、早めに方針を決めたいと思います。
最後にプラティオドンネブトクワガタという種に関してですが、やはり特徴的な大アゴからとても魅力的でした。
我が家では残念ながら早いお別れとなってしまいましたので、チャンスがあればリベンジ飼育したいと思います。
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※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。