もしも『アンディ・ウォーホル』がクワガタでアートを作ったら【自作標本から安価でポスターを作ってみた】
この記事では、私自身で製作しましたエラフスホソアカクワガタの標本を素材としまして、アート風画像を製作しポスターにしてみたことについて記述させて頂きます。
- はじめに
- デザイン素材のエラフスホソアカクワガタについて
- 今回のテーマについて
- アンディ・ウォーホルについて
- エラフスホソアカクワガタの標本を撮影する
- iPhoneアプリで画像を加工する
- プリントしてポスターにしてみる
- 最後に
はじめに
私はごく小規模のクワガタ飼育をしておりまして、飼育数が少ないからか、これまでもクワガタ等にまつわるくだらないものを製作してまいりました。
今回、我が家で飼育しておりましたエラフスホソアカクワガタの標本を撮影した画像を使用しまして、またくだらないものを製作することをふと思い立ちましたので記事にさせて頂きます。
なお、いつもお断りさせて頂いておりますが、私はデザインの知識も技術も皆無でして、今回もほんのお遊びレヴェルです。
またもいつもの戯事なのだとご了承頂ければ幸いです。
デザイン素材のエラフスホソアカクワガタについて
私のクワガタ飼育はごく小規模ということで、増種については厳しく自制していました。
しかし私としたことが魔が差してしまい、鑑賞用に♂単品を購入してしまったのがエラフスホソアカクワガタでした。
なんと言っても申し分ないスタイルで、私の憧れのクワガタでしたので、思わず購入してしまいました。
現在は既にに亡くなってしまったのですが、標本にしたところです。
過去記事のとおり、本当はフォトフレームを使って標本箱に手を加えることを主旨として記事にさせて頂いていたのですが、今回先に標本を撮影した画像を使ってくだらないものを製作したことをご紹介させて頂くこととしました。
今回のテーマについて
これまでに“昆虫の写真等をアートとして取り扱う”のも面白いなと思うきっかけが何度かありました。
まずは我が家で愛蔵しておりますこの『世界一うつくしい昆虫図鑑』です。
ちょっと好みを分けるかもしれませんが、昆虫の美しさを存分に感じられる非常に素晴らしい図鑑です。
サイズ的にも『小学館NEO』の図鑑等と同じようなサイズですので見応えもあります。
今度機会と要望があれば内容についてもご紹介させて頂きたいですが、一見の価値ありです。
もう1つが養老孟司先生の『デジタル昆虫図鑑』です。
この本では養老先生が確立したとされる、昆虫標本をスキャナでスキャンする方法が記されています。
スキャンした画像ほどきれいなものであればポスターに耐え得るだろうと感じました(当然我が家ではスキャンするというわけにはいきませんが)。
そして、今回の直接的なきっかけとなりましたのは2019年夏『IKEA』のカタログでこの写真を見たことでした。
昆虫標本ももちろんいいですが、昆虫の写真等をアートとして飾るのということが、それ以降頭の片隅に残っておりました。
そしてこの度、自分の好きなエラフスホソアカクワガタの標本を写真撮影した折に、このIKEAの写真のことなどを思い出したのでした。
当然自分で楽しむだけの自己満足行為なわけですが、さすがの私もこれまでただやってみようという気にはなりませんでした。
今回、曲がりなりにも自分で飼育し(ブリードはしていませんが)、標本にした個体が素材なら愛着も湧き、おもしろいのではないかというところで、やってみようと思ったのです。
アンディ・ウォーホルについて
私のブログ如きでこのような項目を設けて語ることではございませんが、『アンディ・ウォーホル』とは言わずと知れた、超絶有名な“アメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手”になります。
ja.m.wikipedia.org 私も全然不勉強なのですが、キャンベルのスープ缶の絵画や、マリリン・モンローの絵画などは誰しも目にしているところではないかと思います。
アンディ・ウォーホル 10マリリン 1967年 Andy Warhol:Ten Marilyns, 1967 アートポスター
- 出版社/メーカー: Warhol, Andy
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今回、当然私如きがアンディ・ウォーホルを真似て何かしようというわけでなく、「なんかそれっぽいな」と私自身感じただけに過ぎませんのでご了承ください。
エラフスホソアカクワガタの標本を撮影する
先日展足し、それ以来乾燥中でしたが、3週間程度経過しましてどうやら大丈夫そうです。
順次昆虫針を外しますが、ここでさっさと抜いて符節等を損壊してしまったことが度々ありますので、慎重に外します。
しかしあろうことか標本個体に針を刺したところ、位置が悪かったのか一向に貫通せず、泣く泣く刺す箇所をずらしました。
しかもこんな時に限って、誤って5番の太さの針を刺してしまい、誤って開けた穴が非常に目立つようになってしまいました。
しかしそこはもう私個人で楽しむものに過ぎませんので、致し方ありません。
写真については、またAmazonで購入の『撮影ボックス』を使います。
肝心の写真ですが、私はカメラに関しても知識も技術も皆無です。
ですから一眼レフカメラで、絞りを変えるなどしながら、悪戦苦闘したところ、なんとか今回使えそうな写真が1枚だけ撮れました。
iPhoneアプリで画像を加工する
iPhoneって本当に便利ですね。
私は画像を加工する時は、もう全部iPhoneに取り込んでしまって、iPhone端末上で行っています。
はっきり申し上げまして、私如きが行う作業はiPhone上で完結してしまいますし、むしろPCで行うより楽です。
今回、肝心の素材画像の加工自体は『prisma』で行いました。
こちらはテーマを選ぶだけで画像全体を加工してくれるので非常に楽で、仕上がりもかなりのものです。
加工した画像は『FFrame』で並べました。
こちらは選んだ複数の画像を、色々な形に並べてくれるので便利です。
そして最後の合成や文字入れは、いつも使用している『Canva』です。
これまでにも何度かご紹介したことがありますが、このアプリが無いともう非常に困ります。
画像や文字を配置したり、重ねたりするのが非常に楽ですし、素材や文字フォントも課金しなくても結構あります。
そうして完成した画像がこちらです。
上記アプリを使って加工してるだけですので、所要数分です。
プリントしてポスターにしてみる
恥ずかしながら我が家にはプリンタがないので、プリントは専らコンビニプリントになります。
今回はB5とL版でそれぞれ1枚60円でした。
これらを100均の額に入れてみます。
それっぽくなったでしょうか。
元が自分の標本とは思えない感じです。
飼育部屋の壁に掛けてみます。
悪くない気がするんですけどね。
クワガタに興味のない人(妻)からは批判されそうです。
最後に
今回もお遊びレヴェルでしたが、私自身としては面白い試みでした。
先述させて頂きましたが、“自分で飼育し、自分で製作した標本が素材であること”に満足感を得られます。
私如きよりもっとデザインや技術に長けた方がなされば、当然もっと素晴らしいものができること請け合いです。
なお、昨年は「むし社のカレンダー」が手に入らないことからカレンダーも自作したのですが、今回の作業を経て、「今年も作ってみようかな」という気になりました。
お楽しみに…している方はさすがの奇特な読者の方々でもいらっしゃらないと思いますが。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。