JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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晃山と僕【晃山と局留めの草隠し】

 その日、私は急ピッチで仕事を仕上げようと躍起になっていました。

 帰りに郵便局に立ち寄る時間を捻出するためでした。

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『郵便局留め』と『草隠し』

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、元々24時間営業していた最寄り大型郵便局の窓口は、午後7時閉店となっていました。

 その日には到着して『郵便局留め』になっているはずの『第四種郵便』を受け取るためには、午後7時までに仕事を終えた上、郵便局に辿り着く必要がありました。

 

 ところで、当ブログをお読みくださる奇特な皆様は、『郵便局留め』を利用されたことはおありでしょうか。

 局留めにつきましてはWikipediaでこのように記述されています。

郵便局留め(ゆうびんきょくどめ)とは、郵便物等を配達により受け取るのではなく、差出人が宛先として書いた郵便局で受け取ることのできる郵便制度である。単に局留めともいう。
概要
局留めは、ネット個人取引や通販で郵便物等の受け取りを家族に内緒にしたい場合に主に利用される。

(出典:Wikipedia)

 この説明には私も驚きました。

 正に私の利用方法ではありませんか。

 

 私は郵便局窓口で、購入した植物が在中している箱を受け取りますと、帰宅前に開封します。

 外箱は即時処分、あるいは平たくして鞄に入れてしまいます。

 そして、肝心の植物は内装で梱包された状態のまま大切に鞄に入れます。

 これで帰宅時に植物を手に持っているということはありません。

 

 これを私は『草隠し』と呼んでいます。

晃山(レウクテンベルギア・プリンキピス)と僕

 今回、無事に『草隠し』で「晃山(レウクテンベルギア・プリンキピス)」を持ち帰りました。

 晃山は刺が脆いので、『草隠し』にも非常に気を遣います。

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 晃山は、私が最も好きなサボテンの1つです。
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 アガベに似ていることから、「アガベ・カクタス」とも呼ばれているそうです。
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 晃山はサボテンでありながら、アガベのような楽しみ方があり、さらに根塊部は太く立派になるのでコーデックス的楽しみ方もできるという、

・サボテン

アガベ

・コーデックス

の楽しみが合わさった植物だと思うのです。f:id:jbwideandshallow:20210204000323j:image

 私が晃山を欲しいと思い始めたのは、『neighborhood』というブランドの商品でした。

 この商品には、惜し気もなく晃山の姿がプリントされています。

 言わば晃山モノグラムといったところです。

 

 この商品に描かれた晃山は開花時のものであり、最初は何の植物かわからなかったのですが、たまたまInstagramで開花中の晃山を投稿している方がおられて、それを見てこれが晃山であることに気付きました。

 さらにある日、自宅で『アメトーク』を視聴していましたところ、ケンドーコバヤシ氏がこの服を着用しているではありませんか。

 

欲しい…!

 私は猛烈に欲しくなってきました。

 いや、この服を着こなす自信は毛頭持ち合わせていないのですが、晃山がどうしても欲しくなってしまいました。

 

 それからというもの、事あるごとに晃山を探している自分がいました。

 しかし、どこにでも売っている普及種というわけでもありませんので、二度程地元園芸店で見かけることはありましたが、思うような株ではありませんでした。

 

 一方で、置き場所も軍資金も満足にない我が家ですので、いたずらに増種することはできないという自制心も働いていました。

 

 「そのうち、いつか納得のできる株に出会うことができたら…

 そのような大局を見据えた大らかな気持ちになっていました。

 いや、そう考えるようにして自制していました。

 もどかしさも感じながら、そう思えれば気持ちはとても楽でした。

 差し詰め、素敵な女性の存在を知りながらもなかなかお近付きになれず、「また自分にも素敵な女性との出会いがあるさ」と自分を納得させる奥ゆかしい男の気持ちでした。

 

 しかしながら、良くも悪くも便利なネット社会の今日。

 間もなく某オークションサイトで「納得のできる株」に出会ってしまい、自制心は忘却の彼方となったのでした。

晃山を『BLACK POT』に植える

 某オークションサイトで見つけた株は「納得できる株」であるばかりか、価格的にも非常に納得のいくものでした。

 

 『草隠し』で持ち帰った晃山を、早速プラ鉢に植えてみます。
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 素晴らしい。

 言うことなしです。

 

 ただ、変な時期の抜き苗での購入でしたので、あとはしっかりと根付いてくれるかどうか、一抹の不安があります。

 

 なんだか植物を育てていると、大して気に留めていなくても、「あれ?今って休眠期なんじゃないの?」って感じで勝手にスクスクと調子良く生育するものもあれば、なかなか調子が上がらず、「頼むから早く暖かくなってくれー!」と念じずにはいられないものもあります。

 我が家の植物におかれましては皆すべからく絶好調になって欲しいところですが、特にこの晃山、今年の開幕1軍入り間違いなしのルーキーですから、調子を崩さずにがんばって欲しいです。
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※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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