「SSN prototype鉢」と僕【ゆるぷ様オリジナルの3Dプリンタ製プラスチック鉢が凄い】
この記事では、ゆるぷさん(ゆるぷ (@yuru_pu) | Twitter)という植物ブロガーの方が展開される「SSN prototype鉢」について僭越ながらご紹介させて頂きます。
園芸、つまり植物を育て、愛でることは古来より親しまれている趣味です。
従いまして、この分野には八百万の神と数多の諸先輩方がおられるわけですが、私が、自分自身が育てていたり興味を持った植物のことをネットでお調べしますと、「かなりの確率」で…いや、誤解を恐れずに申し上げますと「確実」にゆるぷさん(ゆるぷ (@yuru_pu) | Twitter)のブログに行き着きます。
いつも、もう本当にお世話になっています。
私如き素人は、ゆるぷさんの経験則に基づいて記された植物図鑑のようなこのブログがなければ、お気に入りの植物を育てることもできやしません。
ゆるぷさんが展開する「SSN」
そのゆるぷさんですが、2020年末から3Dプリンタを使って製作したプラ鉢「SSN prototype鉢」を展開しておられます。
「SSN prototype鉢」について、こちらのサイトでは以下のとおりご説明がなされています。
SSN prototype鉢について
3Dプリンターによる新しい植木鉢の可能性を探るプロジェクトとして制作しています。本来はラピッドプロトタイピング(試作品製造)という手法やワンオフ部品の製造などで3Dプリンターは非常に価値を発揮します。しかし3Dプリンターで製造した植木鉢に関して、素材の耐久性や表現方法など未知数ですが、陶器鉢とも射出成形プラ鉢とも違う新しいカテゴリになるのではないかと思っています。実験的立ち位置でprototype鉢としておりますが、ご賛同いただける方にぜひ購入していただき、園芸をより楽しんでいただきたいと思っております。
(出典:SSN https://ssn-mfg.stores.jp)
まず、そもそも3Dプリンタで鉢を作られるということ自体が、「なるほど!その手があったか!」と膝を打たずにはいられません。
しかし、誰しもがデザインの能力を持ち合わせているわけではありませんし、まして3Dプリンタを所有しているわけではありません。
また、単にデザイン能力を有しているだけではいけません。
SSN鉢はスリットのサイズや位置、また、根が大きい塊根植物を植えやすく且つデザインを損なわない鉢の高さなど、植物にとってより良い鉢を作ることができる能力も有していなければなりません。
SSN鉢ではこれらが絶妙なバランスで実現されています。
変わったところでは、ブロメリア用の網目状の鉢など3Dプリンタならではの設計もあります。
是非サイトを覗いてみてください。
あるいは「#ssn鉢制作」で検索してみましょう。
なお、SSN鉢について一応注意書きとしてこのような記載がございます。
※素材の特性上一般的なプラ鉢よりも耐久性が劣る場合があります
確かにこれは、層を積み重ねて製造する構造上仕方がないのかもしれません。
しかしこれは、あくまでそもそも割れにくい「一般的なプラ鉢」と比較しての話であろうかと思いますし、私自身実際にSSN鉢を手にしてみて、脆さのようなものは当然感じませんでした。
万一落下させてしまえばあるいは、ということはあるかもしれませんが、そもそも落下に気をつけなければならないのはプラ鉢だろうが陶器鉢だろうが同じことですので、特に留意しなければならないレベルではないものと感じます。
SSN 06【2021年6月25日21:00販売開始!】
この度、「SSN 06」が展開されるにあたり、このようなことが募集されておりました。
この新しい鉢75mmなのですが、この鉢に似合うと思われる植物を実際に植え付けいくつか綺麗めに写真撮影して販売用に写真提供いただける方にお送りしたいと思います。綺麗めはフォトブースでなくともオッケーです!DMかリプで植える植物と撮影イメージいただけますか?よろしくおねがいいたします。 pic.twitter.com/0b4EeRwW47
— ゆるぷ (@yuru_pu) 2021年6月4日
私は憧れのゆるぷさんが展開されるSSN鉢に及ばずながら、わずかながらでも携わることができるという栄誉に魅力を感じ、僭越ながら応募してみることにしました。
結果的には、大変恐れ多くも応募した株でゆるぷさんからお声掛けを頂き、写真撮影用に1鉢ご提供頂いたのでした。
画像でももちろんご理解頂けるかと思いますが、実物の鉢を見ますと、「モダンアートか何か?」といった塩梅で実に格好良いです。
【SSN 06】
スタッズと縦ストライプのロングポット 90mm
内径:90mm
高さ:115mm
素材:PLA(バイオプラスチック)
※サイズ展開あり(75mm)
ご覧のとおり、見る向きによって雰囲気がガラリと変わりますので、植え付けてある植物と合わせまして、様々な顔を楽しむことができます。
私如きが言うまでもございませんが、どんな植物も皆すべからく色々な顔がございます。
見る角度によっても違いますし、また、季節によっても芽吹、開花、紅葉、落葉、休眠と移り行くものです。
そういった変わりゆく植物の顔にもいつでもマッチングしてくれることと思います。
また、SSN鉢に共通していることですが、スリットも実に良い具合に入っています。
内側には、「prototype SSN 2021」が刻印されています。
いつかプロトタイプを所有していることがステータスとなる日がくるかもしれません。
手で持ってみますとこのようなサイズ感です。
内寸90mmということで3号鉢サイズですが、高さが115mmありますので、結構しっかりしたサイズ感です。
ですから根を旺盛に張るタイプの植物や、塊根を形成するコーデックスなど、結構なサイズまで対応できるはずです。
【SSN 06】2021年6月25日21:00販売開始です。
第6回頒布の頁を公開しました。ぜひこの機会によろしくおねがいします🥰#ssn鉢制作https://t.co/z8KwygkSjl
— SSN (@ssn_sunny) 2021年6月13日
【SSN 06】に晃山を植え付けてみる
それでは、SSN鉢に我が家の「晃山(レウクテンベルギア・プリンキピス)」を植え付けてみます。
今回、ゆるぷさんがモニターを募集されていたことに対して晃山で応募するに至ったのは、サボテンでありながらアガベに似ていることから「アガベ・カクタス」との異名を持っているところや、根が塊根になりコーデックスのようになるところなど、ある種の多様性があるところが、スタッズとストライプという二面性のあるこの鉢とピッタリだと思ったからでした。
実際植え付けてみますと、やはりイメージにぴったり、とても格好良いです。
また、私自身そこまで深く考えていたわけではなかったのですが、植え付けてみますと、晃山のような根に高さ(深さ)のある植物には、これだけの高さのあるSSN鉢のデザインはぴったりでした。
デザインとしては、今まで見たことがないような斬新なものですが、カラーもブラックですから、飽きもこなさそうです。
長く使いたいものです。
ゆるぷさんは、未だSSN鉢についてプロトタイプであることを公言されています。
これからも、しばしプロトタイプが展開されます。
そしてその後の正式リリースはどのようになるのでしょうか。
今後も目が離せません。
#ssn鉢制作
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。