JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーと僕【これより格好良い植物ってあまりなくない?】

 ホヘンベルギア、ビルベルギアなどをはじめとする「ブロメリア」ですが、格好良くてカラフルで、非常に魅力的な種が多く、世の中でもっと流行ったって良い気がします。

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ブロメリアについて

 ブロメリアとは、「パイナップル科」の植物の総称になります。

 さらに、そのうちビルベルギア、ネオレゲリア、そして今回のホヘンベルギアなどは「タンクブロメリア」と呼ばれています。

 壺型になっていて、中心部分の葉の間に、まるで壺のように水を貯めることができるのです。

 原生地は主に中南米になります。

 

 なお、私のブロメリアバイブルはこの本です。

 種類も多く掲載されており勉強になりますし、写真も美しいです。

ブロメリアってもっと流行ったって良いのでは?

 何かにつけてミーハーである私ですが、ホヘンベルギアは私自身が好きだから育てているのであって、 別にもっと流行って欲しいとかそんな感情は持ち合わせていません。

 まして私如き一趣味人が、そのようなことを申し上げる立場にございません。

 

 しかしながら、近年のアガベやコーデックス類の流行から考えますと、ブロメリア人気は少々水を開けられているような気がしないでもありません。

 

 特にホヘンベルギアやビルベルギアなんて、葉も硬くてトゲトゲで、成長は遅いながらも葉はあくまで重なり合うように順次展開し、そのワイルドな魅力はアガベにも負けていないものと思います。

 

 ではなぜなんとなく水を開けられている気がしないでもないのかというところですが、強いて言えば、近年求められるような、いわゆる「男らしい植物」というニーズに照らしますと、いささか華やかに過ぎるのでしょうか。

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 上の「ビルベルギア・ダースベイダー」などは文句なしに美しい植物であることは言わずもがなですが、ゴリゴリのアガベなどと比較すると、ちょっとオシャレに過ぎるのかもしれません。

ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーと僕

 華やかな種の多いブロメリアですが、それでもこの「ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーHohenbergia leopoldo-horstii)」は「格好良い植物」と言ってよいかと思います。

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 我が家の株はまだまだ小さい株ですが、すでにタンクブロメリアらしい壺型の姿になっています。
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 葉は見た目のイメージよりも硬くしっかりしており、刺々しいです。
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 そしてこの中心部に水を貯めているのが「タンクブロメリア」たる所以なのです。
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 成長期はざっと春〜秋ということになりますが、比較的耐寒性は高いものと思われます。

 我が家では、置き場所の問題もあり、厳冬期になるまでは結構屋外に出したり室内に入れたり、行ったり来たりしていました。

 

 意識としては、最低気温が一桁以下になる時はさすがに外に出さないようにしていたかな、という感じです。

 従いまして、気温一桁の結構寒い日でも屋外に置いていた日が度々あったように思いますが、成長はしないものの、概ね問題なく耐えてくれていました。

 

 我が家ではどうしても、室内で日照条件が良い場所を確保することが難しく、そんな慌ただしいことを強いられるのですが、室内に良い置き場所があるのであれば、最低気温が10℃を下回る頃から室内に取り込めば安心かなというところかと感じます。

 

 なお、水やりについては、何せ水を貯めることができますのでそこまで厳密にする必要がないのかと思います。

 むしろ、自分で水をストックしてくれているくらいですから、あげ過ぎないように要注意かと思います。

 私の場合、概ね1週間に1回あげています。

 壺内に注ぎ足すように、また、数回に1回は中の水が入れ替わるくらいあげます。

 根の方はどれだけ水を吸っているのかわかりませんが、水やりの時は用土にも水をあげます。

 

 冬場は1ヶ月に1回程度、気が向いたら壺内に水を若干注ぎ足していました。

 むしろ完全断水の方が良いのかもわかりませんが、室内に置いてあれば常時20℃以上ありましたので、水は切らずにおりました。

 

 ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーを日光に当てると

 今回記事を作成するにあたり、久々にまだ緑色だったころのホヘンベルギア・レオポルドホルスティーの画像を見たのですが、正直なところ「緑色の頃は、これはこれで良かったなー」と思ってしまいました。

 

 しかしながら、本来ホヘンベルギア・レオポルドホルスティーは日光を浴び「深紫(こきむらさき」とも言うべき色になる植物です。

 また、私が愛読するBRUTUS特別編集 合本 新・珍奇植物 (MAGAZINE HOUSE MOOK)に自生地の写真が掲載されていましたが、木陰の薄暗い場所に着生するような感じでなく、周りに何も無いような、思いっきり直射日光が当たるような場所に自生していました。

 もちろんそんな写真だけでは判断できませんが、書籍やインターネットで諸先輩方の情報を見るに、やはり日光は好きそうな様子です。

 

 先述のとおり、我が家での越冬における日照条件は、決して常に良好というわけではありませんでした。

 完全外管理に移行しましたのは、アガベやパキポディウム等よりは先行しており、3月下旬頃だったかと思います。

 

 それまでは上記の写真のような緑色だったホヘンベルギア・レオポルドホルスティーでしたが、結論から申し上げますと、2ヶ月余りでガラリと色が変わりました。

 こちらです。

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 見事に黒ずみました。

 ここまでガラリと変わってくれれば潔いというものです。

 何も知らない妻には、「本当にこれで合ってるの?」的なことを聞かれ、私も一瞬不安になりましたが、これで良いはず…です。

 やっとホヘンベルギア・レオポルドホルスティーらしくなってくれたはずです。
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 本当は少しだけ「あの緑の状態もきれいだったなー…」と思わなくもないのですが、やはりこうでなくてはならないのではないでしょうか。

 

 また、屋外管理にしてから、4月下旬頃には成長に気付くくらい動きだしてくれました。

 ただその後、妻が「引っ掛かった」とのことであろうことか鉢をひっくり返してしまい、図らずして植え替えをすることになったのですが、思った程根を張っておりませんでした。

 成長してくれているので、現時点では心配してはいないのですが、早々に、旺盛に根を伸ばすタイプではないかもしれません。

 

 

 ということで、アガベやコーデックス類の人気に引き離されていると思わなくもないブロメリアですが、そうは言っても「ホヘンベルギア・レオポルドホルスティー」より格好良い植物ってそうそう無いのではないでしょうか。

 我が家の株については、もっと立派になってますます格好良くなるよう大事に育てていきたいと思います。

 

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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