JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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エケベリア七福神と僕【冬の徒長と胴切りと子株と】

 エケベリア七福神は、僕がエケベリアのことを全くわからず(今も碌にわかりませんが)、何が良いのか悪いのか区別がつかない頃に購入したのですが、なかなかどうして今もお気に入りの植物です。

 でも、スパッと胴切りしたのは今回が初めてです。

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エケベリア七福神とは

学名:Echeveria ‘Imbricata’

        エケベリア・インブリカータ

和名:七福神

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    七福神は、エケベリアの一種です。

 普及種でして、ホムセンでもどこでも売っているとまでは言いませんが、園芸店やネットで容易に手に入るかと思います。

 

 成長期は春・秋型ということになろうかと思いますが、成長は多肉植物としては割に早い方かと感じます。

 寒さにも比較的強く、根張りも良く、乾燥に強いため水やりも然程気を使うこともないので、育てやすいエケベリアなのかなと私自身感じています。

 また、15cm程度まで大きくなり、子株も旺盛に出すので場合によっては群生するなど、そういった育て甲斐もあるエケベリアです。

 美しい葉がロゼット状に展開するところが魅力的です。

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僕とエケベリア七福神の出会い

 七福神との出会いはわかりやすいですのでよく覚えています。

 この書籍が発売され店頭に陳列されているのを見た時です。

 「この美しい植物はなに?」というところが、七福神との出会いでした。

 多肉植物の書籍の表紙を単独で飾るのも納得です。

 

 それから事あるごとに店頭で七福神を探したのですが、その時は見当たらず、結局ネットで購入したのでした。

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七福神は花も美しい

 七福神は花も美しいです。

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 ハオルチアなどもそうですが、花芽がヒョロヒョロと伸びていき、どこまでいくのかと思ったら、「え?あ、これで開花してるの?これで終わり?」みたいな、正直申し上げて観賞価値のあまり高くない花もあります。

 その点、七福神の花は奥ゆかしく、私は十分観賞価値を感じるのです。

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 ただし、多肉植物は往々にしてそうですが、必ずしも毎年開花してくれるわけではありません。

 我が家にはいわゆる親株が2株ありますが、昨年初めて1株開花、今年は開花せずでした。

七福神の越冬と徒長

 七福神は比較的耐寒性が高いです。

 私自身実験したことはないのですが、氷点下になって凍ったり霜が下りない限りは大丈夫なのではないかと思います。

 しかし、安全なことを言えば、最低気温が10℃を下回る頃から室内管理に切り替えても良いかもしれません。

 

 成長が鈍り、休眠しているものと認められれば水やりは控えることになります。

 完全に切るか、あるいは月に1〜2回、葉にシワがよっているのが認められた場合など、少なめに与えれば結構かと思います。

 

 しかしながら、私個人的には、むしろ越冬時は水やりよりも徒長のおそれに留意すべきと感じます。

 成長が鈍っている割には、気付いたら上に伸び始め、葉は垂れるようになり、美しいロゼット状から、あの忌々しいスカート状になってしまうのです。

 ホムセンで長く売れ残っている多肉植物のような形です。

 

 これは、やはり冬場室内に置いたことによる日照不足が主な原因かと思います。

 一応LEDライトの照明下に置いていたのですが、位置的に光量が足りなかったか、一方でこれまでの冬は大丈夫でしたので他の要素もあるのか、いずれにしましても、伸び始めると見る見る伸びていきました。

 

 これを踏まえ、越冬時の屋外管理と屋内管理のリスクを比較しますと、余程極寒の日が続かない限りは、七福神の耐寒性からしましても、寒さにやられるリスクより、室内で徒長してしまうリスクの方が高い気がします。

 私自身、来冬は極力屋外管理することと思います。

ロゼットは回復できるが、伸びた部分は戻らない

 今春、屋外管理に切り替えましたところ、だらりと垂れていた葉は、ロゼット状に戻ってくれました。

 いや、おそらく正確には新たな葉が十分な光量(太陽光)の下でロゼット状に展開してくれたものと思います。

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 しかし、当然ですが伸びた部分が縮んでいくことはありません。

 

 この木立ちした状態も、もちろんそれはそれで良いのですが、やはりあくまでも鉢に収まり良く植わっていて欲しいと思ってしまうのです。

 そこで、1株は“胴切り”を結構することにしました。

 

 スパッといきます。

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 これで、下の子株はこのまま成長していってくれることと思います。

 また、胴切りした親株上部は、後に発根してくれるものと思います。

 

胴切りした七福神を植え付ける

 胴切りした株を発根させるのは、

・乾燥させ発根を待つ

水耕栽培

・すぐ植えちゃう

といくつか方法があろうかと思います。

 私の場合、

   オキシベロンに半日浸ける

     ↓

           2週間程乾燥

     ↓

   植え付け

という方法にしました。

 オキシベロン浸けの後、乾燥させていてもなかなか発根せず、葉にもシワがよってきましたので、植え付けてしまうことにしました。

 

 鉢は「プレステラ105」にします。

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 その後、植え付けてから2週間程経過しましたが、枯れたりはしていないので、発根してくれているのかもしれません。

 子株を残し、こうしてまたプレステラに植わっている姿を見ると、なんだか嬉しいです。

 やはりお気に入りの植物です。

 

 一方、根元の方はまだまだ子株が出そうな雰囲気です。

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 このまま群生するのか、こちらも楽しみです。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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