ノコギリクワガタ標本製作-その4セリア標本箱からの標本箱製作
この記事ではノコギリクワガタ♂の標本製作に関し、標本箱製作について記述させていただきます。
先日記事にさせていただいておりました標本製作の続きになります。
標本箱は前回記事にさせていただいたとおりニス塗装しておりまして、その続きになります。
先の記事はこちらになります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
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日頃標本を製作しておられる諸先輩方はお見苦しいかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。
標本箱の背景について
標本の背景色については少し悩みまして、当然しっかりとした昆虫標本っぽく白色でも良かったのですが、標本箱を塗装することを決めてから、背景色も白以外のものを考えておりました。
そして悩んだ末にたどりついたのが、いわゆる「ティファニーブルー」を意識したスカイブルーになります。
当初カラープリンタでティファニーブルー的な色をプリントアウトして紙で用意していたのですが、ダイソーでそれっぽい色のフェイクレザーを見つけたので、これを使用することにしました。
又、この背景はマグネットに貼り付けることにします。
クワガタ標本そのものの土台にもマグネットを接着し、磁力で固定することで容易に微調整することができるのです。
私の場合このティファニーブルーに飽きた時や、そもそも完成した標本をセットした時に「やっぱこれないわ…」となった時に対応しやすいと思いマグネット式を採用することにしました。
なお、マグネット式背景の手法はこちらのブログで勉強させていただきました。
こちらのブログはよく拝見させて頂いておりますが、スマートなクワカブ飼育、標本、テラリウムについて非常に勉強になります。
マグネットは、ダイソーで購入したホワイトボードを分解し、ボードだけにします。
分解したボードを、標本箱の内寸に合わせてハサミで切ります。
ラベルの作成
標本ですので、一応ラベルも製作して標本っぽさを増すことにしました。
エクセルで製作してサイズを何パターンか印字してみて、実際に標本箱や標本との兼ね合いを見てサイズを決めました。
ラベルデザイン(と言うほどではないですが…)は適当です。
もっと淡白にした方が学術標本っぽく雰囲気が出る気がします。
ラベルは発泡スチロールを使用して製作します。
これもダイソーです。
ラベルの大きさに合わせて発泡スチロールを切断します。
なお、マグネットも100均で買っています。
接着には木工用ボンドを使用しました。
乾燥剤と防虫剤の設置
標本箱の底に乾燥剤(シリカゲル)と防虫剤を一応設置しておきます。
どちらにせよ100均標本箱では密閉性に不安があるような気がしますが、念のためです。
背景の製作
背景は前記のとおりマグネット(ホワイトボード)とフェイクレザーを使用することにしております。
切り取ったマグネットに、同サイズに切り取ったフェイクレザーを接着します。
接着は両面テープを使用しました。
接着した背景を標本箱に入れます。
下には前記のとおりシリカゲルと防虫剤を設置しています。
ちなみにこのマグネット等で製作した背景は、標本箱の内寸ぴったりにしてありますので、取り出す時は別のマグネットに引っ付けて外す必要があります。
昆虫針を刺す土台の製作
土台は展足の土台に使用したコルクを小さく切り取って製作しました。
コルクを2枚重ねにして、磁石を木工ボンドで接着してあります。
これで標本の位置を容易に調整することができます。
次回(こそ)は標本の軟化〜展足について記述させていただければと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。