JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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エケベリア・ルノーディーンと僕【晩秋の冷たい雨に泣いたルノーディーンは復活するか】

 エケベリアは原種から園芸種まで美麗種が多いですが、数多ある美しいエケベリアの中で、「エケベリアルノーディーン」はそのトップランカーと言って差し支えなかろうかと思います。

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エケベリアルノーディーン

Echeveria ‘Lenore Dean’

ベンケイソウ科

エケベリア

別名「コンプトン カルーセル

 

 クリーム色にグリーンの美しいラインが入った葉が特徴的な春秋型のエケベリアです。

 この美しい葉は、さらに秋になると先端がピンク色に紅葉します。

 

 このように文句なしに美しいのですが、葉が薄く繊細で、蒸れや強い直射日光を苦手としています。

 成長は、エケベリアとしては遅くはないと思います。

 

 なお、私自身は挑戦したことがないのですが、一般的には胴切り・葉挿しによる増殖は難しいとされています。

誰もが惚れる美しさ

 エケベリアルノーディーンの魅力ですが、やはりなんと言っても葉色の美しさです。

 これが薄く繊細な葉の形状と非常によく合っています。

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 エケベリアルノーディーンは、いつでもどこでも売っている普及種というわけではありませんが、やはり人気がありますので稀に店頭に並んでおり、私自身ルノーディーンには何度か出会ったことがあります。

 

 いずれも一見してカクタス長田苗で、3.5号のミニラン鉢に植わっているもので3,000円弱くらいでした。

 私の感覚としましても、店頭では概ねこのくらいが相場な気がします。

 

 この時は、他に欲しいコーデックスがあったので、後回しになってしまい、気を逸したルノーディーンは結局購入を見送ってしまったのでした(確か1度は妻が同行していて、私も尚のこと警戒していたのでした)。

 

 しかし、やはり逃した魚は大きく感じるもので、日に日にルノーディーンへの思いは募っていきました。

 「THE・植物あるある」です。

 植物は既製品ではないので、販売されているものは同じ種でも1つ1つ違います。

 かつ、いつでもその種が出回っているわけでないので、「やっぱり買おう!」と思い立ったところで売っていないわけです。

 そういったことも鑑みると、やはり見つけて「欲しい!」と思った時が買い時かなと思います。

 例え妻にイニシアチブを取られることになろうとも…。

性格は気難しく、必ずしもきれいに育たない。

 ルノーディーンは、ご覧のとおり比較的葉が薄いタイプのエケベリアです。

 あまりいたずらに「難しい難しい」と言いたくないのですが、やはり光量や風通しなどを気遣って環境を模索しているうちに形を崩してしまったりすることがありがちなように思います。

 

 また、実際育てている感覚としましては、意外と「エケベリア七福神」にも似ている気がします。

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 いや、難易度で言うと七福神の方が容易だと思うのですが、少なくとも葉の形状が似ていますし、ちょっと油断していると、なんだかきれいに育たなかったり、形を崩してしまったりするあたりなんかも似ている気がするのです。

 実際、七福神の亜種や斑入りなのではないかという話もあるそうです。

 

 強い直射日光にも弱いなんてよく言うものですから、特に夏場などはなかなか置き場が定まらなかったりして、そうなってきますとなかなかルノーディーンが元気にならなったりしまして、我が家の株においても「今いい感じだなー調子いいなー」という時期は少ないです。

 気付くといつも葉は細くなり、ロゼットは崩れ、思うような状態になってくれません(私の育て方が悪いのですが)。

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 この手のエケベリア全般に言えることかもしれませんが、あまり塩梅がよろしくないと、徒長まではしないまでも、葉がすかすかになって間伸びしたようになります。

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 そこまで至ってしまいますと、植物は残念ながら勝手に治癒したり回復したりしてくれませんので、仕立て直し、つまり、葉がそっくりきれいに生え変わるのを待つしかなくなります。

 しかし、ルノーディーンの成長は遅いわけで、なかなか気の長い話になってしまうのです。

 

 それにしても、よく考えてみると、七福神も自信を持って調子が良いと言える時期ってそんなにないような気がします(私の育て方が悪いのですが)。

 

 さて、「そっくりきれいに生え変わる」と、間伸びしてしまった株も少しは見られるようになってきました。
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 冬に入る頃に、少しは見られるなという状態まで持って来れますと、「もう1サイクルしたら結構いけそうだな」などと、次の春の成長が楽しみになるのです。
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晩秋の冷たい雨に泣いたルノーディーンは復活するか

 今季は、「11月中はできるだけ屋外管理で粘ろう」という方針でいました。

 すると、11月中旬に1日、気温が極端に下がり、雨風が強い日がありました。

 

 その日は1日、仕事中も屋外管理の植物が気になり、何度も窓の外の雨を睨みつけていました。

 

 そして、帰宅した際に確認したところいずれもなんともなかったので、もう一晩なんとか堪えてもらおうと判断しました。

 しかしそれが間違いで、翌日私は晩秋の冷たい雨に泣いたのでした。

 
 
 
 
 
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 寒いだけでなく、やはり雨風に晒されたのが良くなかったと思います。
 とりわけ深いダメージを負った植物の1つがルノーディーンでした。

(ちなみに七福神も同様のダメージを負いました。)
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 見た時には、「せっかくここまでになったのに…いや、これは再起不能だな」と思いました。

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 その後の週末、私は屋外管理していた植物を、猫の額に建てた犬小屋である我が家に押し込み冬支度をしたのでした。

 「もう1週早く取り込んでいれば」と思いながら…。

 

 しかし、屋内管理にしてから2ヶ月強というところですが、ルノーディーンは少しずつ成長して、少しずつ美しい姿を取り戻してくれているように感じます。

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 ダメになった下葉は取り除いてしまったのですが、中心の成長点から少しずつ成長してきてくれているように見えます。

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 ルノーディーンは繊細でか弱いイメージがありますので、この力強さは意外でしたが、こんな嬉しいことはありません。

 

 今後、成長期を迎え、秋頃にはまた美しく復活した姿をご紹介できることを祈って大切に育てていこうと思います。

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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