JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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ダドレア・グリーニーと僕【地球上で最も白い植物】

 「白」という色には、実は何百種類もの「白」があるそうですが、おそらく植物の「白」の中ではダドレアの「白」が最も白いのです。

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「白」には200種類ある

 先日、「人志松本の酒のツマミになる話」というバラエティ番組を視聴しておりまして、久々にテレビで爆笑しました。

 その放送ではアンミカさんがご出演なさっていたのですが、その回で出演者それぞれ「プチ自慢をする」みたいな流れになったのですが、そこで、アンミカさんは、「物事を悪く言うのが嫌いで、何でも褒めることができるのが自慢だ」ということを仰いました。

 私自身、これ自体非常に素敵で大切な能力だと思ったのですが、その流れで「じゃあこの(手元の)おしぼりを褒めてみて」という流れになりました。

 おしぼりなんかどのように褒めるのかというところですが、すかさずアンミカさんは真剣な素振りで、「白ってね、200種類あんねん。」と語り出したので、爆笑してしまうと同時に、その頭の回転の速さに敬服したのでした。

ダドレア・グリーニーとは

 「ダドレア」と言いますと、「ダドレア・ブリトニー(仙女杯)」の方がメジャーな気がするのですがいかがでしょうか。

 

 「ダドレア」は、メキシコや北アメリカなどの乾燥地帯を原生地とする冬型の多肉植物です。

 普段は比較的乾燥を好みますので、水やりは用土が完全に乾いてからということになります。

 また、日照と風通しを確保することが必要です。

 ただし、真夏の直射日光は避けます。

 また、冬型と言っても成長期がその時期だというだけで、寒さに強いわけでなく、最低気温が5〜10℃を下回る頃には室内に取り込む必要があります。

 特徴はブルーム(白い粉)を帯びた白い葉でして、「地球上で最も白い植物」なのだとか、「多肉植物の女王」などと呼ばれるとお聞きします。

 

 そのダドレアの一種である「ダドレア・グリーニー」ですが、特徴としましては、

・小型

・木立ちするように育つ

・群生するように育つ

というところが特徴かと思います。

 それもひょろひょろと伸びたり、あるいは増えていくのでなく、比較的しっかりと木立ちし、群生していきます。

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 古い葉が抜け落ちずに残りますが、これがいい感じの雰囲気になっていくのです。

 謂わばエイジングです。

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 ダドレア・ブリトニーの方も木立ちするのですが、その頃には株自体結構大柄になっているでしょうし、やはりこれに関してはダドレア・グリーニーの方が良い気がします。

 

 ちなみに、エケベリアなどと似たような花芽が伸びます。

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 私はあまり鑑賞価値が感じられませんし、花芽に栄養が行くと本体に悪影響がある場合もありますので、ある程度伸びて「ま、いいか。」となったら切り落としています。

 

地球上で最も白い植物

 私がまだダドレアという植物と出会う前、数少ない職場の園芸仲間である同僚から、「ダドレアという植物が、植物の中で最も白いのだ」ということを教えてもらいました。

 “最も白い”、なんともキャッチーなフレーズです。

 人間はやはり純白であることに憧れというか、畏敬の念を抱いてしまう気がします。

 

 実は、その同僚はダドレア・ブリトニー(仙女杯)に憧れを抱きながら、未だ出会ったことがないということでした。

 私自身も非常に興味を抱き、種類や育て方を調べてみたりしていました。

 僕も縁があれば、と思っていました。

ダドレア・グリーニーと僕

 私とダドレア・ブリトニー(仙女杯)との出会いは、それから間もなく訪れました。

 おそらく同僚と話をしていて、1〜2ヶ月程度であったろうと思います。

 我が家からやや遠方の園芸店に赴いた際、その白い植物が目に飛び込んできたのでした。

 

 意表を突かれましたが、いつもの私ならすぐに購入していたろうと思います。

 でも、その時私は同僚の顔が浮かびました。

 同僚が買うのではないかと思い、私は購入を控え、翌日同僚にダドレアを発見したことを伝えました。

 しかし、後日すでに売れてしまっていたという悲報を聞くことになるのでした。

(これについては、今思い出してもどうして買ってしまっておかなかったのかと悔やまれます。)

 

 それから数ヶ月、私は2つの園芸店で2度ダドレアに出会う機会に恵まれました。

 仙女杯ではありません。

 それが「ダドレア・グリーニー」です。

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 私は、仙女杯を逃した口惜しさからか、2度とも購入してしまいました(その後、もう1度出会いがありましたが、さすがに購入しませんでした)。

白を堪能するには慎重に育てなければならない

 ダドレアを購入し、「地球上の植物で最も白い白」堪能することができるようになりました。

 素晴らしいです。

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 特に新葉の白いことといったら、おそらく200種類ある白の中でも非常に塩梅の良い白なのではないでしょうか。

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 しかしながら、この白を長く堪能しようと思いましたら、やはりある程度は慎重に取り扱わなければなりません。

 いや、大したことではありません。

 おそらく水やりの際に、極力葉に直接水をかけないようにするとか、そんな程度で結構かと思います。

 

 しかし私の場合一度やってしまいました。

 蓄圧式噴霧器(スプレーボトル)を使って、ダドレアの側に置いてあった別の植物に水やりをした際に、ダドレアのブルーム、つまりダドレアの白を吹き飛ばしてしまったのです。

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 もうプラ鉢やラベルも真っ白になってしまって驚きました。

 驚きましたって言うか、自分で吹き飛ばしたのですが、悲惨なことになってしまいました。

 もちろん、白くなくなった所が再び白くなることはありません。

 

 再び白くなることはありませんが、新たに出る葉はやはり白いです。

 葉が総入れ替えすれば、また真っ白なダドレアに戻ってくれることと思います。

 

 真っ白なダドレア・グリーニーに戻った頃、なんだかもう1度ダドレア・ブリトニーに出会えそうな予感がします。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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