オオクワガタ用クワリウム製作-後編(運用編)【流木と100均フェイクグリーンでテラリウムを作る】
この記事では、以前製作しましたオオクワガタ用クワリウムについて、実際に運用してみた状況について記述させて頂きます。
はじめに
これまで当ブログではクワガタ用テラリウムこと『クワリウム』を製作したことについて記事にさせていただいてきました。
又、オオクワガタ用のクワリウムとして、今回記事でご紹介するものを製作しておりましたが、当ブログをお読みくださっている、この世における奇特な方々におかれましても流石に忘却の彼方かと思います。
私自身も今回記事を製作するにあたりまして、前回記事から3ヶ月も経過していることに驚愕した次第です。
今回クワリウムのコンセプト等
私は自宅においてごく小規模のクワガタ・カブトムシ飼育をしています。
私の管理力不足に加えまして飼育数が少ないことから、ブリードに関しましては非常に低調で失敗することも多いです。
一方で小規模飼育の良い面としましては、手元の個体が少ないことから、それぞれにある程度手を掛けることができます。
そんな中我が家で実施していたのが、非常に簡易的ですがクワリウムでして、その中でもオオクワガタ用に比較的大型にしたのが今回のクワリウムになります。
詳細は過去記事のとおりとなりますが、コンセプトについて、まず前提としましては主として【流木+100均】で気軽に製作できるということです。
又、これ以前にも製作していた簡易的なものも含めてですが、
・簡単に製作できること
・メンテナンスフリーであること
・安価であること
になります。
高価でハイレベルなものでしたら、やはりガラス製のケースを購入してじっくり作るべきかと思うのですが、今回も気軽にできることが前提条件です。
使用したもの
・ ケース
ダイソーで購入のケースです。
ダイソーで300円の高級品です。
・ 流木
観賞魚用の流木で800円位でした。
・ フェイクグリーン
セリアで購入です。
接着剤等も試したのですが、最終的にはグルーガンで接着しました。
オオクワガタ用クワリウムの運用
完成しまして、我が家のオオクワガタ♂に入ってもらいました。
上の写真は投入直後の写真で、一晩経つとシェルターに入ってくれており、ここまでは狙い通りでした。
運用開始の、その後
多分ここまでは前回記事でご紹介させて頂いたかと思います。
ここからが運用してみてどうだったか、となります。
まずゼリーについてですが、できればシェルターから出して木に登らせたいと思っており、針を刺してみたり釘を刺してみたり色々考えたのですが、いずれも速攻でオオクワガタに外されるのが見え見えでした。
そして結局は輪ゴムで設置するという単純なことになりました。
これも当初はうまくいっていました。
さて、ここからは『気温が上がってきて活動が活発になってきた後』についてです。
具体的には6月以降くらいでしょうか。
春にこのクワリウムに投入してから、次第に温度が上がってくるわけですが、温度が上がるにつれオオクワガタの活動が活発になってきます(我が家はエアコン管理をしていません)。
すると、『シェルターに出入りする→ゼリーを食べる』という行動を繰り返していたオオクワガタも、ほとんどシェルターに入らなくなってきました。
そうなりますと、次第にレイアウトが崩れていきます。
今回のクワリウムの場合破壊するところはほとんどないのですが、唯一のデストロイポイント『フェイクグリーン』が剥がされていきます。
グルーガンでの接着も、オオクワガタのパワーの前では不十分なようです。
又、シェルターを使うことが少なくなってくると、流木の下に強引に入り込んだり、流木とケースの隙間に入って過ごしていることが多くなってきました。
かと思うと、やっぱりシェルターに入っていたりするので、シェルターを撤去するわけにもいきません。
しかし別に流木もシェルターも固定はしていないので、これでも問題はありません。
おそらく気温が低かった時分はシェルターでゆっくり過ごしていたのが、気温が上がって活動的になり、ケース内を動き回る内に、ケースそのものに慣れて(安全性を確認して)しまい、流木とケースの間に収まるなど、自由に過ごすようになってしまったと想像します。
現在、我が家では最年長のオオクワガタ♂が投入されていますが、好き勝手動いています。
もう破壊されるのを恐れるレイアウトも残っていませんので、自由に過ごしてもらいます。
しかしこのクワリウムは果たして成功だったのでしょうか、失敗だったのでしょうか。
これは所詮私の主観によるところなのですが、このオオクワガタにはこのまま引き続き入っていてもらおうと思っています。
今回セリアのフェイクグリーンをグルーガンで接着するという方法だったわけですが、オオクワガタほどの重量やパワーのない種でしたら、ここまで剥がされることはないのではと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。