親父からもらったフェニックス(Phoenix)社のスキーウェアを着る【1981年製・NASAと提携して作られた『SP27』】
この記事では、私が親父からもらったフェニックス(Phoenix)社のスキーウェアについて記述させて頂きます。
- はじめに
- かつては私もウィンタースポーツをしていた
- ある冬、実家で親父が取り出してきた息子(JB)が生まれる前のスキーウェア
- フェニックス社に問い合わせてみた
- 灯台下暗し、実家から掘り出し物が出てくることもある
- 自分も子ども達に何か引き継いでいきたい
はじめに
先日上げさせて頂いたSNSの投稿につきまして、私が着用していたウェアについて、とあるフォロアー様から「どこのブランドのなんというモデルか?」というご質問を頂きました。
結論から申しますと
フェニックス『SP27』
というモデルだそうです。
なぜ“だそうです”なのか。
取るに足らないことなのですが、ちょっとした機会ですので1つ記事にさせて頂きました。
ご了承頂ければ幸いです。
かつては私もウィンタースポーツをしていた
今シーズンは本当に雪が少ないですね。
私は割に雪が多い…というかかなり雪が多い地方に居住しているのですが、今年は一度も除雪していません(同じ市内でも場所によってはしたそうですが)。
あるいは、今シーズンはもうすることは無いかもしれません。
私も若かりし頃はスキーやスノーボードを嗜んでいました。
もちろん、自慢らしく人にお話しするレベルではありませんが、自分なりに楽しむことができるレベルというところです。
ところが10年以上前、仕事柄絶対に「いや〜ボードしてたら骨折しちゃいました」なんて失敗が許されない年度がありまして、毎年行っていたウィンタースポーツが途絶えたことがありました。
その後、多くのお父さんがそうであるように、私も結婚したり、幼子が生まれたりと、ウィンタースポーツから遠去かることとなりました。
近年はスキー場に行くとは言っても、子ども達にソリ遊びさせてやるくらいのものです。
ある冬、実家で親父が取り出してきた息子(JB)が生まれる前のスキーウェア
わざわざスキー場に行ってもそんな程度ですので、近年は厚着した上に登山用のレインウェアを着て代用していました(代用と言っても登山用でしたら機能的には十分ではありますが)。
ところがもう何年も前のことですが、ある冬のある日、実家を訪ねた際、夕食後に親父が寝室のクローゼットから真っ赤なスキーウェアを取り出してきました。
それは「自分なら絶対わざわざ選ばないな…」というくらい鮮やかな赤です。
聞けば、「私(JB)が生まれる前に購入し、碌に着ていなかった」と言うのです。
“JBが生まれる前”という時点で30年余り前の製品ということになります。
しかしながら、意外にも『GORE-TEX』の文字が刻まれています(但し見慣れないロゴです)。
ブランドは『フェニックス』、これはわかります。
今もありますから。
そしてモデル名は『SPACE COAT SP27』と記されています。
親父の話やここまでの状況をまとめますと、
・JBが生まれる前に購入
・当時結構高かった
・購入後碌に着ていない
・古いけどフェニックス製
・古いけどGORE-TEX
・アノラック型
・自分では選ばない鮮やかな赤
となります。
いずれにしてもかなりキレイです。
どうせ衝動買いして碌に着ないまま片付けられていたのでしょう。
「もう着ないから(体型的にも到底着ることができない)、お前にやる。」と言うので、遠慮なく譲り受けることにしました。
フェニックス社に問い合わせてみた
着るにしても、やはりどのようなモデルなのか気になります。
男というのは、身に着けるものに納得できるエクスキューズが欲しいものなのです。
しかし少々ググったくらいでは詳細は出てきません。
そこで当時、無粋とは存じましたが、意を決してFacebookメッセンジャーでフェニックス社の公式アカウントに問い合わせてみることにしました。
言わば私の興味本位でしたのでお返事が無くとも構わないという気持ちで、一応画像付きで問い合わせてみました。
すると、なんとも丁寧なお返事をくださいました。
JBさま
メッセージありがとうございます。
またとても保存状態のよいジャケットに感動しております。
こちらは1981年に発売したまさにスペースコートsp27という商品です。
シリーズでいろいろなバリエーションありました。
こちらはアノラックタイプで売れましたー
sp27とはNASAの2次提携で中綿新素材で薄くて暖かいというもの。
かなりの年月たっておりますので劣化が心配ですが、写真ではかなりきれい、まだまだいけそうですね。
貴重なお写真ありがとうございます。
これからもフェニックス気にとめていただければ幸いです。
フェニックス様、その節は丁寧なご回答本当にありがとうございました。
正直1981年製のものであり、経年劣化もさることながら、シルエットなども現代とはそぐわないかもしれません。
しかしフェニックス様のご回答、『当時の人気商品』…『中綿はNASAの2次提携』…もう着る理由としては十分じゃないですか。
灯台下暗し、実家から掘り出し物が出てくることもある
実家からたまに出てくる年代物、度々ありますよね。
しかしながら、実際に着てみよう、使ってみようとなることは少ない気がします。
でも、たまにこういった掘り出し物があったりもするものです(親父が掘り出してきたのですが)。
自分も子ども達に何か引き継いでいきたい
一方で、ふと“じゃあ自分は子ども達に何か残せるのか”と疑問を抱いてしまいます。
あるいは、そういった物は残そうと思って残すのでなく、良い物を大切に使った結果(若しくは保管した結果)、自然と譲り渡すことになるのかもしれません。
自分も子ども達に何か引き継いでいきたいと思いますし、それがさらに次の世代へ…なんて考えるだけでも幸せなことです。
でも今のところは、自分が着ている物も使っている物も、自分で使う気しか無いので、下手したら私の死後の話になりそうです。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。