JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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自宅で昆虫を飼うのはアブノーマルな趣味である【2019年を振り返って】

 この記事では、2019年を振り返った所感について記事にさせて頂きます。

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趣味とは元来孤独である

 自宅で昆虫を飼う(ブリードする)のはアブノーマルな趣味である。

 

 そもそも、元来趣味とは孤独である。

 たとえそれが大切な仲間を伴う趣味であったとしても、その趣味を取り巻く環境は個人により千差万別であり、本質的にはやはり孤独なのである。

 だからこそ、趣味を通じて得ることのできた仲間というのは、他では到底得難い存在であると言えよう。

 

 しかし、そこにきて『生き物飼育』という趣味である。

 とりわけ『昆虫飼育』となれば、一層理解を得難い。

 2019年はそのことを改めて痛感した年であった。

そもそも“趣味”は人の理解を得る必要があるのか

 そもそもそれほど孤独である“趣味”を楽しむのに、人の理解を得る必要はあるのか。

 

 当然、ある趣味に没頭するのは良い。

 誰の理解も得られずとも、むしろ邁進すべきである。

 

 しかし、それは健全な生活の上に成り立っていなければならない。

 趣味はどこまでも趣味であり、生業ではない。

 平穏な生活あっての趣味であり、これを脅かすようでは、やはり趣味として不適当であると言わざるを得ない。

 そういった意味では、やはりその趣味に対する理解は必要であると言わざるを得ないのである。

配偶者の真の理解はどこまでいっても得られない

 かつて私は、私自身が考える、配偶者から理解を得るために考え得る5項目について記事にさせて頂いた。

 これは単に私の思うところを記述しているので、所詮は私自身の思想の言語化に過ぎない。

 しかしこの記事自体は私が妻から昆虫飼育を咎められて間もなく、言わば熱い内に作成している記事であるので、今読み返してみると自分でも“なるほど、そういう面もあるな”と膝を打ちたくなる部分もある。

 

 しかし今回、この5項目に反することになるかもしれないが1点だけ申し上げると、“配偶者の真の理解はどこまでいっても得られない”ということである。

 

 配偶者から理解を得られない要因は種々ある。

 環境的な要因、金銭的な要因、生理的な要因など様々である。

 しかし仮にそれらを全てクリアしたとしても(あるいはそれらの要因が取るに足らない程度だったとしても)、真に理解を得られることはないのである。

 

 なぜならそういった現実的な問題とは別に、心情的な、内心の問題が存在しているからだ。

 お互い忙しい生活の中で、限られた時間を自分のためだけに割くという行為そのものが、心情的に許容し難いのである。

 要は、「そんなことに割く時間があるのだったら、家事(育児)の1つでもしてよ」という具合である。

 もっともである。

 

 しかし、これは平素どの程度家事や育児(あるいは収入を得ること)に貢献しているかという問題ではない。

 そういう事実関係に基づいたものではない。

 理屈ではないのだ。

 

趣味は所詮自分のためのものであって、子どものためのものではない

 もう1つ、認識を改めなくてはならない、いや、誰しも気付きながらその趣味を行うことのエクスキューズにしているのが、「この趣味は子どものため」「子どもにとっても良いこと」という認識である。

 

 昆虫飼育(採集)は子どもの教育上良い。

 これを否定するつもりは毛頭なく、間違いなく好影響が期待できると断言できる。

 生命を感じ、自然のことを考え、神秘を知る。

 実に尊い趣味である。

 

 また、私は他に『登山』というとりわけ浅い趣味も有しているが、例えばこういった趣味も子どもに好影響があること請け合いである。

 そして、私自身も将来的には絶対に子どもと一緒に3,000m級の山々を登りたいと思っているし、是非登山を生涯を通じた趣味にして欲しいと考えている。

 

 このように、私はいくつかの趣味を「子どものためにも」、あるいは「子どもにも興味を持ってほしい」と考えて行っている。

 しかしここで勘違いをしてはいけない。

 そのことに継続的に興味を持つか、そのことから何かを得るか、何か価値を見出すかということは、我々が考えたり押し付けたりするものではない。

 子どもたち自身が感じ、考え、その上で子どもたちが決めることなのである。

 

 そのきっかけを与えるのは素晴らしいことであるし、そういう親でありたいと心底思う。

 子どもと共に趣味を楽しまれている方を本当に尊敬し羨ましく思う。

 

 ただし、趣味というのは(あくまで第一次的には)所詮自分のために行っているものであり、子どもをそのエクスキューズに使ってはいけないのである。

周りには感謝しなければならない

 いささか不適切な表現をお許し頂くと、私は「酒」も「女」も「ギャンブル」もやらない。

 全くもって至らない父親であるが(時に自分でも嫌になる程だ)、責任ある仕事を毎日こなしている。

 だから、せめて、細々とやっている趣味くらい好きにやらせてくれというのが本音である。

 夜な夜な人目に着かぬよう、ひっそりと自身の趣味を信仰する様は、さながら幕末の隠れキリシタンである。

 

 しかしながら、考えようによってはほんの少しでも自分の趣味を実行できているからには、周りの人には多かれ少なかれ趣味を許容してもらっているものと言えよう。

 結局これについては感謝すべきことであり、感謝するほかないのだ。

 

 配偶者など、周りの人から「小言を言われる」、「嫌味を言われる」、「拒絶される」などのことがあったとしても、多かれ少なかれ趣味を楽しめているなら、感謝すべきなのだ。

 

 そして、私は昆虫を好きで飼育している身であるから、誤解を恐れず敢えて言うが、とりわけ昆虫を自宅で飼育(ブリード)するというのはアブノーマルな趣味である。

 社会通念上、多くの人は受け入れ難い。

 

 例えば、私は『マラソン』や『サイクリング』もごく浅い趣味として有している。

 マラソンやサイクリングを「生理的に受け付けない」という人は少ないと思うが、昆虫飼育の場合はそのおそれが十分あることは言うまでもない。

 

 また、昆虫飼育のみならず、通常歓迎されない趣味は多く存在する。

 その趣味が周りの人から多かれ少なかれ許容されているなら、感謝の念無くしてこれを行うことはできないのである。

人生における“余計なこと”の重要性

 では、そもそも“趣味”など持たねばそのような諸問題について思慮しなくて済むのではないか。

 はっきり言って趣味は『余計なこと』なのではないか。

 ある意味ではそれは正しいと言えるのかもしれない。

 認めざるを得ないのかもしれない。

 

 しかし、人生を豊かにするためには、その余計なことが極めて重要であると考える。

 趣味を通じて得られることは、その趣味に限定されたことだけではない。

 例えば昆虫飼育を趣味とすれば、昆虫の知識だけでなく、生命の営み、遺伝、生育環境(自然)のことなど、趣味の対象を取り巻く広い分野について学ぶことになる。

 そうすると普段の生活から視点が変わり、様々なことに気付きが生まれるのである。

 

 例えばマラソンを趣味とすれば、身体の仕組みについて考えることになる。

 「長い距離を走ったら腹が減る」という当たり前のことも、自分自身で走ってみないことには体感できないのである。

 

 そして、いずれの趣味においても極めて重要なことは、『その趣味を通じて仲間ができる』ということである。

 気の合う仲間がいない人生ほど寂しいものはない。

 仕事をして家に帰って寝るだけの人生では、これらは得られないのである。

深謝

 2019年は、趣味を有しているからこそ、良いことも悪いことも色々と思慮せざるを得ない1年であった。

 しかし、悪い面も、寂しい人生を送るよりは幾分も“マシ”である。

 

 一方、言うまでもなく得られたものも大きく、特に身に余るご配慮を賜った方々にはこの場をお借りして深謝申し上げたい。

最後に

 今回記事は趣向を変えて作成させて頂きましたが、ほんの気紛れにすぎませんのでどうかご容赦ください。

 万が一お気に障る部分でもございましたら、大変申し訳ございませんでした。

 ご了承頂ければ幸いです。

 

 当ブログをお読みくださる奇特な皆様方には、2019年中は大変お世話になりました。

 本当にありがとうございました。

 

 個人的には(皆様方から見れば些細なことと思いますが)色々あった年でしたが、お陰様で先述のとおり得るものも多くございました。

 

 2020年も、落とし所を見極めまして、自分なりの楽しみ方をできればと思います。

 2020年もどうかよろしくお願い申し上げます。

 

 当ブログをお読みくださる奇特な皆様方には、よいお年をお迎えください。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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靴供養【妻に言われて捨てる靴をせめて自分のブログで晒して供養する】

 この記事では、妻に言われて捨てる靴について、せめて捨てる前に自分のブログでご紹介して供養させて頂きます。

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はじめに

 私はクワガタ飼育をはじめとしまして、煩悩の数と同じ108つの広くて浅い趣味を持っているのですが、その中でもとりわけ浅い趣味としまして、『』も好きなのです。

 別に収集しているとかそういうわけではないのですが、「気に入った靴を長く履きたい」という思いを持って靴を選んでいます。

 

 しかしながら、できれば一生履きたいと思っている靴でも、別れは突然にやってきます。

 突然すぎて、当ブログで供養せずにはいられません。

 ご了承頂ければ幸いです。

妻に捨てるよう言われた3足

 大切にしている靴ですが、TPOを鑑みて平素履ける靴は限られていますし、色々な靴を取っ替え引っ替え履き替えるほどの休日もないわけですから、“頻繁に履くほどではない靴”がどうしても生じて参ります。

 回りくどい言い方をしましたが、要は持っていても碌に履かない靴が大量にあるわけです。

 

 たまに履いて風に当ててやらないと、どうもやはり劣化していってしまうようで、カビが発生してしまったり、加水分解してボロボロになってしまいます。

 そして今回ターゲットになってしまったのは以下の3足です。

 

・オールデンのブーツ

・アシックスタイガーのバスケットボールシューズ

ニューバランスのMR993

 

オールデンのブーツ

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 まずオールデンのストレートチップブーツについて供養させて頂きます。

 『オールデン』については、当ブログで私如きが語るものではございませんが、アメリカの高名なシューズブランドになります。

www.lakotahouse.com

 私も一社会人として、ジェントルマンとして嗜む程度にいわゆる“本格靴”と呼ばれるジャンルの革靴をいくつか所有しているのですが、その魅力に触れたのはやはりオールデンからでした。

 当時(多分今も)雑誌『begin』や『2nd』を開くとオールデンの靴がよく紹介されており、憧れたものでした。

 ちなみに私の“勝負靴”はオールデン990です。

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 どうしても高価な靴でして、私如き凡人はいくつも購入することはできません。

 しかも何故か、革の値段が上がるからなのか、あろうことか年々価格が上がっていっています

 ですから、かつてはよく古着屋で自分のサイズに合うものを探して購入していました(最近はめっきり見当たらないのですが…)。

 今回捨てることにしましたのはそんな1足です。

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 ブーツはスニーカーのように、家を出る時に足をスポッと入れて出発、というわけにいきません。

 紐を結ぶ“儀式”が必要です。

 昔は『この儀式を面倒臭いと思うようでは、ブーツを履く資格がない』というくらいに思っていたのですが、何人もの子どもと一緒に家を出発しなければならない昨今では、普通に面倒臭いと感じるようになり、その資格を失ってしまいました。

 それでもその姿は文句なしに格好良く、“いざと言う時”には履こうと思っていたのでした。

 

 しかし、革靴の天敵()であるカビの発生により、今回の廃棄リストに入ってしまいました。

 かつて1人暮らししていた時は、カビ塗れになってしまったレッドウイングのペコスブーツをなんとか復活させようと、洗剤に浸け置きした後に風呂場でジャブジャブ洗ったこともありましたが、妻の監視下にある現在では困難です。

 また、そのような過去の経験から、カビ塗れのブーツを再起させる大変さは自分自身よく分かっています。

 捨てるよう言われるのも止む無し。

 再起も困難。

 涙の決断となりました。

アシックスタイガーのバスケットボールシューズ

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 次に、『アシックスタイガー』のバスケットボールシューズを供養させて頂きます。

www.asics.com

 こちらはもう20年以上前に購入したものです。

 おそらく『ポイントゲッター』というモデルになるのではないかと思います。

 過去記事におきまして私のスポーツ遍歴について少しだけ触れさせて頂いたことがありましたが、私はバスケットボール経験はありません。

 このシューズは友人等とバスケットボールをする機会などがあった場合に履くためだけに購入したものなのです。

 

 私は何事にも下調べして形から入ってしまうタイプなのですが、さらに“スポーツのTPO”を意識してしまいます。

 つまりレクリエーションとしてのバスケットボールなら、例えばフットサルシューズでも特に問題は無いのですが、ついついバッシュを履きたくなってしまうのです。

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 ただし、これを履くことによって周りの人に「あれ?JBってバスケ部出身だったかな?」と思わせることになり、自分自身のハードルを上げることになります。

 よって、必然的にプレーの質を高め、「やっぱりバスケ部だったかも」と思わせ続けたまま終わるくらいのプレーをしなくてはならないのです。

 

 こちらのシューズも、何せ滅多に履かずに20年以上ですので経年劣化とカビの発生です。

 捨てるよう言われるのも止む無し。

 再起も困難。

 涙の決断となりました。

ニューバランスのMR993

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 最後に、ニューバランスMR993の供養をさせて頂きます。

 こちらはニューバランスのランニングシューズの1つでして、確かMはメンズ、Rはランニングを意味していたはずです。

 とはいえ、こちらをランニングで使用したことはなく、あくまで普段遣いのファッションアイテムとして所有していました。

    私はスニーカーではとりわけニューバランスが好きで、ランニング用のシューズもニューバランスを愛用しています。

shop.newbalance.jp もちろんリーズナブルなものも多くありますが、“made in USA”,“made in UK”となると格段に高価になり、手が出なくなります。

 こちらのMR993は、そんな格段に高くなる“made in USA”のモデルでして、当時心を鬼にして購入したのでした。

 

 大変気に入っていましてかなり頻繁に履いており、ともすればスーツのセットアップに合わせたりもしていました。

 そうして履き潰した上で、近年履く機会を逸して放置してしまった結果、ご覧の通りソールが加水分解して大変なことになってしまいました。

 

 これではカビの発生以上に再起は困難…というか不可能かと思います。

 捨てるよう言われるのも止む無し。

 再起も不可能。

 涙の決断となりました。

 

最後に

 それぞれ気に入っていた靴ですし、思い出もある靴でしたので、捨てるのがあまりに忍びなく今回記事にさせて頂きました。

 ご了承頂ければ幸いです。

 

 それにしても、やはりモノと思い出はリンクしているものです。

 自分が聴いていた音楽と当時の思い出がリンクして、その音楽を聴くと思い出が蘇るように、靴や服も眺めたり着用したりすると蘇る思い出があります。

 それだけ歳をとったということでしょうか。

 

 今回たまたまこの3足についてご紹介させて頂きまして、もちろん、物を廃棄する度にこうしたノスタルジックな記事をアップさせて頂くつもりはありませんが、こうしてブログという形で残せるのはありがたく感じました。

 

 今使っている物も、将来素敵な思い出とリンクしていて欲しいものです。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【祝2周年㊗️】ブログのことについて語る時にJBの語ること②

 この記事では、当ブログ開設2周年につきごあいさつさせて頂きます。

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はじめに

 2019年12月10日、当ブログこと『JBのワイドアンドシャロー』は開設2周年を迎えました。

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感謝申し上げます。

 このような機会では必ず申し上げているのですが、私は周りに熱心にクワガタ・カブトムシ飼育をしている人がいません。

 ですから、当ブログやSNSを通じて発信したことをご覧頂いたり、絡んで頂くことが、イコール私のクワカブ飼育や、ブログのモチベーションになっています。

 これがなければどちらもとっくに辞めていることになります。

 心より感謝申し上げます。

 どうもありがとうございます。

いつまで続けられるか

 ここまで続けてこられた当ブログですが、今後いつまで続けられるかは全く不透明となります。

 仕事のこと、家庭のこと、これからずっと同じ条件の生活が続くはずがありません。

 突如として別れを告げなければならない日が来る気がして止まず(というかいつか必ずやってきます)、その日が来るまでは気負わずに続けていきたいという思いです。

 

 なんだか「ブログ(SNS)を始めて、これだけ経過したな〜」ということを考えると、ついつい「じゃあいつまで続けられるのか?」ということを考えてしまいます。

 

 よく「ブログ開設から1年で何割の方がブログを辞めてしまう」とかいうまことしやかなデータがありますが、私自身とすれば、要はほとんどの方がすぐにお辞めになってしまうような(程度の?)ことを細々と続けてこられたということだけは言えると思います。

 今日だけ、少しだけ褒めたいです、自分を。

(だってブログなんて誰に褒めてもらえるものでもありませんから)

今後ブロガーとして

 2年間で、この記事が232記事目になるようです。

 もっと熱心に記事をアップされている方から見ればなんのことはない記事数ですが、私にとっては十分な数です。

 また、1記事あたりの文字数について、私は(SEO対策などの意味合いでは)特に文字数を気にして記事を作成しているわけではないのですが、少なくとも2,000字を下回る記事はほとんど無いと思います。

 長めの記事であれば5,000字は軽く超えていると思います。

 そう思えば相当な文字を打ったものだなと、自分でも驚きを禁じ得ません。

 

 今後当ブログの展望ですが、特にありません。

 こういう言い方をするといささか乱暴な表現に聞こえるかもしれませんが、つまりいつも申し上げているとおりです。

 私は、私如きが誰かに何かを教示しようなどと思って記事を作成しておりません(というかできません)。

 基本的にあったこと行ったこと、又はその内心などをありのまま記述しようと思っています。

 ただし、何の因果かせっかくアクセスしてくださった方に「薄っ!アクセスして損した!」と思われるのだけは嫌なので、私の日記レベルのような記事は作るまいということだけは思っています。

 これからもそうしよう、ということです。

 

 一方ブログの規模と言いますか、つまりPV数についてなのですが、1年目から2年目に掛けては概ね3倍と飛躍的に伸びました。

 最初は誰にも認知されていないから当然です。

 ただ、このようなジャンルのブログで、私程度のスキルではこの辺りが頭打ちなのかもしれないと思っています。

 まして恥ずかしながらクワガタブリードも低迷していますので。

 

 とは言え2年間も続けたわけですから、PV数が伸びるのは嬉しいことですし、続ける以上はそこを目標にすべきかと思います。

 そこを目標にしなければ日記になってしまいますし、と言うか日記を書けば良いと思いますので。

 ただ、矛盾するかもしれませんがPV数を伸ばすためだけにとか、フォロワーを増やすためだけに何かしようというつもりはありません。

 今後も自分自身で良いと思える記事を断続的にアップしていき、結果的にお読みくださる方が増えてくれるならこれほど嬉しいことはありません。

 

出会いに恵まれていた

 「ネット上は良い人ばかり」などと世間知らずなことを言うつもりはありませんが、私は本当に出会いに恵まれていると思います。

 ネット上におけるJBは主として虫界隈に属していると思っていますが、総じて良い人が多いと感じていますし、そう信じています

 ネットを通じて絡んで頂いたり私に良くしてくださっている方、私から提供できていることなど何も無いのに本当にありがとうございます。

 いささか大袈裟な表現をお許し頂きますと、その優しさは感動すら覚えます。

 当記事で申し上げたいのはそのことだけです。

これからもよろしくお願いします!

 私が自分のブログのことについて語っても、誰も何も面白くないことは重々承知しています。

 しかしながらこんな記事でもないと普段の思いを綴るのはそぐわないと思いますし、感謝をお伝えする場を設けたかったので、今年も記事にさせて頂きました。

 ご了承頂ければ幸いです。

 

 ということで、あっという間に2周年となった当ブログですが、今後もできる限り継続していければと思っております。

 今後ともよろしくお願いします!

 

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【◆重要◆】ムシモンオオクワガタのブリード再開について【ムシモンオオクワガタを極小スペースでブリードしてみる2019①】

 この記事では、現在ブリード終活中であった我が家においてムシモンオオクワガタのブリードを極めて小規模で再開しようということについて記述させて頂きます。

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はじめに

 前述のとおり、私はかつてクワガタのブリードを少々嗜んでいたのですが、いわゆる家庭の事情から終活に入っておりました。

 詳細は過去記事のとおりとなりますが、私の終活とはつまり

・ ブリードは休止

・ 生体は最後まで飼育する

という状態です。

 終活入りしましてから、別に何か好転したわけでもありませんし、色々とどうしようか考えたのですが、この度、極小スペースにおいてムシモンオオクワガタのブリードを再開してみようというところに思い至りました。

 密かに再開し、まだ上手くいく保証もなく、本当はこの記事自体上げようか迷ったのですが、曲がりなりにもせっかく始めたことですのでご紹介させて頂くこととしました。

 ご了承頂ければ幸いです。

本音を言うと国産オオクワガタをブリードしたいが…

 今回ムシモンオオクワガタということですが、そもそも、私はやはり国産オオクワガタ飼育からこの趣味に入りまして、本音を言いますと、多くの飼育者の皆様と同様に国産オオクワガタをブリードしたいのです。

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 そして我が家の厳しい状況下において、「なんとか曲がりなりにも、せめて1種だけでもブリードするとしたら…」と考えれば、そこはやはり私の中ではオオクワガタなのです。

なぜムシモン再開なのか

 ではなぜムシモンオオクワガタなのか。

 理由はいくつかあります。

ムシモンを再開できないようではオオクワガタを再開できる気がしない

 まずメンタル面の理由ですが、なんとなく“今ムシモンも再開できないようではオオクワガタも再開できない気がする”ということです。

 どうしようかと考えてばかりでこのままズルズルと時が過ぎてしまえば、あっという間に本来オオクワガタをペアリングすべき時期が来てしまい、そうなれば間違いなく来季もオオクワガタブリードは流れることになるだろうと自分自身思うのです。

コストが掛からない

 一方実質面の理由としましては、『コストが掛からない』ということです。

 これは金銭的な意味合いもそうですが、むしろ「場所を取らない」とか「目立たない」ということが大きいです。

 終活に入った理由が解決したわけではありませんので、差し当たり低コストの小型種であるムシモンにしようということなのです。

リベンジしたい

 もしかしたら過去記事をお読みくださったことのある奇特な方もいらっしゃるかもしれませんが、私はかつてムシモンオオクワガタをブリードしたことがあります。

 小さな産卵セットで約40個産卵してくれました。

 しかしこの時は夏季の酷暑における私の管理力不足で、あろうことか幼虫を全滅させてしまったのでした。

 このことは素人ながら、私なりに、心に暗い影を落としておりまして、かねてよりいつかやり直したいと思っていました。

今回のコンセプトについて

 密かな再開を決心した私ですが、コンセプトはいつもと同様、『小規模産卵セットで、必要最低限のブリードをしたい』ということです。

 多くの飼育者の皆様がいわゆる“爆産”を目指しておられるところ、私の場合諸事情から、『私が個人的に楽しめるレベルで、程良く産卵して欲しい』ということなのです。

 産卵数をコントロールしようという、言わばこれも飼育者のエゴになろうかと思うのですが、一方でやはり私が責任持って飼育できる範疇に収めたいという思いがあるのです。

 

 小規模な産卵セットに関しましては、ムシモンの他、オオクワガタや、パプキンことパプアキンイロクワガタでも実施したことがあります。

 熱心にブリードされている飼育者の皆様から見れば「変わったことをする奴だな」とお感じになられるかと思うのですが、ご了承頂ければ幸いです。

今回の親ムシモンについて

 今回密かなブリード再開を目指すということで、成虫で購入しました。

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 一応2ペア購入しまして、購入時の情報によるといずれも2019年9月羽化ということです。

 ムシモンですので大きさにはこだわらず、♂は双方20mm後半です。

ペアリング-目視確認はできず

 ペアリングについては、ムシモンの場合♀殺しの心配がありませんので基本的に同居させるつもりでした。

 しかしまずは、私にとって恒例の“目視下でのペアリング”を実施しました。

 机の上でケースを被せるだけです。
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 前回のムシモンでは、これで即ペアリングが成功した記憶です。

 しかし今回はそうもいきませんでした。

 

 やる気のない♂の上を、動き回る♀が乗り越えていきます。

 失敗する時によく見る光景です。
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 しかし間もなく、♂が交尾を試み始めました。
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 ところが♀に拒まれるのか、うまくいきません。
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 結局交尾を目視することはできませんでした。

 

 ところで交尾が失敗した後ですが、ムシモンが♀を攻撃するようになりました。
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 投げ飛ばしてひっくり返してしまいます。
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 両ペアとも「交尾失敗→♂が♀を攻撃し始める」ということになってしまいました。

 以前のムシモン飼育では、♂が♀を攻撃するところは見たことがなかったので、これには驚いてしまいました。

 ムシモンのアゴや力では、やはり♀殺しの心配は少ないだろうとは思うのですが、それでも注意は必要なのだと思いました。

 

 結局交尾は目視できませんでしたので、数日同居させることとしました。

 

極小産卵セット製作

マットについて

 ムシモンはマット産卵になります。

 今回は『産卵1番』を使用してみます。
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 実は以前何かに使おうと思って購入した物が残っていたのでした。

 ちなみに前回ブリードに成功したのが『ヒラタ・ノコ1番』でした。

 迷ったのですが、今回まずは『産卵1番』でいきます。

ケースについて

 極小産卵セットにおいて問題はケースなのですが、今回は100均(確かセリアでした)で購入したクリアボトルを使用してみます。
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 これらがまた小さいものでして、まず細い方(画像左)がなんと容量280mlです。
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 そして平たい方が容量350mlになります。
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 これらクリアボトルで極小産卵セットを作っていきます。

産卵セット製作

 まずアルミニウム製の蓋に空気穴を開けます。

 キリで簡単に開きます。
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 『産卵1番』を詰めます。

 スリコギで押し込みます。
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 あっという間に完成です。

 小さいです。

 正に極小産卵セット。
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 小ささがイマイチ伝わり難いかもしれません。

 サムネイルですでにお見せしてしまいましたが、手に持つとこのような感じです。

 手の平サイズの産卵セットです。
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ムシモン投入

 ムシモンを投入します。

 前記のとおり数日同居させたのですが、成立しているかどうかわかりませんのでペアで投入してしまいます。

 

 投入してみて痛感しますが、やはりムシモンだから為せるサイズです。

 

280ml
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350ml

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最後に

 改めまして、この度密かにブリードを再開することとさせて頂きました。

 うまくいくとは限らないことは、これまでの浅い経験からわかっております。

 この程度で再開とかブリードと言えるレベルでないこともわかっています。

 

 それでも産卵セットを組んでみますと、今のところ開き直った気持ちです。

 産んだら産んだ、産まなかったら産まなかった。

 それでいい。

 みたいな。

 

 落ち着いたら産卵セットを割り出したいと思います。

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【深度合成たのしすぎぃ!】オリンパスTough TGシリーズで全体にピントの合った昆虫の写真を撮る

 この記事では、『OLYMPUS Tough TG-4』を使って、深度合成した写真を撮影することについて記述させて頂きます。

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はじめに

 私はごく小規模なクワガタ飼育に伴い、細々と標本製作を嗜んでいます。

 製作した標本は写真撮影もしますし、その写真を当ブログ、及びSNSでご紹介もさせて頂いているところです。

 写真はこれまで一眼レフカメラ(エントリー機レベル)を使用して撮影していたのですが、この度、前々からずっと欲しかったOLYMPUSのTGシリーズを購入して、接写、そして深度合成機能を楽しむことにしました。

 結論から申しますと、これまでのような苦労もなく、めちゃくちゃ楽しくて、なぜもっと早く購入しなかったのかとむしろ後悔しているところです。

深度合成について

 専門的な話は当ブログ如きで語ることではございませんので控えさせて頂きますが、深度合成(多焦点合成)とは、

複数の画像をデジタル画像処理によって合成し、擬似的に深い被写界深度を得る技術のこと

(引用元:Wikipedia)

です。

 つまり、昆虫のように高さがある被写体を接写する時も、ピント位置を少しずつずらした何枚もの画像を合成することで、被写体全体にピントが合った写真を作ることができます。

 

 このいかにも難しそうなことをカメラ内でやってくれるのが『OLYMPUS TGシリーズ』なのです。

 

 これまで私も不勉強なりに生体の写真や標本の写真を撮影して参りました。

 よりマクロ撮影をするためにエクステンションチューブ(接写リング)を導入したりもしました。

 エクステンションチューブも、それまで絶対できなかったようなレベルの接写ができるようになって非常に満足しています。

 

 それでも、よく図鑑で見るような、個体全体にピントが合った写真は撮れないのです。

 F値を大きくして(絞って)被写界深度を深くすればいつかはピントが合いそうなものですが、そういうわけにもいかず、画質が極端に低下する現象が起こるなどしてしまうのです。

 

 そこで、ピント位置を少しずつずらした何枚もの画像を合成することで、被写体全体にピントが合った写真を作ろうというわけなんですね。

 それを画像編集ソフト無しでコンパクトデジタルカメラが勝手にやってくれるという。

 一体どんな仕組みなんだか。

 すごいですね。

『深度合成』モードと『フォーカスブラケット』モード

 これらの機能を搭載しているの機種は、

『TG-3』〜『TG-6』

になります。

 

 ダイヤルを『顕微鏡モード(接写モード)』に合わせると選択できます。

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 深度合成モードは、一度シャッターを切ると、深度をズラしながら8枚の写真を撮影し(TG-6は3〜10枚を選択可)、カメラ内で勝手に深度合成してくれるという凄まじいモードです。
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 シャッターはパシャパシャと2秒程度で切られ、深度合成も10秒掛からない位です。

 終了しますと1枚目と合成後写真の2枚だけが保存されます。

 

 フォーカスブラケットモードは、同様にピント位置を少しずつずらした写真を撮影してくれるのですが、こちらは30枚まで撮影してくれます。

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 これも凄く助かる機能ですが、Photoshop等のソフトで自身で合成する必要があります。

深度合成機能を使って撮影してみる

 早速使用してみます。

 未だ使いこなしておりませんので、参考程度ということでご了承頂ければ幸いです。

 

 まずそもそもこのような位置まで寄って接写できます。
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 今回は手元の標本を撮影してみることとしまして、まずは高低差のある甲虫代表『国産カブトムシ』を撮影してみます。

 

合成前
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合成後
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 お分かり頂けただろうか…

 

    一部をアップにしてみますと、接地している部分にまでピントが合っていることがわかります。

 

合成前
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合成後
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 さらに前方から撮影してみますと、深度合成した写真は頭角から奥に向けてピントが合っていることがわかります。

 

合成前
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合成後
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 正面からの写真ですとさらにわかりやすいかと思います。

 

合成前
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合成後
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 エラフスホソアカクワガタも撮影してみます。

 

合成前
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合成後
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合成前
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合成後
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 展翅標本も撮影してみます。

 

合成前
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合成後
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合成前
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合成後
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合成前
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合成後
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機種はどうするか

 先述させて頂きましたように、深度合成、フォーカスブラケット機能を搭載しましたのは『TG-3』以降になります。

 詳細な比較は私如きのブログでは割愛させて頂きますが、主な仕様変更を簡記しますと概ね以下のようになります。

 

TG-3

深度合成、フォーカスブラケット機能を搭載

 

TG-4

顕微鏡モードの撮影範囲が1cm~30cmに

 

TG-5

プロキャプチャーモードを搭載

深度合成画像サイズが8M→16Mに

4Kムービー撮影可に

ハイスピードムービーをフルハイビジョンで撮影可に

 

TG-6

顕微鏡モードでの4K動画撮影可に

深度合成時の撮影枚数が8枚→3〜10枚から選択可に

 

 私はコストを抑えたかったことと、私如きが個人的に楽しむレベルですので十分かと思い、中古の『TG-4』を購入しました。

 しかしながら、もし現段階で普通に新品を購入するのであれば、やはり最新の『TG-6』が良いかと思います。

 特に顕微鏡モードで4K動画を撮影できれば、飼育個体でも屋外でも、生体の勇姿を鮮明にムービーとして残せるのではないでしょうか。

 実勢価格を見ましても、『TG-5』と『TG-6』の価格差は然程ありません。

 最新機種を購入しないにしても、やはり『TG-5』で劇的に進化している感がありますので、『TG-5』以降が良いように個人的には感じます。

接写専用ライト『LG-1』はあわせて買うべき

 ところで、TGシリーズには専用アタッチメントが多く販売されていますが、中でも接写の際に使用するライトガイド『LG-1』というものがあります。

 

 こちらは、昆虫を接写するという用途から考えますと、やはりあった方が良いと思います。

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 被写体に相当カメラを近づけての撮影になりますので、やはり少なからずカメラ自体の影を落とすことになります。

 これがありますと、レンズの目前から照らすことになりますので、手元の影をかなり防ぐことができます。

 

 LG-1の有無を比較してみますとこのような感じです。

 

LG-1無し

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LG-1有り

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 両方とも『撮影ボックス』のLEDライト下で撮影していますが、やはり『LG-1』を使用した方が明るく撮れています。

最後に

 冒頭にも記述させて頂きましたが、使用してみまして、もっと早く購入していれば良かったと後悔しています。

 コンデジですが、その性能は侮れず、私如きレベルでは大満足です。

 これからもっと使いこなせるようにしていきたいと思います。

OLYMPUS デジタルカメラ STYLUS TG-4/TG-3 Tough用 LEDライトガイド LG-1
 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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もしも『アンディ・ウォーホル』がクワガタでアートを作ったら【自作標本から安価でポスターを作ってみた】

 この記事では、私自身で製作しましたエラフスホソアカクワガタの標本を素材としまして、アート風画像を製作しポスターにしてみたことについて記述させて頂きます。

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はじめに

 私はごく小規模のクワガタ飼育をしておりまして、飼育数が少ないからか、これまでもクワガタ等にまつわるくだらないものを製作してまいりました。

 今回、我が家で飼育しておりましたエラフスホソアカクワガタの標本を撮影した画像を使用しまして、またくだらないものを製作することをふと思い立ちましたので記事にさせて頂きます。

 

 なお、いつもお断りさせて頂いておりますが、私はデザインの知識も技術も皆無でして、今回もほんのお遊びレヴェルです。

    またもいつもの戯事なのだとご了承頂ければ幸いです。

デザイン素材のエラフスホソアカクワガタについて

 私のクワガタ飼育はごく小規模ということで、増種については厳しく自制していました。

 しかし私としたことが魔が差してしまい、鑑賞用に♂単品を購入してしまったのがエラフスホソアカクワガタでした。

 なんと言っても申し分ないスタイルで、私の憧れのクワガタでしたので、思わず購入してしまいました。

 現在は既にに亡くなってしまったのですが、標本にしたところです。

 過去記事のとおり、本当はフォトフレームを使って標本箱に手を加えることを主旨として記事にさせて頂いていたのですが、今回先に標本を撮影した画像を使ってくだらないものを製作したことをご紹介させて頂くこととしました。

今回のテーマについて

 これまでに“昆虫の写真等をアートとして取り扱う”のも面白いなと思うきっかけが何度かありました。

 まずは我が家で愛蔵しておりますこの『世界一うつくしい昆虫図鑑』です。

世界一うつくしい昆虫図鑑

世界一うつくしい昆虫図鑑

 

 ちょっと好みを分けるかもしれませんが、昆虫の美しさを存分に感じられる非常に素晴らしい図鑑です。

 サイズ的にも『小学館NEO』の図鑑等と同じようなサイズですので見応えもあります。

 今度機会と要望があれば内容についてもご紹介させて頂きたいですが、一見の価値ありです。

 

 もう1つが養老孟司先生の『デジタル昆虫図鑑』です。

養老孟司のデジタル昆虫図鑑

養老孟司のデジタル昆虫図鑑

 

 この本では養老先生が確立したとされる、昆虫標本をスキャナでスキャンする方法が記されています。

 スキャンした画像ほどきれいなものであればポスターに耐え得るだろうと感じました(当然我が家ではスキャンするというわけにはいきませんが)。


 そして、今回の直接的なきっかけとなりましたのは2019年夏『IKEA』のカタログでこの写真を見たことでした。

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 昆虫標本ももちろんいいですが、昆虫の写真等をアートとして飾るのということが、それ以降頭の片隅に残っておりました。

 

 そしてこの度、自分の好きなエラフスホソアカクワガタの標本を写真撮影した折に、このIKEAの写真のことなどを思い出したのでした。

 

 当然自分で楽しむだけの自己満足行為なわけですが、さすがの私もこれまでただやってみようという気にはなりませんでした。

 今回、曲がりなりにも自分で飼育し(ブリードはしていませんが)、標本にした個体が素材なら愛着も湧き、おもしろいのではないかというところで、やってみようと思ったのです。

アンディ・ウォーホルについて

 私のブログ如きでこのような項目を設けて語ることではございませんが、『アンディ・ウォーホル』とは言わずと知れた、超絶有名な“アメリカの画家・版画家・芸術家でポップアートの旗手”になります。

ja.m.wikipedia.org 私も全然不勉強なのですが、キャンベルのスープ缶の絵画や、マリリン・モンローの絵画などは誰しも目にしているところではないかと思います。

 今回、当然私如きがアンディ・ウォーホルを真似て何かしようというわけでなく、「なんかそれっぽいな」と私自身感じただけに過ぎませんのでご了承ください。

 

エラフスホソアカクワガタの標本を撮影する

 先日展足し、それ以来乾燥中でしたが、3週間程度経過しましてどうやら大丈夫そうです。

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 順次昆虫針を外しますが、ここでさっさと抜いて符節等を損壊してしまったことが度々ありますので、慎重に外します。

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 しかしあろうことか標本個体に針を刺したところ、位置が悪かったのか一向に貫通せず、泣く泣く刺す箇所をずらしました。

 しかもこんな時に限って、誤って5番の太さの針を刺してしまい、誤って開けた穴が非常に目立つようになってしまいました。

 しかしそこはもう私個人で楽しむものに過ぎませんので、致し方ありません。

 

 写真については、またAmazonで購入の『撮影ボックス』を使います。

 肝心の写真ですが、私はカメラに関しても知識も技術も皆無です。

 ですから一眼レフカメラで、絞りを変えるなどしながら、悪戦苦闘したところ、なんとか今回使えそうな写真が1枚だけ撮れました。

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iPhoneアプリで画像を加工する

 iPhoneって本当に便利ですね。

 私は画像を加工する時は、もう全部iPhoneに取り込んでしまって、iPhone端末上で行っています。

 はっきり申し上げまして、私如きが行う作業はiPhone上で完結してしまいますし、むしろPCで行うより楽です。

 

 今回、肝心の素材画像の加工自体は『prisma』で行いました。

Prisma 写真編集者

Prisma 写真編集者

  • Prisma labs, inc.
  • 写真/ビデオ
  • 無料

 こちらはテーマを選ぶだけで画像全体を加工してくれるので非常に楽で、仕上がりもかなりのものです。

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 加工した画像は『FFrame』で並べました。

FFrame - Filter Frame ( 写真 併合 編集 )

FFrame - Filter Frame ( 写真 併合 編集 )

  • Junsik Choi
  • 写真/ビデオ
  • 無料

 こちらは選んだ複数の画像を、色々な形に並べてくれるので便利です。

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 そして最後の合成や文字入れは、いつも使用している『Canva』です。

 これまでにも何度かご紹介したことがありますが、このアプリが無いともう非常に困ります。

 画像や文字を配置したり、重ねたりするのが非常に楽ですし、素材や文字フォントも課金しなくても結構あります。

 そうして完成した画像がこちらです。

 上記アプリを使って加工してるだけですので、所要数分です。

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プリントしてポスターにしてみる

 恥ずかしながら我が家にはプリンタがないので、プリントは専らコンビニプリントになります。

 今回はB5とL版でそれぞれ1枚60円でした。

 

 これらを100均の額に入れてみます。

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 それっぽくなったでしょうか。

 元が自分の標本とは思えない感じです。

 

 飼育部屋の壁に掛けてみます。

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 悪くない気がするんですけどね。

 クワガタに興味のない人()からは批判されそうです。

最後に

 今回もお遊びレヴェルでしたが、私自身としては面白い試みでした。

 先述させて頂きましたが、“自分で飼育し、自分で製作した標本が素材であること”に満足感を得られます。

 私如きよりもっとデザインや技術に長けた方がなされば、当然もっと素晴らしいものができること請け合いです。

 

 なお、昨年は「むし社のカレンダー」が手に入らないことからカレンダーも自作したのですが、今回の作業を経て、「今年も作ってみようかな」という気になりました。

 お楽しみに…している方はさすがの奇特な読者の方々でもいらっしゃらないと思いますが。

昆虫としたしむ12か月 (生きものカレンダー)

昆虫としたしむ12か月 (生きものカレンダー)

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【TOP10】当ブログのページ別PV数ランキング【2019年版】

 この記事では、間もなくブログ開設2年を迎えるにあたりまして、ページ別PV数ランキングをご紹介させて頂きます。

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はじめに

 後日改めてご挨拶させて頂きますが、間もなく当ブログこと『JBのワイドアンドシャロー』はブログ開設から2年が経過します。

 曲がりなりにもここまで継続できましたのは、偏に当ブログ記事をお読みくださる奇特な方々のお陰です。

 感謝申し上げます。

 本当にありがとうございます。

 

 いつも言うのですが、私は周りにクワガタ・カブトムシ飼育を熱心にやっている人がいませんので、大袈裟でなく文字通り、嘘偽りなく、当ブログやSNSを通じて交流したり、ご覧頂く皆様のお陰でなんとか継続できています。

1年振りのTOP10を発表

 昨年も、概ね1周年を期に同様の記事を上げさせて頂きました。

 あれから1年…早いものです。

 正に光陰矢の如し。

 

 PV数について、具体的な数字までは生々しいですしお恥ずかしいですので控えさせて頂きますが、ざっくりとだけ申し上げますとこの1年で15万PV以上を頂戴しました。

 もちろん世の中には1ヶ月でこの何十倍ものPV数を叩き出す個人ブログが数多あるところですが、私如きのブログでは身に余るPV数と恐縮しております。

 

 今回ページ別のPV数を元にランキングをご紹介させて頂くということで、この手の記事はマジで誰も興味がありませんし、何の役にも立たないことは重々承知なのですが、自己満足と記録の意味合いと、感謝の気持ちで記事にさせて頂くこととしました。

 ご了承頂ければ幸いです。

【TOP10】ページ別PV数ランキング2019

第10位

 こちらは我が家で初めて羽化してくれたオオクワガタ♂の羽化について記事にさせて頂いたものです。

 やはり私自身嬉しくて印象に残っている出来事ですし、TOP10入りは嬉しいです。

 また自分でブリードしたオオクワガタの羽化を拝める日がくればと思います。

第9位

 こちらはいわゆる『ダニ取りマット』を使用した結果について記事にさせて頂いたものです。

 当時ワイルドのインターメディアツヤクワガタを購入したところ、ダニの付着が著しく、ダニ取りマットを試してみたのです。

 やはりダニへの対応を考えていらっしゃる方は多いのだと感じます。

第8位

 こちらは、我が家で余ってしまった菌糸ビンにオオクワガタ♀を投入しまして、割り出した結果を記事にさせて頂いたものです。

 産卵数は少なくて小規模飼育を良しとする我が家では丁度良く、一定の実績は挙げた形でした。

 しかしながらこの時割り出した幼虫は、この年の酷暑への対応が不十分で全滅してしまいましたので、苦い思い出ともなっています。

第7位

 成虫管理マットとケースについて記事にさせて頂いたものです。

 一見絶対開けられなさそうな回転式の蓋であっても、クワガタが蓋に届けば開けてしまい脱走の恐れがあるということをネット上で目にしまして、そのことも含めて記事にさせて頂いたのでした。

 我が家では脱走事案が発生すれば間違いなく重大事件に発生して飼育そのものが窮地に陥ること間違いなしですので、現在も気をつけているところです。

第6位

 私は細々と標本製作も嗜んでおりますが、その標本を収める標本箱は専ら100均のものです。

 それぞれの100均で若干商品が違いますので、その寸法をまとめた記事になります。

 当ブログで数少ない実用性のある記事かと思いますので、TOP10入りは嬉しいです。 

第5位

 容量570mlという極小産卵セットを組んだ記事です。

 極小ですが約20個の卵が確認でき、一定の実績を残してくれたのでした。

 このパプキン飼育に関しましては、その後羽化までまとめた「まとめ記事」もアップしたのですが、google先生がなぜかこの記事ばかり表示するのか、未だにアクセスを頂くのはパプキンブリードのスタートであるこの記事です。

第4位

 我が家では発泡スチロール箱の極小簡易温室を運用していましたが、その簡易温室にマルチパネルヒーターを設置した記事になります。

 私ほど中途半端に、小規模でブリードされていらっしゃる方はほとんどいないと思いますので、ほんの参考程度にしかならないと思うのですが、秋季〜冬季に掛けてはアクセスを頂いています。

第3位

 第8位に入りました上記記事の、オオクワガタ♀を投入した際の記事になります。

 あまり参考になるとは思えない記事ですが、持て余した菌床をどうするかとお考えになられる方は結構いらっしゃるのだと感じます。

第2位

 この記事は本当に恥ずかしながら、ブログ開設と同時にアップした記事です。

 現在の記事もさる事ながら、到底これほど多くの方にご覧頂くレベルの記事ではないと感じます。

 本当は過去記事もブラッシュアップして育てていくべきなのだと痛感していますが、正直その時間があれば新しい記事を作成したいという思いもあり葛藤しているところです。

 マットに関しましても、世の中にはもっともっと有益な記事が数多あると思うのですが、google先生のご乱心かもしれません。

第1位

 そして第1位は2018年に引き続きこちらの記事です。

 実は第2位の記事もそうでして、2年連続マットに関する記事のワンツーフィニッシュとなりました。

 こちらも当ブログ開設から間もない頃の記事でして、まことにお恥ずかしい限りです。

 おそらく初めてに近い状態で夏場にクワガタ・カブトムシ飼育をなさる方が、マットについてお調べになられた際にPVを頂くのではないかと思います。

 

所感

 恥ずかしげもなく、私の拙い記事を列挙させて頂きました。

 まず言えますのは、ほとんどが2018年中の記事でして、昨年のTOP10と代わり映えしないということです。

 これは当然2019年の途中でアップした記事は既存記事のPV数を上回れないということもあろうかと思いますが、やはり2019年は良い記事を作ることができなかったのかなと残念にも感じるところです。

 

 これもいつも申し上げるのですが、私は何かを人に教示しようなどと考えて記事を作っておりませんし、作ることもできないのですが、記事をアップするからには「薄っ!アクセスして損した!」ということだけは避けたいと思っております。

 今後どれだけ当ブログを継続することができるかわかりませんが、ほんの少しでも何らかの存在意義がある記事を作っていきたいです。

 今後ともよろしくお願いします。

第11位〜20位

 以下は第11位〜20位の記事を参考に列挙させて頂きます。

 

第11位

第12位

第13位

第14位

第15位

第16位

第17位

第18位

第19位

第20位

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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