オオクワガタ幼虫飼育-人工蛹室への移し替え
この記事では、オオクワガタ幼虫飼育に関し、蛹を人工蛹室に移し替えたことについて記述させていただきます。
はじめに
私は極小規模ですが、オオクワガタの幼虫飼育をしています。
飼育に関する直近の過去記事はこちらになります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
又、先日専ら経験と観察のために、蛹を人工蛹室に移し替えようと思い、人工蛹室を先行して製作し記事にさせていただきました。
jbwideandshallow.hatenablog.com
今回はこちらの人工蛹室に蛹を移し替えたいと思います。
人工蛹室の準備
加水
水分は、「表面を濡らす」「水に沈める」等、様々な教えを目にしたのですが、私は上から水を掛けて水分を含ませる程度にしました。
15分程度放置して、水分が落ち着くのを待ちました。
蛹の掘り出し
先日から様子を見ていますと、前蛹は無事蛹となり、落ち着いたようでした。
我慢できずチラチラと菌糸ビンの様子を見ていましたが、残念ながら蛹化を観察することはできませんでした。
中(下部)の状態がよろしくないのか、蛹室はかなり上の方にあります。
菌糸の状態などは心配ですが、掘り出しは楽です。
能勢YG♂(最終体重22g)
弱小ですが能勢YG血統の方です。
無事蛹にはなっています。
見えてきました。
さらに掘ります。
取り出して、せっかくなので一応体重も計測しておきます。
やはり蛹体重も軽いです。
それにしても、蛹が想像以上にくねくねと動き回ることに驚きました。
すごいですが、早々に人工蛹室に移した方が良さそうです。
人工蛹室に移し替えました。
スポンジの横には、固定と、後の加水のためにコットンパフを入れてみました。
無血統♂(最終体重21g)
こちらも菌糸ビン上部に蛹室を作っていましたので、掘り出しは楽です。
掘ってみますと、一目見ましてこちらの蛹の方が大きいです。
どんぐりの背比べですが、まさか逆転するとは思いませんでした。
一応体重を計測しましたら18gでした。
人工蛹室に移し替えます。
思いの外ギリギリのサイズです。
わずか3gの差でも、一回りとまではいいませんが結構違う気がします。
人工蛹室をコンパクトにすれば簡易温室にもスペースができるし、観察しやすいしと思っていたのですが、ちょっと拡張を検討しなければならないと思います。
それにしましても、とりあえず無事人工蛹室に移し替えできたことと、そもそも蛹化してくれたことがうれしいです。
しかしながら、下記の疑問点というか、問題点もあります。
蛹に黒い斑点がある
能勢YGの蛹に黒い斑点がいくつもあります。
細かいものがいくつもと、やや大きいものが1つ2つあります。
何かしら病気だろうと思い、調べてみるのですがイマイチわかりませんでした。
蛹は今のところ元気そうですし、斑点が大きくなったりもしていません。
このまま無事羽化までいってくれるなら別にいいのですが…
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。