奥さんから趣味を許してもらうために大切な5つのこと
この記事では、私自身のライフワーク中断事件を機に、大人の男が大切にしている趣味を、奥さんに許してもらうために大切だと感じたことについて記述させて頂きます。
(なお私は男性ですので、わかりやすく『男』『奥さん』という文言を用いていますが、『男だから』『女だから』ということを書くつもりはありませんので、逆に置き換えて頂いても差し支えないかと思います)
はじめに
先日、妻との折り合いがつかなくなったことにより、クワガタ・カブトムシのブリードを断念せざるを得なくなったことについて記事にさせて頂きました。
皆様その節は励ましのお言葉、本当にありがとうございました。
本当に温かい業界なのだと改めて感じました。
皆様の温かいお言葉も頂戴しまして、又、手元には元気な生体もいますし、とりあえず悲観せずに飼育していければまた好転することもあるかもしれないと考えていくことにしたいと思います。
ライフワークを失う危機に瀕して気をつけるべきことが見えた
私は何事も中途半端でして、浅く広い趣味を煩悩の数と同じく108つ持っているのですが、そんな中、クワガタ・カブトムシ飼育は私にとってとても大切で、「やっとライフワークにできる趣味に出会えた」と思えたのでした。
クワカブ飼育自体の素晴らしさは私ごときが語ることではございませんので、また何かの折にということにしまして、私にとっての趣味としての素晴らしさの一部として、
・ 自宅でできる
・ 1年を通じてすることができる
といったこともございました。
『大人』になりますと、思った以上に「趣味ってなんかあります?」とか聞かれることが多いですよね。
それでいつも別の趣味のことを答えつつ、内心「とは言え、滅多にやらないんだよなぁ…」なんて考えていました。
そんな中、クワカブ飼育は通年で行っておりますし、奥が深く趣味性も高いです。
又、私自身は昆虫飼育を人に公表することも特に抵抗はありません。
ですから、「やっとライフワークにできる趣味に出会えた」と思えていたのですが、前述の件で、このライフワークの醍醐味のほとんどを失ってしまう形となりました。
この趣味では、成虫の飼育や標本製作も大切な部分ですが、『ブリード』を奪われてしまっては楽しみ激減ですよね。
とりあえず現在の生体は飼育できそうなので生き永らえましたが、今回『ライフワーク』を失う危機に瀕して、そもそも奥さんには常日頃から根回しを怠らず、趣味・ライフワークを拒絶(禁止)されないよう注意を払う必要性を痛感しました。
以下、今回の件を通じて感じたことを熱い内に列挙させて頂きますので、『危機に瀕した者だからこそ』という内容になっていれば幸いです。
大人の男が奥さんから趣味を許してもらうために大切な5つのこと
奥さんからそのようなことを言われないための根回しとして、普段から育児に積極的に加わるとか、家事を手伝うとか、家族サービスするとか色々あろうかと思うのですが、そういう、『夫(父親)としてあるべき姿』であるとか、言わば『奥さんのご機嫌取り』みたいな話は今回別にしまして、私自身が特に大切だと感じたことについて以下記述させて頂きたいと思います。
(当ブログはいつも私の主観ですが、今回はいつにも増して主観になります。又、前述させて頂いたとおり、「男が奥さんに…」としてありますが、『男だから』『女だから』ということを書く気はございませんので、ご了承頂ければ幸いです。)
1.奥さんの家事・趣味・出費に口を出さない
1点目は、『奥さんの家事・趣味・出費に口を出さない』ということです。
夫婦として、自分が趣味をさせてもらう以上は、やはり奥さんにも気持ち良く家事をしてもらったり、自分の好きなことをさせてあげようというのが『正の理由』です。
一方『負の理由』としましては、先行して奥さんに苦言を呈していれば、たとえそれが正当なものであったとしても、何かの切っ掛けに自分の趣味への苦言や批判に発展しかねないということです。
平素からお互いのことを許容しつつ、「僕だって普段、君の好きなようにさせているじゃないか…」という雰囲気作りが肝要かと思います。
2.お金を掛けすぎない
すでに奥さんの許しを得ている公認の趣味であれば、敢えて趣味にお金を掛けるのは間違っていないと思います。
その趣味の質も高まり、充実していきますし、又、敢えてお金を掛けることで自分の中でも継続する理由になる場合があるからです。
例えばランニングを継続するためにウェア一式を揃えてしまったり、登山を継続するためにシューズやザックを購入してしまう場合などがこれに当たります。
しかし奥さん公認でない趣味の場合は、お金を掛けすぎないに越したことはありません。
これは、『家計を圧迫してはいけない』という一家の主人としての理由ももちろんなのですが、やはりお金が掛かっては『許しを得る際に説得力がない』という意味合いで挙げさせていただきました。
批判を受けなければならなくなった場面において、奥さんから「そんなにお金掛かるの!?」と誹りを受けてしまえば、反論することができません。
平素から、「その程度しかお金が掛からないなら…」と思っていてもらうことが肝要かと思います。
3.整理・整頓・清潔さを保つ
これは生き物飼育に限らず、意外と様々な趣味に言えることかと思います。
例えば『読書』のような、一見場所を取らず、いつでもどこでもできそうな趣味であっても、本が自宅内に平積みされていけば批判の対象となることが考えられます。
又、装備資機材が必要な趣味であれば、その収納場所が問題となることは言うまでもありません。
こと生き物飼育に関しましては、飼育スペースに加え、臭いやコバエの発生などを始めとしまして、空きケースや飼育用品の置き場所など、問題は山積しています。
特に不潔さはその趣味の存続に関わるような問題にあっという間に発展しかねませんので注意を要します。
普段はそんな趣味が存在していることを奥さんが忘れてしまうほどの整然性、清潔性を保つことが肝要かと思います。
4.その趣味の良さはちゃんと伝える
これが私の『最も失敗したことの1つ』と考えています。
得てして他人の嗜好というのは理解し難いものですが、特に奥さんは旦那さんの趣味など、(『自分も理解したい』という意味での)興味はないものです。
旦那さんが趣味にのめり込む背中を見て、「ウチの旦那があんなにのめり込むのだから、きっと良い趣味に違いない。見守ってあげよう。」と奥さんが勝手に思ってくれることなどほとんどあり得ないと考えます。
やはり普段の奥さんとの会話の中で、その趣味がどんなに良いものか、どんなメリットがあるのか、どんな苦労があるのか、等といったことを話すべきかと思います。
そうすることで、「良い趣味だな」と感じてくれるかもしれませんし、「こういうところに楽しみを見出しているんだな」と好意的な目で見てくれる可能性があると思います。
逆にそうしないと、勝手に好意的な目で見てくれることはないと思います。
5.自分の中でいかに大切な趣味かちゃんと伝える
そして最後に、これも今回私が、『最も失敗したことの1つ』です。
今回の騒動では色々と感じることがあったのですが、その中で私が最も感じましたのは、やはり自分にとっては大切な趣味であるということが妻には伝わっていなかったなということでした。
前記「4」と若干被るのですが、私は1人で趣味の作業をして、その趣味について妻について語ることはありませんでした。
自分の趣味のことを奥さんに何も話していないという方は意外に多いのではないかと思います。
そのお気持ちは重々わかります。
興味がない人に話すのは、時にはむしろ辛いことであったりしますし、又、趣味の話題を出したことで下手したら会話があらぬ方向へと進む恐れもあります(例えば『そんなことはどうでもいいから、もういい加減やめて』という風に…)。
しかしそこはなんとか奥さんに、『その趣味が精神衛生上必要不可欠なのだ』ということをお伝え頂きますと、そう簡単にはその趣味のことを批判したり、やめさせたりということに発展する可能性を下げることができるのではないかと考えます。
私自身の問題では、私はクワカブ飼育の作業を人目(妻目)につかぬよう夜な夜な行っていましたので、妻は私がどのような頻度で作業をしているかとか、詳しいことは何らわかりませんでした。
そうすると、時間が経過するにつれてのめり込んでいく私と、そんなこととは皆目知らない妻とでは、温度差が出てしまいました。
やはり日頃から、のめり込む姿を見せたり、魅力を語るなどして、「この人からこの趣味を奪ってはいけないのだ」と思わせることが理想かと考えます。
最後に
普通こういう記事は、『成功した方』が、『こうしたら上手くいったので参考にしてください』という形で記事にすべきかと思うのですが、今回私自身も思うところがありましたので、思わず記事にしてしまいました。
あとは列挙しませんでしたが、奥さんに愛情を注いで、普段から良好な関係を築かなければならないのは言うまでもないことかと思います。
私自身も妻に対して感謝の気持ちを忘れず、できる範囲での趣味を楽しんでいこうと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。