JB の ワイドアンドシャロー

JB の ワイドアンドシャロー

植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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【重要】この度、私のクワガタ・カブトムシ飼育は終活に入ります

    この記事では、一身上の都合から私のクワガタ・カブトムシ飼育が終活に入ることについて記述させて頂きます。

はじめに

    この度、一身上の都合からクワガタ・カブトムシ飼育を終活に向かわせることとしました。

    現状、飼育しているクワカブ達がおりますので、具体的に、一言で当面のことを申し上げますと、「生体は最後まで飼育する、ブリードはしない」ということになろうかと思います。

    基本的には現在飼育している個体を大切に飼育して、寿命を迎えて死んだら飼育も終わり。

    正に終活です。

    私が終活に入ることがこのブログや私のSNSをご覧頂いている奇特な方に、ひいてはクワカブ界になんら影響を及ぼさないことは重々承知なのですが、それでもやはり、これまで本当に親切にして頂いたり、一緒に楽しんでくださったり、色々教えてくださったり、良くして頂いたことばかりでしたので、勝手にいなくなるということはできませんでした。

    はっきり申し上げましてクワカブ飼育はどうなっていくか断言できませんが、今後も出来る限りはブログやSNSは続けていって、他の皆様の飼育状況を楽しませて頂ければと考えております。

    一方で、やはりこれまでのようなモチベーションやバイタリティを保つことは困難かと思いますので、ここで一区切り、こういった記事を上げさせて頂きます。

    今回の記事はいつも以上に、思いつくままに書いていきますので、いつも以上に乱文になろうかと思いますが、ご了承頂ければ幸いです。

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一身上の都合

    一言で言いますと『妻との折り合いがつかなくなった』と、これに尽きます。

 

    実は先日、私が熱望していたワインセラー導入について、勇気を振り絞って妻と相談をしました。

    そこで猛反対されたんですね。

    「受け入れられない」と。

    そうなるとやはりクワカブ飼育そのものへ話が及ぶわけですが、やはり妻は嫌なんですよね。

    自宅内で昆虫を飼育していることそのものが。

 

    妻が嫌がっていることは当初からわかっていることでした。

    一方で、それがわかっていた私は、「嫌がりながらもある程度許容してくれている」との慢心が心のどこかにありました。

    しかし妻の嫌悪感のレベルが、私が認識しているレベルと乖離していたようです。

 

    それでもここで一言お断りさせて頂くのですが、これまで何度かブログに書かせて頂いているように、嫌悪感を抱きながらもここまでクワカブ飼育をさせてくれた妻に感謝の念があるということには変わりありません。

    今回のことについても、私の趣味を一方的に拒絶するものではあったかもしれませんが、昆虫飼育自体を愚弄したり罵るようなことを言われたわけではありません。

 

    ただ単に、私に、終活に入ろうと思わせるものであったということです。

理解されなかったし、理解されようとしていなかった

    たまに当ブログでも書いたかもしれませんが、私はいつもクワカブ飼育の作業を夜な夜な行っていました。

    これは妻に不快な思いをさせたくないという思いがあったことも本当ですが、何より『いわれなき抗議を受けたり、とやかく言われたくない』ということが背景にありました。

    何をするにしてもひっそりと目につかないように作業していたんですね。

 

    又、私が当ブログを運営していることや、SNSアカウントのことも知りません。

 

    ところでクワガタ・カブトムシ飼育は気付いたらいつの間にか私の中でとても重要なものになっていました。

    広く浅い趣味を持つ私ですが、浅いながらも、やっと1年を通じて自宅で行うことができる、自分のライフワークにできる趣味に出会ったのだと気付きました。

    カブクワ飼育を始めたことで、少年の心を思い出し、生物の歴史のことを考え、生命の営みについて考え、四季の気候について考え、昆虫が生息する自然のことを考え、又、この趣味が無ければ到底お話しをするきっかけもなかった色々な方と繋がることができました。

 

    しかしながら、私の中でカブクワ飼育がこれほどの存在になっていることを妻は知らないわけですね。

    ひっそり作業していますし、ブログやSNSの存在も知らないわけですから。

    今になって思えば、これがかえって良くなかったと思います。

    温度差が出てしまいますよね。

    時間が経過するにつれてのめり込んでいく私と、それを皆目知らない妻とでは。

    理解されようとしなければ、理解してもらえるはずがないですよね。

これほど乖離していると説得する気になれなかった

    「そこまで言うなら、妻を説得するべきじゃないの?」「本当にそんな思いがあるなら、ちゃんと説明すれば相手に伝わるんじゃないの?」と思われると思います。

    そう思われたなら、確かに仰る通りです。

 

    しかし、そう思えないほどに、もっと安易な表現をお許し頂くと、到底説得する自信など起きない程に、感覚にはズレがありました。

 

    ここまで言われたら、ここまで思われていたら、もうひっそりと続けていく自信がないなと、そう思ってしまいました。

 

    又、もしかしたら、やめると言いながらもこっそりとブリードして、「あれ〜?まだ生きてる奴がいたんだ〜」等と言って誤魔化しながら、ずるずるとブリードを続けることは可能かもしれません。

    でもビクビク、こそこそしながらブリードする気力は起きないのです。

    少なくとも今は。

それでも妻を責めることはできない〜飼育できる環境は恵まれている〜

    変な言い方をしますが、私は酒も女もギャンブルもやりません。

    至らない夫、父親ではありますが、家族らに対して後ろめたいことはありませんし、勤続20年近い、責任ある仕事を毎日真面目にこなしています。

    「だからせめて自分がライフワークとまで思える細々とやっている趣味くらい、(ある程度でもいいから)好きにやらせてくれよ」と、そう思います。

    正直それが本音です。

 

    それでも繰り返しになりますが、妻がそういう感覚でいることを責めることはできません。

    これまでもブログで触れさせて頂きましたが、私自身も子どもの頃の昆虫好きの気持ちを大人になるにつれて失い、いつの間にか虫が苦手になっていました。

    はっきり言って今も別に、克服できたわけではないと思います(それでいてクワガタとカブトムシは飼育してブリードしようというのだから不思議なものです)。

    ですから『自宅内で昆虫を飼育することが不快』という気持ちは重々わかります。

    ましてブリードするなんて、です。

 

    今回導入しようとしていたワインセラーですが、大したものではありません。

    ちなみに残念ながら今となってはどうでもいいことになってしまいましたが、導入する気でいたのはこちらの商品になります(見ていたのは楽天ですが)。

    現在発泡スチロール箱の簡易温室を置いている場所に収まる算段でいたものです。

    決して大したサイズではないです。

    但し、やはり一般女性からすれば「一体何事だ」と、そう思うわけですね。

    私などは曲がりなりにも少しだけブリードをかじって、SNS等を通じて先輩方の飼育状況を拝見したり、書籍を読んだりしていれば、部屋一杯にクワカブを飼育していらっしゃる方々を目にしているわけですが、そうでない人間はワインセラー1つの規模でも驚くわけです。

 

    やはりブリード部屋があったり、1室使ってエアコン管理されていたり、そうでなくてもご自身の思うようにブリードできる環境というのは、当たり前のことではなく、とても恵まれていると思います。

    決して僻むわけではなく、本当に素晴らしいことだと思います。

    配偶者の方であったり、ご両親であったり、交際相手の方であったり、周りの方のご理解あってこそですし、その理解力と、さらにその折り合いをつけておられる能力とが具備されていないとできないことです。

これで終わりじゃない

    妻も何も「今すぐ殺処分せよ」みたいな変なことを言い出したわけじゃありません。

    とはいえ、私も終活に入る態度は示したものの、具体的にどうしようかということまでは明示していませんし、自分自身でも決めていません。

 

    今現在の気持ちとしては、人にお譲りするようなレベルの個体もありませんし、何よりこれまで我が手で飼育してきたクワカブ達になりますので、現状生存している個体については飼育を続けていきたいと思います(それすらも許されなくなればまた考えなければなりません)。

 

    又、私自身がこれまで少ないながらも記事を積み重ねてきたブログは、私にとってはすでに価値のあるものです。

    私のような弱小ブログでも、ここ1年間だけでもアクティブユーザーは2万人近くいらっしゃいますもちろん同じ方が違うアクセス方法、場所から複数回アクセスしてくださっている可能性がありますので純粋にアクセスしてくださった人数ではありません)。

 

    そして何よりこの趣味を通じて繋がりを持たせていただいた方々が大切な財産です。

    ある種感情的に、いきなり全て捨ててしまう度胸がありません。

 

    これからも生存している個体の寿命の限り飼育していきたいと思いますし、ブログやSNSも続けていきたいとは思っています。

 

    但し、明らかにこれまでのモチベーションとバイタリティを維持することはできません。

    はっきり言ってどうなるかわかりません。

    意外となぜか物事がうまく回って、普通に復活するかもしれません。

    逆に、やはり気持ちが保てず突如としてぱったりと姿を消すかもしれません。

    ですから、一旦区切りとして、今回の記事を書かせて頂きました。

 

    だから一旦言わせて頂きます。

    皆さま、今までありがとうございました。

 

    又、敢えて言わせて頂きます。

    これからもよろしくお願いします。

 

    JB

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【アイ キャント スピーク イングリッシュ】もっと英語を勉強して『英会話』を習得してから大人になるべきだった【アメリカのDAISOに標本箱はあるのか問い合わせてみた】

    この記事では、先日私がクワカブ飼育やブログ運営、SNS運営を通して、「もっと英語を勉強して『英会話』を習得してから大人になるべきだった」と感じたことについて記述させて頂きます。

はじめに

    ブログやSNSをやらせて頂いておりますと、稀に英語でコメントを頂いたり、DMやお問い合わせを頂くことがあります。

    コメントやいいねくらいでしたら、

「Thanks!」

「I’m happy to read your comments!」

とか、

「Thanks for like!」

とかでなんとか返させて頂くのですが、長文のご質問、お問い合わせとなると訳に行きません。

    これまで仕事やプライベートを通じて何度も「英語を話すことができれば…」と感じてきましたが、実は先日もそれを感じることがありました。

私には『大人になるまでにやっておくべきだったと思っていることランキング』がある

    私はもう『大人』になってしまっているのですが、

大人になるまでにやっておくべきだったと思っていることランキング

があります。

    それをお話ししますと枚挙にいとまがないのですが、それは本当に生きる上で必要だったと思うものもあれば、例えば『二輪免許の取得』のような、習得していれば「もっと趣味の幅が広がったな」「もっと人生が豊かになったな」と思うようなものもあります。

    その中で、かなり上位に食い込んでくるのが『英語』ということになります。

BBC ライフ・イン・ザ・アンダーグロウス / 昆虫の世界 DVD-BOX (245分) Life in the Undergrowth [DVD] [Import]

英語が話せれば…

    以前職場の先輩2人とカラオケに行った時、先輩の内1人(奥様が外国の方で英語も堪能)の友人グループ(外国の方)がたまたま近くで飲んでいるということで急遽合流することになり、外国の方4人位と同じ部屋で過ごすことになったことがありました。

    その外国の方々は、私のことも当然に「英語が堪能な先輩と同等」と思っているので、隣に座った男性の方が色々と話しかけてきてくださいまして、最初は適当に返していた(失礼ですね…)のですが、長い話になると全く聞き取れなくなり、思わず苦笑いで、

アイ キャント スピーク イングリッシュ

と言ってしまいました。

    色々話しかけてくださった彼にも、英語を話せない私にも罪は無いのでそれまでの話なのかもしれませんが、その時の彼の驚いたようなガッカリしたような苦笑いは何年経っても忘れられません(でもカラオケ自体は盛り上がりました。音楽の力は偉大ですね)。

※ちなみにネイティブの方に対する表現としましては『I can’t speak English』よりも『I don't speak English well.』とかの方が良いそうです。驚いたように見えたのはこれが理由のおそれもありますね。

   英語ができれば仕事の幅も私生活の幅も広がったと思いますし、趣味の面でも例えば洋画を観たり洋楽を聴いたりする際にも自分なりに英語を解釈できたら感じ方も違ってくると思います(ただし私は洋画の字幕や洋楽の翻訳は割と好きです)。

今回のケース

    先日、私が使用する100均標本箱についての記事を上げさせていただきました。

    するとこの標本箱について、アメリカにお住まいだという方からお問い合わせを頂いたのです。

    今回ももう本当に些細なことです。

    きっと気軽にお聞きくださったのだと思います。

    しかし私は「アイキャントスピークイングリッシュ」ですので、文章でお返事するのも容易ではありません。

    それでも外国の方であろうと日本の方であろうと、やはりコメント等のご連絡を頂くと嬉しいです。

    何とかお聞き頂いたことにはお応えしてお力になりたいという思いもあります。

    それでなんとかgoogle先生のお力や翻訳アプリなどのお力を拝借しながら返信するのでした。

ちなみにやり取りの概要は

    ちなみに今回のやり取りについてですが、差し支えのない程度に概要のみ触れさせていただきます。

    メール送信者の方は仮に「M」さんとさせていただきます。

※英語ができない私の訳であり正確性は欠きますのでご了承ください。特に私の送信文はこのように伝わっていない可能性があります。

 

M「ハロー 1つ質問してもいい?」

JB「こんにちは。どうぞご質問ください。」

 

M「僕は君がポストしたようなディスプレイケースをよく探しているんだ。

どこでゲットしたの?」

JB「私はあれを100円ショップで購入しました。

日本では『100均』といいます。

『セリア』という店です。」

 

M「おー…日本にしかないの?

僕はUSに住んでいるんだ。

じゃあゲットする方法は無いねw」

JB「日本に『100円ショップ』はよくありますが、アメリカにも『1$ショップ』はありませんか?

ちなみに、『ダイソー』ならアメリカにもあります。」

 

M「おー!ダイソーならあるよ!」

JB「日本のダイソーには同種品が売っています。」

 

M「おーありがとう!探しに行ってみるよ!

あのディスプレイケースはとてもいいと思う。

でもUSの店には売ってないと思うよ…」

JB「よろしければ探しに行ってみてください。

明日ダイソーに、アメリカのダイソーにディスプレイケースが販売されているか聞いてみようと思います。」

 

M「おー!ありがとう!」

ダイソー様に問い合わせてみた

※当記事作成時点でまだダイソー様からの回答は頂いておりません。申し訳ございません。

    このやり取りの後、早速ダイソー様のサイトから「お客様相談室」にお問い合わせをさせて頂きました。

    というかお客様相談室に「アメリカのDAISOに標本箱は売っていますか?」などとお聞きして、お答え頂けるのでしょうか。

    ダイソー様からご回答が頂けましたら直ちに当ブログに追記させて頂きます。

クワカブ飼育(ブログ・SNS)を通じて様々な方と繋がりを持てるのは面白い

    当ブログ、及びSNSアカウントはクワガタ飼育、カブトムシ飼育をしなければ開設していなかったわけですが、これらを通じて様々な方と繋がりを持てるのは面白いです。

    特に海外の方などは、これらをやっていなかったら到底連絡を取り合うことなどのない方々です。

    私も細々とパプキン等の国外の種を飼育しているわけですが、本当は国内外の種について外国の方と語ることができたらきっと楽しいですね。

    「そう思うなら勉強しろよ」と言われると思うのですが、全くもってその通りです。

    しかしながら『大人』になってしまうと、なかなか新しいことを始めるのは難しいですね。

    やる気だけの問題ではなくなってきますので。

 

    自分の子どもも含めまして、若い方には、別に勉強のことだけを言うわけでなく、色々なことにチャレンジして人生の可能性を広げて頂きたいですね。

    私自身もまだまだ若いつもりでいますので、今から英会話を学ぶかどうかは別としまして、新しいことにチャレンジしていければと思います。

 

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【訃報】パプキン♀の死去について【標本製作-展足と展翅】

    この記事では、現在飼育しているパプキン幼虫の種親である♀が死去したことと、標本とするため展足・展翅を実施したことについて記述させて頂きます。

はじめに

    我が家では現在少しだけですがパプキンことパプアキンイロクワガタの幼虫を飼育しております。

    先日の記事で触れさせていただいたのですが、この幼虫の種親である♀が亡くなってしまいました。

    残念です。

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この個体について

    我が家では私の管理力不足から昨夏頃から色々と不調が続いておりまして、期待していたパプキンが産卵しないまま☆になってしまうなど、パプキン飼育も思うようにいっていない状況がありました。

    そこで、酒に弱い私ですが、酒の勢いがあったのか無かったのか、補強してしまったのが今回の個体でした。

残してくれた子孫

    前述や過去記事のとおり、パプキンブリードにも苦しんでいるところだったのですが、この個体は『15個』の卵を産卵してくれた、救世主でした。

    この頃は卵の1個もない、何も入っていない産卵セットを、当然産卵してくれているかわからないわけですから慎重に割り出しするのですが、いつも何も入っていない産卵セットを丁寧に掘っていくことに脱力感を感じていた頃でした(現在も割とそうですが)。

    ですから、この♀で組んだ産卵セットを割り出しして最初の1個目の卵を見つけた時には嬉しかったのもありますし、「やっと産んでくれた」とホッとしたものでした。

 

    この子孫たちですが、これまた私の管理力不足で15個あったはずの卵でしたが、孵化を確認して幼虫飼育に入れたのは5頭だけでした。

    その後は、やはり幼虫が5頭では心許ないと思い、再度産卵セットを組んでこの♀を投入しておりました。

    しかしこの時は残念ながら産卵は『0』。

    これ以上の産卵を一旦諦めていたのでした。

 

    思えば再度産卵セットを組んだ辺りでは、♀は結構弱っていたのかもしれません。

    産卵セットを解体して普通のケースで飼育していたところ、段々弱ってきた様子となり、間もなく死んでしまいました。

なお♂について

    なお伴侶の♂については、すでに亡くなってしまっておりまして、かつて記事にさせて頂きました。

    初めての展翅標本にした個体です。

    Instagramでフォローさせて頂いている「ぽんぐ (@c.sycophanta) • Instagram photos and videos」さんの教えを請いました。

    上手な方とは天と地の差がありますが、とりあえず完成させることはできました。

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♀も展翅標本に

    飼育個体の極めて少ない私も、さすがに飼育個体全てをご紹介させていただいているわけではありませんし、標本にしているわけでもありません。

    しかし今回の個体は我が家のパプキンブリードにおけるメサイアでありますし、♂の展翅標本と並べるのも面白いかと思い、こちらの♀も展翅標本にしてみることにしました。

    いつも通り、

酢酸エチル浸け

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お湯浸け

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で展足開始します。

 

    翅を広げつつ展足します。

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    何とかここまできました。

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完成するまでわからない

    展翅するとどうしても、私のような素人でも昆虫針の使用本数が多くなってきます。

    しかも翅を広げている都合上、針にも角度がついていますので、自分でも展足が上手くいっているのか判断がつき難いです。

    しかし、ブログ記事にさせて頂いておいて何ですが、所詮は個人的に楽しむための標本ですので、もうそれなりになっているものと信じて終えることにします。

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パプキン♀への謝辞

    ということで、このパプキンは乾燥体制に入りました。

    パプキンは小型ですので、乾燥にそう時間は掛からないと思うのですが、また作業時間が確保できた時にディスプレイして完成させたいと思います。

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    上記のとおり、このパプキン♀には、ブリードが不調なところ無事産卵してもらい、本当に感謝しています。

    どの程度の仕上がりになるかわかりませんが、完成の暁には伴侶と並べてみようと思います。

 

    又、この子孫たちは、申し訳ないことに私の管理力不足で現在どれだけ生存してくれているのか不安も残るのですが、菌床飼育中のところ、間もなく交換を実施しようと考えています。

    こちらも大事に飼育しまして、なんとか繋げていければと思います。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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間もなく啓蟄ですけど、オオクワガタ起こします?【結局オオクワ成虫の越冬の温度って?】

    この記事では越冬中のオオクワガタを啓蟄にちなんで起こそうかということと、越冬温度についてよくわからなくなったことについて記述させて頂きます。

はじめに

    私は日頃愛車であるビアンキロードバイクで自転車通勤をしています。

    本当に自分でも嫌になるのですが、いつも私は出勤時間が始業に近い時間になってしまっていまして、私が所属しているセクションでは、もう最後に出勤してくるのはトップか私かというところです(言い訳すると子ども達が家を出る準備をしたり色々あるん…です…)。

    ですから朝は1分1秒を争う状況なのですが、通勤経路において、もう梅の花が結構咲いているのを見て思わず足を止めてしまいました。

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    思えばもう3月になるのですね。

    最近仕事が忙しいので3日、10日、1ヶ月と気付いたら月日が塊で過ぎ去っていくような感覚があります。

    そしてふと「そういえばもうすぐ啓蟄だな」と思ったのです。

今年(2019年)の啓蟄はいつか

3月6日(水)

啓蟄とは

けいちつ【啓蟄
二十四節気の一。太陽の黄経が345度になったときをいい、現行の太陽暦で3月6日頃。二月節気。また、このころ冬ごもりをしていた虫が穴から出てくることをいう

[季]春。

《━の土くれ躍り掃かれけり/吉岡禅寺洞》

 

にじゅうしせっき【二十四節気
太陰太陽暦で季節を正しく示すために設けた暦上の点。一太陽年を24等分し、立春から交互に節気・中気を設け、それぞれに名称を与えた。例えば、一月節気を立春、一月中気を雨水、八月中気を秋分などと呼ぶ。表では現在の太陽暦で概略の月日を示した。

 

たいいんたいようれき【太陰太陽暦
太陰暦に、季節変化など、太陽暦の要素を取り入れて作った暦。普通、広い意味で太陰暦ともいわれている。日本の旧暦や、ギリシャ暦・ユダヤ暦・中国暦など。陰陽暦。陰暦。

(引用元『大辞林)

穴から出てくる虫とは

    別に越冬から覚めるオオクワガタのことなど特定の昆虫を指すわけでなく、古来『蟲』のことであり、

 

むし【虫】
①人・獣・鳥・魚・貝以外の小動物。多く、昆虫をいう。

(引用元『大辞林)

 

という意味合いだそうです。

蟲師(1) (アフタヌーンコミックス)

オオクワガタ成虫の越冬について

    ということでオオクワガタの越冬についてですが、先日の記事において今シーズンの我が家におけるオオクワガタの越冬について記事にさせていただきました。

    簡単に触れさせて頂きますと、暖房の余熱のあります室内常温下でもほとんど活動をしないので、特に越冬用のケース等は用意せず、そのまま過ごしてもらったということです。

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    なお、これについては「越冬」「冬眠」「休眠」などと色々な言われ方をしており、当記事では「越冬」で統一させていただきますが、いずれの文言とも同じ意味合いで使用させて頂きます。

オオクワガタを越冬させるために適した温度

    一昨年の冬も、オオクワガタの越冬に関する記事をいくつか上げさせて頂きました。

    昨年はなかなかオオクワガタがじっとしてくれず、ケースを広い物に変えてみたり、置き場所を変えてみたりといくつか試していたのですが、気付くとマットから這い出してきてゼリーを食べていたりしまして、なかなか思うような越冬体制に入ってくれませんでした。f:id:jbwideandshallow:20190228011530j:image

    この時お調べしたことを大まかにまとめさせて頂きますと、

・ オオクワガタは15℃を下回ると活動が消極となり越冬体制に入り始める。

・ 管理温度の最悪の下限は「凍結しないこと」

・ オオクワガタにジッとしていてもらうことと安全面を考えると10℃前後が良いのではないか

ということでした。

越冬時の管理温度がわからなくなった

    それで今冬の我が家なのですが、前述や過去記事のとおり、オオクワガタは特に越冬用のケース等を用意しなくても活動がほとんど見られなかったので、そのまま冬を過ごしてもらうことにしました。

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    温度にしますと、概ね18〜20℃でした。

    前述の私の理解ですと、もう少し温度が低くないと活動を止めないことになるのですが、現状でも個体差はありますが、動かない個体は本当にほとんど動かずにもうすぐ越冬明けを迎えようとしています。

    又、ゼリーも交換した直後にちょっと舐めに出てくることがあるくらいで、ほとんど食べませんでした。

    なんだか昨季までは自宅内にオオクワガタにじっとしてもらう適当なところがなくて苦労したのですが、今季は特に思慮しなくても比較的じっとしていてくれたので、経験の浅い私は越冬における温度管理がよくわからなくなってしまいました(実は私の見ていないところでガサゴソやっていたのかもしれませんが)。

啓蟄にちなんで、オオクワガタ起こしますか?

    今回の記事を書くにあたり『啓蟄』についてちょっとお調べした限りでは、特に行事のようなものは見当たらなかったのですが、お日柄も良く、時期も時期ですので、啓蟄にちなんで我が家のオオクワガタを起こすのも良いかと思っています。

    起こすと申しましても、前述のとおり今季は特別な越冬の措置を取っていなかったのですが、ちょっと取り出して様子を見たりしてみようかなと思います。

今季のブリードスケジュールはどうするか

    そう考えますと、もうそろそろ真剣にスケジュールを考えないといけない時期になったということですね。

    本当に早いものです。

    先輩飼育者の皆様はすでに色々と計画を立てていらっしゃることと思いますし、人それぞれのお考えがおありになろうかと思います。

    一般的には、

・ 4月〜5月頃:ペアリング

・ 5月頃:産卵セット投入

・ 6月頃:割り出し・菌糸ビン1本目投入

等といった感じになるのでしょうか。

    私自身も先輩方を見習いながら、自分なりに考えながら、計画していきたいと思います。

でも種親はどうするか

    でも我が家では単純かつ根本的な問題がございまして、「種親はどうするか」ということなんです。

    昨年我が家で羽化してくれた個体もいまして、もちろん愛着はあるのですが、これらの成虫のサイズは80mmにも満たず、もしか大型を目指すための種親としてはそう面白味のあるものではありません。

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    そうなってきますと、やはり昨年羽化の成虫からブリードするか、昨年使用した成虫(81mm)を再登板させるか、という選択肢に加えまして、『今季はオオクワブリードをお休みするか』という選択肢も視野に入れなければならないのかなと最近考えています。

    実際その選択をするかはわかりません。

    わかりませんけども、もうこれも言ってしまえば我が家の小規模飼育の弊害でして、又、やはり特にオオクワガタは長寿ですので、来年「この個体でがんばりたい!」と思える個体を目の当たりにした時に、それができる状況にある保証はないな、などと考えてしまうのです。

とかなんとか言いながら

    とかなんとか言いながら、「ペアリングどうしようかな」などと言いつつペアリングし、「産卵させようかどうしようかな」などと言いながら産卵セットを組み、「増種だけは絶対するまい」などと言いながら細々と増種してきた私ですので、シーズンインしたらどういう思いになるかはわかりません。

    又、王道のオオクワガタブリードなくして、我が家のクワカブ飼育はあり得るのかなという思いもありますので、前向きに考えたいと思います。

 

    あと、ここまで記事を書きながら思い至りましたが、前述の選択肢に加えまして禁断の『補強』という手段もありますね…。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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【新商品?】セリアの新たな標本箱2種について【100均標本箱まとめ-その2】

    この記事では、先日上げさせて頂いた100均標本箱に関する記事の「その2」として少しだけ加えさせて頂きます。

はじめに

    私は極めて小規模なクワカブ飼育をしているのですが、極めて小規模な『標本製作』も趣味としております。

    しかしながら素人の標本製作ですから、標本箱についてはいわゆるドイツ箱は使用したことがなく、いつも100均標本箱で済ませておりまして、先日100均標本箱について記事にまとめさせていただきました。

    今回、セリアで(私自身は)初めて見る商品がありましたので、そのことについてだけ記事にさせて頂きます。

    先日の記事に追加する程度のものになりますので、ご了承頂ければ幸いです。

100均巡回警戒を頻繁に実施している私

    100均商品は皆様工夫なさってクワカブ飼育に取り入れてらっしゃるかと思います。

    私も例に漏れず100均商品を多数取り入れています。

    取り入れていると言いますか、可能な限りほとんど100均商品で済ませてしまっていますよね。

    私の場合も成虫管理ケースから、幼虫飼育ケース、産卵セット用のケース、その他諸々、またクワリウム用ケースにまでしようかというところです。

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    ですから仕事帰りなんかは、100均の営業時間内に帰路に就ければ頻繁に立ち寄っているのです。

    何か新しい商品が出ていないか探すのも楽しいですし、既存の商品であっても、「これはもしかしたらこういう風に使えるな」とか考えながら商品を見るのも楽しいんですよね。

そして新たな発見

    私の現在の職場〜自宅のルートを包含したエリアですと、どうしてもダイソーに偏りがちなのですが、昨日休日出勤した帰りにセリアを巡回しましたところ、新たな標本箱を見つけてしまいました。

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    新商品でしょうか?

    それともとっくに販売されていたけど私が気付かなかっただけ、あるいはかつて販売されていた商品の再販でしょうか?

    とりあえず私自身が見るのは初めての標本箱になります。

✳︎追記

    当記事アップ後、お読みくださったフォロワー様から予てから販売されていた商品である旨の情報提供を頂きました。

    ありがとうございました。

✳︎

 

    何がこれまで私が使用したりご紹介させて頂いたものと違うかと申しますと、画像をご覧頂くとお気づきになられたかと思うのですが、標準でコルク板が貼り付けられています

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    そして同様の商品が2サイズあるという、未だかつて無い充実ぶりです。

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当該標本箱詳細について

    今回の標本箱について、便宜的に標本箱(大)と標本箱(小)と呼称させていただきます。

標本箱(大)

    まず寸法については下画像のとおりとなります。

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    わかりにくくて申し訳ございません。

    なお、1番右の寸法は底(コルク板)から窓までの高さです。

    それぞれ誤差はお許しください。

 

    蓋は蝶番で繋がっておりまして、留め具で閉めるタイプになっています。

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    そして先に触れましたとおり、底部にはあらかじめコルク板が設置されております。

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    私の知る限り、この手の木製の標本箱としては異例の大きさで、これまでの100均標本箱よりも多くの標本を収めるなど、使い方の幅が広がることが期待されます。

    しかし、完璧ではないのがやはり100均商品の悪いところでありかわいいところなのですが、蝶番の部分が非常に雑です。

    金具がある分、浮いてしまっているという状況です。

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    私は、100均標本箱ばかり使っておいてなんですが、ある程度密閉されていないと標本の劣化や虫食いがありそうで嫌なのですが、その不安を補って余りある魅力を(サイズに)感じました。

標本箱(小)

    こちらの寸法は下画像のとおりです。

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    わかりにくくて申し訳ございません。

    なお、1番右の寸法は底(コルク板)から窓までの高さです。

    それぞれ誤差はお許しください。

 

    こちらもコルクが設置されているなど、上の標本箱(大)とほぼ同じ構造です。

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    違いますのは、留め具で閉めるのではなく、マグネットで閉める仕組みになっています。

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    又、蝶番部分の隙間は、こちらの商品は非常に少ないです。

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これから使ってみたい標本箱です

    今回私はこれらの商品を店頭で見つけまして、とりあえずすぐに1個ずつ購入してみました。

    ちょっとまだ用途は決めていないのですが、是非今度使用してみたいと思っています。

    コルク板があらかじめ着いているのは助かりますね。

    一方で私は結構標本を固定する土台の下に乾燥剤や防虫剤を隠すという方法をよくとっていましたので、そこは要検討です。

    あと個人的に気になりますのは、やはり塗装されておらず桐の色そのものなのが、どうしても塗りたくなってしまいます。

 

    しかしこれらの商品、『コレクションケース』ということになっていますが、昆虫標本以外に何か主な使い途があるのでしょうか

    昆虫標本を収めることが主な目的の商品であるなら、100均商品を工夫してクワカブ飼育に活用していた我々に対して、むしろ100均側の方が歩み寄ってきたと解釈しても、あるいは良いのではないでしょうか。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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TEPRA(テプラ)のマスキングテープを管理ラベルにできるか使ってみた【貼ってはがせる】

    この記事では、以前購入したテプラのマスキングテープを使用してみたことについて記述させていただきます。

 

はじめに-昨日はKUWATAでしたね-

    昨日(2019.2.23)は大宮KUWATAでしたね。

    参戦された方、お疲れ様でした。

https://twitter.com/wildprideCo/status/1099070844368650240https://twitter.com/wildprideCo/status/1099070844368650240h

ttps://twitter.com/wildprideCo/status/1099070844368650240    私も自宅最寄駅から大宮まで、新幹線1本と言えば1本なのですが、その1本が長く、お金が掛かりますので残念ながら行くことができません。

    昨年のKUWATAの前後の頃に丁度そちらの方に出張があり、会場の前を通りかかりまして「ここなんだな〜いいな〜」などと思っておりました。

    又、こういう場に行くといつもお世話になっている皆様方にもお会いできるんだなと思いますね。

 

    Twitterなんかで、参加された皆様が、参加できない我々の分まで戦利品ツイートなどをしていただくのは本当に楽しいです。

    自分まで増種した気分に…はさすがになれませんが、自分まで楽しい気分になります。

 

    ところで、今回はテプラのことについて記述させて頂きます。

    と言いますのは、今回は何か良いラベルを作ろうという話でなく、普通のテプラのテープだと、1度貼ると剥がすのが大変ですが、マスキングテープだと貼って剥がせますので、管理ラベル用になり得るかという話です。

    すでに色々使用されて、すでに試されていたり、もっと良い方法をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ご了承頂ければ幸いです。

前提として、「貼ってはがせるテプラ」はあるが…

    先にお断りさせて頂くのですが、「貼ってはがせるテプラ」は商品としてとっくにあります

    私自身、こちらの商品は使用したことはありません。

    「肝心のこの商品も使っていないのにブログ記事にするのかよ!」という話なのですが、なんかAmazon等を見ましてもレビューが今一つでして、一言で申しますと「勝手に剥がれてくる」というのです。

    剥がせるのはいいですが、粘着力が弱くて勝手に剥がれてくるのはいただけませんし、テプラのカートリッジもタダでははありません。

    こういったレビューを見ましたら私は心配性ですので購入に二の足を踏んでいました。

    それで、剥がせることを目的にするなら…

こちらのマスキングテープの物を使用してみようというわけです。

    マスキングテープなら、これまでに何度も使ったことがあるし、家にもいっぱいあるし、どんな感じか想像つきますもんね。

私が所有しているテプラ

    私が所有しているテプラは「SR150AE」になります。

 以前SNSの方ではご紹介させていただいたのですが、「ブラックフライデー」というやつで、とあるイオンモールで税抜き3,000円を切っておりましたので、思わず衝動買いしてしまいました。

 職場で必要な際はいつも、職場にあるテプラを使用していますので、個人的に所有するのは初めてになります。

 同型を含む同レベルの商品は、今でも倍以上の値段がしておりますし、たまたまこの値段で買えなかったら今でも使用していなかったと思います。

これまで使用していた100均シールの管理ラベル

    私のクワカブ飼育は、どの種も非常に小規模なものでして、はっきり申しましてそこまで厳密な管理ラベルは必要ありません。

    もちろん将来、特にオオクワガタ幼虫が増えたらまた考えようと思いますが、当面は簡易的なもので大丈夫そうです。

    そんなヌルい私はこれまで100均で購入した、やはり「貼って剥がせるタイプ」のシールを使用していました。

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 こちらに油性ペンで必要事項を記入するのですが、正直申しまして、こちらで事足りてしまいます。

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 100円で(このサイズなら)350枚入っているので気兼ねなく使えますし、追加情報があればシールに記入して貼り足すだけです。

 

 ただし、問題点と言いますか、もっとこうだったら良いのにということは当然あります。

 それは1度剥がしてしまうと、粘着力がかなり落ちるということです。

 ですから「菌糸ビンに貼っていたものを交換の際に剥がして新ボトルに貼る」、というような使い方をしますと剥がれてくることがあります。

 

テプラのマスキングテープを使ってみる

 それではテプラのマスキングテープを使ってみます。

テプラやカートリッジの状況

 まず我が家のブラックフライデーテプラです。
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 ごく普通のテプラです。
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 マスキングテープのカートリッジです。

 「mt」の文字が冠されています。
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 テプラの使用方法については皆様ご承知のことかと思いますし、私ごときがご説明するまでもないことですので割愛させていただきます。

 いずれにしましても、やはりラベルシールを作るにあたりまして、PCやプリンタや専用用紙を用意したり起動したりする必要がないメリットは大きいです。
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マスキングテープを使ってみた

    今回は事例としまして、成虫管理用ケースのラベルを作成するという想定で実施させていただきます。

    以下のような100均シールが…

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マスキングテープになります。
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    これは好みが分かれそうですね。

    以下記述させて頂きます。

文字が薄い

    画像をご覧頂くとお分かりいただけるかと思うのですが、文字が薄いです。

    又、フォントを「明朝体」から「ゴシック体」に変更しますと何故かさらに顕著になります。
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    確かに外箱には「スタンプ風の印刷」である旨が記載されています。

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    テプラでは設定で文字の濃さを若干調整できますので、設定し印刷してみます。

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    先ほどのラベルで比較してみますが、あまり変わらないです。

    ちなみに下が「濃さ+3」です。

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文字サイズの問題

    1〜2行だともっと文字は大きくなりますし、3〜4行だと上記のような雰囲気です。

    用途によりけりかと思いますが、3〜4行の文字サイズは結構小さい印象です。

最後に(所感)

    今回初めてマスキングテープのテプラを使ってみまして、所感を一言で述べますと、

    「僕は気に入ったけど、実用性は疑問

    「この風合いが好きなら、ある種ちょっと味のある管理ラベルとしてはおススメ

といったところです。

    長々と書いたのに「は?」と思われた方、申し訳ございません。

    でも本当にそんな感想でして、上記のスタンプのような文字の風合いというのは、マスキングテープそのものの風合いと相まって雰囲気は悪くありません。

 

    先日記事にさせていただいたカブトムシの標本のラベルにしてみたのですが、これはこれでとりあえずいいかなって感じです。
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    ただし、風合いはそういった感じで好感が持てるものの、やはり文字が薄めなのは「管理」という面では問題となる場合があるかと思います。

    我が家のように数が少ないと問題は無いですが、メタルラックにズラッとケースや菌糸ビンが並ぶほどの数を飼育されている方には、当然パッと視認できるような物の方が有効かと思います。

    ですから、Amazonのレビューのように「勝手に剥がれてくる」といううことさえなければ、上記の「キレイにはがせるラベル」の方が無難かなと思います。

 

    あと最後に、今回の目的である「貼ったり剥がしたり」に関しましては、皆様が想像されるようなマスキングテープのそれですので、もちろん問題はありません。

    このマスキングテープの風合いが好きなら、ある種ちょっと味のある管理ラベルとしてはおススメできます。

キングジム ラベルライター テプラPRO SR150Z オフホワイト

キングジム ラベルライター テプラPRO SR150Z オフホワイト

 

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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パプキン幼虫を菌糸ビン投入後2ヶ月強経過時の状況-親♀の死去につき背水の陣に-パプキンを省スペースでブリードしてみる【パプキンブリード2019】

    この記事では、パプキンことパプアキンイロクワガタの幼虫を菌糸ビンに投入しましてから2ヶ月強が経過した状況について記述させていただきます。

はじめに

    我が家では極めて小規模ながらパプキンをブリードし、現在幼虫も飼育しているのですが、今季は産卵してくれなかったり、せっかく孵化してくれた幼虫が消え失せたりと、いささか苦戦しています

    そんな中、今季生き延びてくれた幼虫につきましては、まずは菌糸ビンによる多頭飼育をしておりまして、この菌糸ビン投入後2ヶ月強が経過した状況になります。

 

    パプキンって簡単なようで、産んだり産まなかったり、長生きしてくれたり急に死んでしまったり、意外と難しい面もありますね。

    なんだか今季はそれを痛感してしまっています。

 

    なお、ざっとここまでの経過に触れつつ記述させていただきますので、ご了承頂ければ幸いです。

種親♂♀について

    これまでの状況の詳細は、それぞれ過去記事のとおりとなりますので、以下簡単に触れさせていただきます。

    種親は、いずれも成虫で「ブルー血統」を謳う累代個体を購入したものです。

親♂

    親♂につきましては、すでに亡くなってしまい、展翅標本にしたことについて以前ご紹介させていただきました。

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    実物も、掲載させていただいた画像も、薄いながらもほぼほぼブルーに見える個体で十分気に入っていましたが、角度によって胸部が緑がかって見える感じで完全なブルー個体とまでは言えませんでした。

    でもうちの種親としては十分なレベルです。

親♀

    上記♂と同時に購入した個体になりまして、同ラインということになろうかと思います。

    体色は完全にパープルで、頭部や裏側にブルーが入っている感じです。

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    この♀が実は先日亡くなってしまったのです。

    詳細はまた気が向けば記事にさせていただきたいと思います。

ペアリングについて

    ペアリングはケース内に入れて、目視できました。

    パプキンは比較的目の前でも交尾してくれる気がします。

    コンパスカッターでコルクを切り出しまして、ケースの足場にして実施しています。

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    確かケースに入れると割とすぐに交尾してくれて、同居もさせなかった気がします。
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産卵セットについて

    今回は何度かの(別個体での)産卵失敗を受けてのセットでしたので、産卵用マットとして定評のある「産卵1番」を使用しました。
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    ケースはやや背の高いタッパーのような容器で、容量1.7Lです。
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採卵について

    前述のとおり、失敗を受けての産卵セットでしたので、私自身も焦りがありましたし、又、もしまた産卵していないなら別の手も打たなければという思いもありましたので、1ヶ月経過を待たずして割り出ししてしまいました。

    結果としましては無事産卵してくれておりまして、孵化したものはおりませんでしたので全て採卵する形となりました。

    採卵後は「ヒラタ・ノコ1番」を詰めたケースに入れました。
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菌糸ビンへの投入について

    採卵後、側面から幼虫の姿が複数視認できていまして無事孵化はしてくれているものだと思っていました。

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    それで今回は菌床飼育をしてみようと思いまして、菌糸ビンをいくつか用意していたのですが、掘り出してみたところ

「卵15個」→「幼虫5頭+卵1個

になってしまっておりました。
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    それで、その「幼虫5頭+卵1個」を1つの菌糸ビンに投入しまして、多頭飼育となりました。
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菌糸ビン投入後2ヶ月強経過時の状況

    ここまでの経過を簡単に振り返らせていただきまして、いつもの如く前置きが長くなってしまい申し訳ございませんでした。

    以下が最近の画像になります。
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    2週に1回くらいでしょうか、たまに様子を見ていたのですが、食痕が全然出ておらず、正直心配していたところ、最近一気に見られるようになりました。

    少なくとも生存してくれている個体はいそうだと一安心しています。

    それでも5頭いる割には食痕が少ない気はします。

ブルー血統であること

    ところで、パプキンをブリードしている方ですと、やはり「素晴らしいブルーの♂を出してみたい!」と思われている方は多いと想うのですが、私も例に漏れず、できれば出て欲しいと思っています。

    そうなりますと種親の体色が重要ということになろうかと思うのですが、書籍の情報やネットにおける先輩方の情報を見させて頂きますと諸説あります。

    まず普通に考えますと、♂♀ともに青色の発色が良い個体を選ぶのが正しいのかと思います。

    しかし♀に関しましては、「パープルが必要」という記述も度々目にするのです。

    今季私自身としましては、以前に綺麗な発色の良いブルーの♀を購入しましてブリードを試みたのですが、その♀は産卵セットを組んだものの産卵する前に死去してしまいました。

    それでくしくも今回使用しているパープル♀を使用してのブリードということになったのですが、「ブルーを作出するためにはパープルが必要」という説も信用しまして、ブルーの個体が羽化するか楽しみにしたいと思います。

    ただし、今回の飼育数では傾向まで考えることができる数ではありませんので、参考程度に留めます。

親♀死去につき背水の陣に

    今回菌糸ビンに食痕が出ていることをご紹介させて頂きましたが、前述のとおり、実は親♀が亡くなってしまいました。

    産卵セットを再セットした際は全然産卵してくれなかったのも、もしかしたらすでに弱っていたのかもしれません。

    いずれにしましても、これで我が家から産卵可能なパプキン♀はいなくなってしまいました。

    これでもう今回記述させていただきました幼虫5頭が最後の望みとなってしまいました。

    今季は色々とうまくいっていないこともあって、何かと悲観的になってしまうのですが、菌糸ビンに投入した5頭は生存してくれているのか非常に不安です。

 

    なお、昨季はきのこマットを使用しまして、170mlのケースで1本返しを基本として羽化させました。

    詳細は過去記事のとおりとなりますが、無事に羽化させることができた個体もおり一定の効果は見られたものの、マットが乾燥してしまったりという問題も見られましたので、今回はとりあえず1度は交換してみようかと思っています。

    具体的に申しますと、現在菌糸ビン1本で多頭飼育していますので、あと数週間しましたら200ml前後の菌糸カップにそれぞれ単独で移しまして、羽化まで持って行きたいです。

    しかしいささか悲観的になっていますので、「菌糸カップ用意して、また幼虫が消えていたらどうしよう…」と心配になってしまうのですが、生育を信じて菌糸カップを用意したいと思います。

 

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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