走ることについて語るときにJBの語ること②
この記事では、私が先日とあるマラソンに参加した結果と反省点、思うところについて記述させて頂きます。
- はじめに
- まず結果(タイム)について
- 言い訳という名の反省点を記す
- 結果を残せなかった原因の考察
- 一方で前向きに捉えられる面もあった
- その瞬間、瞬間で自分の壁を超えるということ
- 新しいシューズが欲しい
- 最後に
はじめに
以前私の浅く広い108つの趣味の1つであるマラソンについて、大会に出場予定であることを記事にさせて頂きました。
その後当該大会にはすでに出場し、無事完走することができました。
正直思うような結果は出せず、又、「僕のマラソンの結果など当ブログで上げても…」という思いもあり、若干時間が経過してしまいました。
しかし前回当ブログ上で決意表明してしまっていることと、専ら自分自身の反省と記録化のために、又、やはり自分なりに思うところもありますので記事にさせて頂くこととしました。
ご了承頂ければ幸いです。
まず結果(タイム)について
前回記事におきまして、私自身の目標としまして『サブ3.5(3時間30分切り)』を掲げさせて頂きました。
そして“思うような結果が出なかった”と先述させて頂きましたが、つまりサブ3.5は達成できませんでした。
達成できないどころか程遠い結果でして、
3時間55分
という結果でした。
言い訳という名の反省点を記す
正直申しまして今回の結果については、自分自身にがっかりしてしまいました。
芳しく無い結果となったことにつきましては、当然原因がございます。
何もトップアスリートが限界ギリギリの勝負をしている話でないわけですから、はっきり申し上げまして、私如き市民ランナーが良い結果を残すことができない理由は単純です。
今回思うような結果を残すことができなかったことについて、以下列挙したいと思います。
これはいずれも『言い訳』になることと思います。
一方で、それら言い訳は『イコール改善点』でもあると思いますので、挙げさせて頂くことにします。
結果を残せなかった原因の考察
練習不足
もうこれを言ったらお終いなのですが、サブ3.5で走るためには明らかに練習不足、日々の走り込みが足りませんでした。
これを言うと、テストの点数が悪かった時に「俺そんなにテスト勉強してなかったから(キリッ)」みたいな、「俺まだ伸び代あるけど本気出してがんばってないだけだから(キリッ)」みたいな感じがして非常に嫌なのですが、真摯に、練習不足でした。
5月頃から練習を始めまして(これももっと早く、いや、年間通して走れよという話なのですが)、6〜7月は月間100kmオーバーの距離を走ることができまして、そう悪くはないかと思っていました。
しかし8月に入った辺りから暑さと仕事の関係で思うように走ることができず、ガクッと月間走行距離は少なくなってしまいました。
暑さ対策ができていなかった
今回私が参加した大会は9月中旬開催、天気は快晴でした。
よって、真夏は過ぎ去っていたとはいえ、当日の温度は
28℃
まで上昇しました。
これも上記練習不足と被るのですが、夏場の練習が不十分であったことで、暑い中42kmを走る準備が到底できてはいませんでした。
私はこれほどの温度になる、夏場のレースに出場したことがなかったので、正直言って序盤は「もしかして完走できないのでは」と思うほどでした。
暑さ対策は「薄着すればOK」なわけではありませんので、やはり夏場の走り込みしかないものと思います。
ペース配分を誤っていた
私如き素人市民ランナーは、42km通じた詳細なペース配分は困難ですので、ざっくりと
キロ5分を切る位で走り続ければサブ3.5
キロ5分30秒を切る位で走り続ければサブ4
くらいの認識を目安に走っています。
よってサブ3.5を目指す私は、
前半を抑えつつ、後半でタイムを狙うか
前半からサブ3.5を上回るペースで走り、最後まで我慢するか
という判断が求められる中で、前半は「キロ4分50秒〜55秒位」を目安に走るという後者の『前半飛ばしの我慢型』を選択したのですが、今回の暑さの中でそれはフィルダースチョイスでした。
しかしこれは難しいところです。
よくマラソンを完走するためのアドバイスとして、「前半は自分でも遅いのではないかと思うくらいのペースで走るべき」と言われます。
大会等、言わば本番ではついつい気が早ってペースが上がりがちになってしまい、後半に体力が切れてしまったり、身体に負担が掛かってしまうためです。
ですが、性格的に私にはそれがなかなか困難なのです。
前半はとにかく気が早ってしまいますし、疲れたり、(ほぼ間違いなく)足が痛くなっている後半にペースを上げるというのがなかなかどうして無理なのです。
自分自身のペースを確立できている方というのはかなり熟練のランナーだとは思うのですが、ペースに関しましては極めて重要な検討課題です。
一方で前向きに捉えられる面もあった
ペースについて記述させて頂きましたが、プラス要素もありました。
前半は暑さに苦しんでいたこともあり、難しい面もあったのですが、後半は雲がかかり、小雨が降る場面もありました。
つまり気温が下がったわけですが、そのお陰もあり、後半苦しい場面から若干ペースを取り戻すことができました。
前述のとおり後半にペースを上げることが苦手な私にとってはプラス要素です。
これは肉体的にというよりは、精神的にプラスです。
次回辛い局面を迎えた時に、「前回、後半にペースを上げることができたもんな」と自分を鼓舞することができるのです。
その瞬間、瞬間で自分の壁を超えるということ
マラソンを走るということは、『その瞬間、瞬間で自分の壁を超える』ということだと思います。
これは私如きの言葉ではありません。
このレース後ですが、先日『NumberDo』に掲載された川内優輝さん(元公務員ランナー)のインタビュー記事を読んでの私なりの解釈です。
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こちらの雑誌に川内さんの言葉として、『歩いちゃおうかなというところで、(中略)歩かずに、走ろうと思った時点で1つ壁を越えていますよね。レースで心の壁を何回も越えることで、より強くなっていきますから』と書かれていました。
インタビュー記事内のほんのワンセンテンスだったのですが、これは私の胸に刺さりました。
以前読んだ村上春樹氏の著書『走ることについて語るときに僕の語ること』においてもこのようなことが書かれていました。
自分の墓石には「少なくとも歩かなかった」と彫って欲しい
その瞬間の壁を1つ1つ超えていくこと、これは何もマラソンだけのことではないですよね。
他のスポーツも然り、いささか話を大袈裟にしますと、人生そのものにも通ずる考え方に思えます。
私も『少なくとも走り抜けた男だったな』と思われるように精進したいものです。
新しいシューズが欲しい
なんだか段々と柄にもない内容になってしまい、おそらくこの記事をここまでお読みくださっている奇特な方はいらっしゃらないのではないかと思いますが、最後は私らしく物欲で締めたいと思います。
私は練習用のシューズにはニューバランスの『ミニマス』を使用していました。
かれこれ5〜6年履いており(練習量が少ないですので…)、このシューズで大会に出場したこともあります。
又、レース用には同じくニューバランスの『RC700』を使用しています。
さらに、先日練習用シューズとしてニューバランスの『STROBE2』を購入しました。
ホワイトタイガー柄があしらわれており、おそらく私の人生において初のアニマル柄です。
いずれもニューバランスですが、私はニューバランスが好きでして、足にも合っているものと思って愛用しています。
そんなニューバランス党の私ですが、最近欲しいシューズがあります(というか常に欲しいものだらけです)。
『HOKA ONE ONE』のシューズです。
先日50代後半の職場の先輩がとあるレースに出場してサブ3.5を達成したことをご本人からお聞きしました。
その方はラン歴が私などとは比べものにならない程長い大先輩なのですが、昨年辺りまでは私のタイムの方が上回っていました。
しかし、今年はもう見た目から見違える程のトレーニングを積まれ、飛躍的にタイムを伸ばしたということでした。
ところがご本人では、トレーニングの成果も言わずもがなですが、『HOKA ONE ONE』のシューズに変えたことも要因の1つだと言うのです。
これらシューズはつま先が反るような形状をしているのですが、この形状により足が自然と前に出るような感覚で、好タイムに繋がったということです。
それを聞いたら私も是非それでレースに出場してみたいと思いましたし、そして格好良いシューズですよね。
『HOKA ONE ONE』のシューズは近年ファッション誌などでもよく見かけます。
普段使いのスニーカーとランニングシューズと1足ずつ欲しいと言わざるを得ません。
最後に
ということで、これだけ長文を書いていたら今回思うような結果が出なかったことなど気にならなくなってきました。
もしここまでお読みくださった奇特な方がいらっしゃったら、どうもありがとうございました。
私の浅く広い趣味の1つであるマラソンも、また粛々とがんばっていきたいと思います。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。