JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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フィカス・ティネケと僕【なぜ園芸店から持ち帰ると調子が悪くなるのか】

 私の広く浅い趣味におきまして、とりわけ浅い植物趣味は自宅の片隅や、あるいは玄関先で細々と執り行われています。

 ですから、縦横場所を取りがちないわゆる『観葉植物』を購入することは非常に稀です。

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2人で気に入ったのなら、買おう

    その園芸店は郊外にありますので、自宅から車でも40分くらいかかります。

    それでも長年の実績があり、センスも良いので機会を設けては行きたくなってしまうお店です。

    その日も私のお目当は多肉植物で、入店するやいなや多肉コーナーを眺めており、間もなく購入する一鉢を決めました。

 

 そして多肉植物購入後、レジ付近の一角に置かれたそれに気付いてしまいました。

 『フィカス・ティネケ(Ficus elastica “ Decora Tineke”)』です。

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 然程珍しいものではなく、園芸店では時に目にするものです。

 しかもお値段は、割高とは申しませんが、単にフィカス・ティネケが欲しければもっと安く手に入るか、あるいは同等の額でもっと大振りなものが購入できるであろうといったところでした。

 

 しかし、そのフィカス・ティネケはきれいに、あくまでも奥ゆかしくなるよう剪定がなされており、そして上品な陶器鉢に収まっていました。
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 私がこのフィカスに目を奪われたことには妻も気が付いたようで、妻は「きれいね。」と言いました。

 どうやら妻も気に入ったようでした。

 私は妻に、「2人とも気に入って、2人で欲しいのなら買おう」と声を掛けました。

 妻は、微笑みながら「そうね。」と答えました。

 

 そうして、その日は小さな多肉植物と、大きな観葉植物を持ち帰ることになりました。

 仲睦まじく購入したように聞こえますが、実は私の中ではフィカスの購入はひと目見た時から決まっており、「僕が勝手に買ったのではない」というエクスキューズが欲しいだけだったのでした。

 

 そして、たとえ3号鉢でもどこにどうやって置こうかと常にスペースに悩んでいる私にとって、このフィカスを置く場所は思いついていませんでした。

カラーリーフプランツという楽しみ

 その美しい葉を愛でる、いわゆるカラーリーフプランツは、多肉植物等とはまた違った楽しみがあります。

 とりわけカモフラージュパターンの類いのものは、特に男性好みかもしれません。
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 我が家の極小スペースにも、僅かながらカラーリーフと呼ばれる類いの植物がありますが、その代表格が「アグラオネマ・ピクタム」です。

 

 植物は花を愛でるのも言うまでもなく良いものですが、この「葉を愛でる」というのがまた良いものです。

 多くの場合、散ってしまう花よりも、長く楽しめるという面もあると言えます。

なぜ園芸店から持ち帰ると調子が悪くなるのか

 さて、これはよく感じることでして、偏に私自身の管理力不足ということになるのですが、園芸店で植物を購入してしばらくしますと、なんだか元気がなくなるということがあります。

 

 今回購入したフィカスなども、園芸店内に置かれていたもので、はっきり申し上げてフィカスが置かれていた場所は特に明るいということはありませんでした。

    「これなら我が家の室内と比べて、特に明るいということもあるまい。」という感じです。

    しかし、一応店員さんに光量のことについて確認します。

    「耐陰性はあります。本を読める程度の明るさがあれば大丈夫です。」ということです。

    この『本を読める程度の明るさ』というフレーズが、ネットで植物のことを調べたり物の本を読んでいましても度々登場するのですが、これが今ひとつ、どの程度のものなのか自信が持てません。

    しかし、とは言えあくまで明るいに越したことはないのでしょう。

 

    いずれにしましても、私自身も妻も気に入ってしまったフィカスです。

    光量問題もどうやら大丈夫そうですので購入し、持ち帰ったのですが、案の定、数週間しますと調子を崩してしまいました。

    なんだか全体に張りがありませんし、葉がやや垂れてしまっています。
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 ちなみに我が家では、20℃前後の部屋で管理されています。

 

    丁度、『趣味の園芸2021年1月号』が「冬こそ!インドアグリーン」と題された観葉植物の特集でした。

    これには、「家に迎えた植物を、枯らさないために『初めの2〜3週間』の壁を越えよう!」というページがございまして、要約しますと以下のことが書かれています。

・環境変化を乗り切ってあなたの部屋の正式な一員に

・新しく購入した観葉植物の調子が悪くなるのは「家に迎えて2〜3週間後」が多い

・理由は、植物は環境の変化が苦手で、新しい環境になじめないことでストレスがかかるから

・チェックポイント1:光が足りない?

・チェックポイント2:風が足りない?

・チェックポイント3:休眠のサイン?

 

 単に「休眠のサイン?」という問題なのであれば良いのですが、元気がなくなると気が気ではありません。

 日当たりの良い場所を探してみたり、水をやってみたり、あるいは断水気味にしてみますが、状態は変わりません。
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 一方でこれ以上葉が枯れたり、目立った落葉があるわけではありませんので、一応このまま乗り切ってくれそうではあります。

 

 それにしても、冬場は、我が家でも気が気でない植物がいっぱいあります。

 自分の管理力不行届を棚に上げて、「春になって暖かくなれば万事解決するはずだ!」と願わずにはいられません。

※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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