JB の ワイドアンドシャロー

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植物、クワガタ、マラソン、登山など趣味について綴るブログです。

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モノドラカンアオイと僕【美しすぎるジャパニーズビザールプランツ-JapaneseBizarrePlants-】

 カラーリーフプランツとか、言わば葉っぱを愛でる植物としては、間違いなくかなりハイレベルな植物の1つが「モノドラカンアオイ」と言って差し支えなかろうかと思います。

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自分が葉っぱを愛でるとは思いも寄らなかった

 それを言ったら、かつては自分自身が植物を育てたりコレクションすることが趣味になろうとは考えたこともなかったわけですが、それはここでは置いておきます。

 

 私も昨今のブームに乗った口ですから、アガベだとかパキポディウムだとかからこの趣味に入った身でして、ギザギザがあったりトゲトゲがあったりする植物を格好良いと思って、そんな植物ばかりを夜な夜なネット上で探し求めたりしているのです。

 

 一方で、「葉っぱが美しい植物」への憧れが日に日に募っていました。

 またもや登場するのですが、私のバイブル「BRUTUS」に「カンアオイ寒葵」のページが掲載されていたことによります。

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 外国の植物ばかりに気を取られていたミーハーな私は、そのジャパニーズビザールプランツに心を奪われてしまいました。

 斑入りというよりは「模様葉」ということになろうかと思うのですが、ボキャブラリーの無い幼稚な言葉で言い表しますと、深緑、緑、黄緑のような色が細かく入り乱れ、自然の美しい模様を呈しています。

 美しさという意味では、これまた私が葉っぱを愛する「アグラオネマ・ピクタム」を凌駕するかもしれません。

 なんというか、「アグラオネマ・ピクタム」のようなワイルドさは無いのですが、「これが日本の山中に自生しているのか」という驚きと、山野草としての奥ゆかしさがあるのです。

 

 それにしても、自分自身が植物の葉っぱを愛でる時がくるとは、若かりし頃は予想だにしませんでした。

 それもマダガスカル南アフリカに自生するような泣く子も黙る植物ではありません。

 日本にも自生する山野草カンアオイを、です。

我が家に「モノドラカンアオイ」がやってきた

 BRUTUSで読んで以来、私は何度もそのページを開きました。

 開いては「いつかは欲しいなぁ…」をため息をつくのでした。

 そう、「モノドラカンアオイ」は高価なのです。

 

 私自身、カンアオイに関しましては、先にタイリンカンアオイを育てていました。

 これも文句なしに美しい植物です。

 しかもこちらは、私がいつも行く園芸店で100円硬貨3枚程度で買えてしまっているわけで(それはそれで相当破格だと思いますが…)、モノドラカンアオイはその数十倍はしてしまうわけです。

 

 さらに私の地元では普通には売っていない。

 

 それでもなんとか自分自身納得して価格の折り合いもつく株を見つけて購入し、育てることができています。

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 掛け値なしで、言うことなしの美しさです。

モノドラカンアオイとは

 モノドラカンアオイは日本に自生する日本固有種であり、ジャパニーズビザールプランツですが、西表島だけに分布しているということです。

 

 BRUTUSにも掲載されており、「モノドラカンアオイ」と聞いて思い浮かべますのは、モノドラカンアオイの中でも「美写紋」と呼ばれる種類になります。

 しかし、なにも自生するモノドラカンアオイがすべてこのような模様をしているわけではありません。

 

 また、その他「美写紋」を含め園芸種ということになるのか、詳しいことは私如き素人はわかりかねますが、いくつか呼び名があります。

 

「緑雲(りょくうん)」

西鶴さいかく)」

 いずれにしましても、モノドラカンアオイの葉の特徴の1つとしましては、微毛が生えビロード状になっているということです。

 これがまた普通の葉と違い、えも言われぬ高級感があるのです。

 

 モノドラカンアオイの成長期は春・秋です。

 木が生茂るような自生地のことを考えますと、夏の直射日光は避けた方が良さそうです。

 一方、カンアオイは日本に自生していることを考えますと、屋外越冬もできそうな気がします。

 しかし、モノドラカンアオイの場合、冬でも10℃は下回らないであろう西表島に自生していることを考えますと、最低気温が15℃を下回ったあたりで室内に取り込んだ方が良さそうです。

 

 水やりについては、結構頻度高めで良さそうに感じています。

 他の多肉植物と同じペースで日数を開けていると、葉がクタっとしていることが多いです。

 

 また、肥料は成長期に固形の緩効性肥料を置いていますが、問題なさそうです。

 

強風でポキッといくことがある

 これは私の植え付け方が浅すぎたのが問題だと思うのですが、とある強風の日、帰宅したところポキッといっており背筋が凍りました。

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 カンアオイは自生地では地を這うように自生しておりますし、茎()の部分が細いですので、あまりに悪天候の時は室内に取り込んだ方が良さそうです。

 

 ちなみにこの時は、幸い完全に折れてしまったわけではありませんで、大事には至りませんでした。

 仕方がありませんので一度掘り出し、やや深めに植え直したところ、なんとか事なきを得たようです。

モノドラカンアオイの葉っぱを愛でる

 私が購入し育てていますのは、先に申し上げたような「美写紋」などではなく、言わば「無印モノドラカンアオイ」です。

 それでも全く問題ありません。

 この美しさです。

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 「美写紋」のような素晴らしい模様とまではいきませんが、十分モノドラカンアオイらしさがありますし、むしろこの深い緑が、これはこれで良いのではと思わせてくれます。
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 この美しすぎるジャパニーズビザールプランツが我が家にあるということで、所有欲も満たしてくれます。

 またポキッといかないように、大切に育てたいと思います。
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※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。

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