オオクワガタ成虫の越冬(冬眠)について-その2実践編
この記事ではオオクワガタ成虫の越冬(冬眠)について記述します。
前回の記事はこちらになります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
最初に申し上げておくのですが、恥ずかしながら越冬用ケースとして用意したセリアのプッシュポットはサイズ的に微妙でしたので、ダイソーで購入したネジ式パック(590ml)に変更しました…。
今回はその失敗も含めまして記事にさせていただきましたのでよろしくお願いします。
越冬まとめ
・ 気温15℃を下回る辺りから越冬体勢に入る
・ 低温にも適応するが氷点下では死に至る恐れがある
・ 温度変化の少ない暗所に置く(5〜10℃をキープできる場所が望ましい)
・ 乾燥しないよう気をつける
・ 活動した時に備えてゼリーを入れておく(数週間に1回程度交換)
私が検討した越冬体制まとめ
【ケース】
・ 小さめで省スペース
・ 保湿性が高い
・ コバエが発生しにくい
【マット】
・ 保温性、保湿性が高い
・ ダニが発生しにくい
これらの条件を検討しまして、
♀用ケース→コバエシャッター(タイニー)
♂用ケース→セリアのプッシュポット
マット→ジャングルマット
となりました。
しかし、詳細は後述させていただきますがプッシュポットはサイズが微妙でしたのでダイソーで購入した「ネジ式パック」に変更しました。
併せて♀用のコバエシャッターも同じネジ式パックに変更しました。
オオクワガタ♂の越冬準備
セリアプッシュポット編
先にセリアで購入したプッシュポットについて記述します。
まずこちらは密封されますので空気穴を開ける必要があります。
硬いプラスチックでしたが、ピンバイスで容易に開きました。
なお、保湿性確保とコバエ防止のため穴にシールを貼ったのですが、私はタイペストシールを持ち合わせておりませんでしたので、サージカルテープの通気性を信用して代用しました(なにせ蒸れずかぶれにくいらしいので)。
そしてマット上に転倒防止材を置きました。
転倒防止材は、以前の記事で書かせていただいた竹炭です。
こちらになります。
jbwideandshallow.hatenablog.com
そして♂を投入…
いざ投入してみるとさすがに狭く感じます…。
高さはありますので潜らせてしまえば問題なさそうなのですが…
ダイソーネジ式パック編
一度上記プッシュポットで作業したものの、どうしてもサイズが気になり別のケースを探しまして、こちらのネジ式パックにしました。
ちょっと半透明というか、完全に透明ではない感じです。
私とすれば、元々視認性を犠牲にするのであれば、菌糸ビンの空きボトルでもよかったわけなのですが、まあある程度透明ですし、幅もありますので、これが良いかなと判断しました。
結果から申しますとこれで大丈夫そうな気がします。
こちらも密封容器ですので、ピンバイスで穴を開けました。
同様に保湿性確保とコバエ防止のため穴にサージカルテープをはりました。
ちなみに今回はケースを重ねないからいいのですが、ここに穴を開けると、重ねた時に穴が塞がってしまうことに後で気付きました…重ねて置く場合は干渉しない場所に穴を開けなければなりません。
ケースに少しマットを入れて、♂を投入しました。
なお、マットには霧吹きで加水します。
あらかじめマットに加水する方法も当然あるかと思いますが、私は小規模ですので、ケースにマットを入れてその都度加水しました。
プッシュポットに投入した際、放っておいても潜らなそうでしたので(狭いですもんね…)、もう埋めてしまうことにしました。
♂の上には例の竹炭を置きました。
そしてマットを被せ、こちらは転倒防止材としてハスクチップ を置きました。
ちなみにこのハスクチップ もセリアで購入したものです。
ゼリーを置いてとりあえず完成です。
オオクワガタ♀の越冬準備
♂同様にマットを入れ、♀を置きました。
そして♀にマットを被せまして転倒防止材の竹炭を置きました。
♀の方はこのケースでサイズ的にはまったく問題なさそうです。
ケースの置き場所について
前回の記事に書かせていただきましたとおり、気温が微妙(12〜13℃)なのですがとりあえず玄関の片隅でやってみることにしました。
一応発泡スチロールの箱に入れております。
諸先輩方はもっと効率よく、安全に越冬体制をとっておられることと思います。
私につきましては、極めて小規模ということで、色々考えてやってみました。
無事に越冬してくれることを祈っております。
※内容はあくまでJBの主観になりますのでご了承いただければ幸いです。